【ユニーク解説】 幸田 恋からエリオ・アルファイへのプレゼント
私の故郷、マホロバの昔話が書かれた本です。
かつてマホロバには鬼が住んでいました。この物語の主人公も、そんな鬼の中の一人です。
ある山に、一匹の鬼が居ました。
その鬼が一人の少女と出会う所から物語は始まります。
山を支配する鬼と、山に迷い込んだ少女。
最初は少女を邪険に扱う鬼でしたが、彼を全く恐れない無邪気な少女の姿に、少しずつ心を開いていきます。
人ならざる者が人と心を通わせる心温まる物語。
しかし人ならざる者が人と共に歩む事には様々な困難があります。
苦しみ、悩み、少女を想って慟哭する鬼の姿に涙しました。
悲劇的な物語ですが、とても感動できるので是非読んでみて下さい。
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