う~ん、惚気話ときましたか…。別にお付き合いしている方も、特別親しくさせて頂いている方も居ないのですが…。
やはり此処は私の最も愛する主の惚気話、で宜しいのでしょうか。
ナナリー様はとっても不器用で、平素は何でもないお顔をしておいでなのですが、
休日や寂しくなると、誰にも見せないで、ただこっそり私の袖を引いてハープを弾くように仰るのです。
いっそ甘えてしまわれればと思ったのですがユースを守る為の強さが欲しいけれど少し疲れてしまったから、眠らせて欲しいと仰って。
私はナナリー様の揺籃。彼女の一番都合の良い逃げ場所。
…なのに、それを知っても離れようとはなさらない。ナナリー様のエゴなのか優し過ぎた重量のある愛なのか。
…いずれにしても、あの中身は一匹狼同然のナナリー様が弱みを堂々と曝け出して下さるのは後にも先にもきっと私だけですね。
……あぁ、ナナリー様に色々と叱責を頂いてしまいそうです。知っていますよ。こんなものは惚気になっているのか微妙だと。
ですから、早々に失礼致します。暫しの間電波をお借りしたことを深くお詫びして…お耳汚し、失礼致しました。
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