では、最初なので簡単なものから。
パラミタ特有の風邪について。
これはシナリオ「暗き森の泣き声」にて言及されているが、地球のものと違い、特徴として40度以上高熱と酷い寒気を発することが確認されている。
ちなみにこのシナリオで罹患したのはアーデルハイト女史とラズィーヤ女史の2名。
その特効薬として「野生のマンドラゴラ」が必要である。他に即効性には欠けるが野生のものの種でも薬効が確認されている。
但し、野生のマンドラゴラは人間の乱獲により、その性格は凶暴。足は熟練の盗賊より早く、大きなものになると6メートルもの大きさを有する。
さらに引き抜くときに叫び声をあげ、その声を聞くと気絶をしてしまう。当然、耳栓は役に立たない。
しかも、とりすぎると自生している森の精霊力が落ち、森を死に至らしめる結果となる。
もちろん、種から栽培することも可能だが、栽培したものは風邪の症状を緩和させるのが精一杯である。
このことから、パラミタ特有の風邪はわれわれ地球人の知っているそれとは違い、治療、症状の面からもかなりの注意が必要である。
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