【ユニーク解説】 皆川 陽から荒巻 さけへのプレゼント
古びた剣。
何故槍の名が冠されているのかは、誰も知らない。
この古びた剣の辿ったきたであろう道のり・持ち主達の思い。
もはやすべては歴史の流れという闇の中に消失した。知る術はすでにない。
剣身には、この剣の歴代の使い手達のうちの誰かが刻んだのか、何かへの決意がびっしりと刻まれている。
果たして誰が刻んだのだろう。どんな思いで刻んだというのだろう。
『世界は何故こうも厳しいのか。剣を抜かねば生きられぬというのか。
来たれ来たれ降り来たれ天の裁きの槍よ。天の深淵の彼方より。我が身を貫きに来るが良い。
だが、すべてはもう遅い。さあ。もう。剣を取り。抗おう。この身をもって。』
|