此処は秘密のメッセージ作りをお手伝いする店、Voie Lactee…
―PL―
ヴァイシャリー湖とジャタの森の狭間に立つ、古びた木造の建物。
外にガラスのショーケースがあるが中には埃だけ。焦茶のカーテンらしきものが掛けられ、店内を覗けない。
木製のドアの窓すりガラスでやはり見えない。見るからに怪しい建物。
Voie Lacteeと書かれた丸い木札に小さなアルマンディンが埋め込まれたものがかけられているのみ。
それでも入店するとみすぼらしいフード付外套に身を包んだ無口な3人の店員と、青く透けた幽霊の少女が居るとか。
店内はガラス張りの床のガラス下に天の川の様に発光する砂が敷かれているのと、壁掛けのランタンで仄明るい。
大切な人へ想いを伝える為、ある人は宝石や原石を、ある人は鎖を、ある人は銀粘土を、ある人は花を、ある人は迷いの心を持って此処を訪れるという。
店員と幽霊(?)は、その人と共に、想いを伝える為のものづくりに協力致します。
アクセサリー・栞など…秘密の想いで作られたものを贈りたいと望むあなたの為の店…それが此処です。
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