【ユニーク解説】
魔術師向け服飾ブランド〝SWALLOW(スワロウ)〟のロングスカート。
『気高きスミレ』と名付けられ、美しい紫に染められた生地が人々を魅了し、引きつける。
半世紀ほど前にオートクチュールとして製作されたが、依頼主である貴族の娘が、完成を目前に服毒自殺を図り死亡。その後、関係者に不幸が相次ぐ。
〝いわくつき〟でありながらも買い手には困らず、所有者を転々と変え現在に至る。
果たしてそれは真実か否か。
唯一ハッキリしている事は、紫の生地が所有者を変える毎に濃く、美しくなっているという事だけ。
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