ゴチメイキャンペーン、前半の最終話です。
いちおう、この話で、オプシディアンたちの下準備が終わる形になります。
とはいえ、本番は後半の三部作「七不思議、秘境、茨ドームの眠り姫」になりますので、現段階では途中参加での不利有利などはまったくありません。
基本的には、双拳の誓いのときの霧がイルミンスールの森に立ちこめているという状況になります。
双拳の誓いや、イコン博覧会や、ミュージアムのシナリオに参加した人は、霧をよく知っているでしょう。
双拳に参加していた人は、黒蓮のことも知っています。
ただ、イルミンスール魔法学校の大図書室に詳細なレポートがあがっていますから、それを事前に参照していたで概要は知っていて問題ありません。
舞台となる場所には、スライムの湖の跡、謎のオベリスク、中に入ることのできない茂みなどがあります。
時間的に、場所の移動はできません。目的地にむかう道程は描写対象ですが、複数ポイントにむかう場合は迷う可能性があります。注意してください。
アクションの傾向としては以下に大別できます。
★いくつかある遺跡付近で、どんな幻影がでるのか調べる。
ほぼ傍観になります。遺跡に入ろうとすると現時点ではほぼ撃退されます。
★霧をなんとかする。
エメラルドと戦って、黒蓮を排除する形になります。
★霧の幻影と戯れる。
まだ大筋に関わらなくても大丈夫ですので、人の深層意識を実体化する霧の性質を利用して、自分のキャラの過去の設定を補完することができます。
基本的に、これがメインの遊び方になると思います。
ただし、霧は正確に過去を具現化するものではありません。周囲の生物の記憶を拾って再現するため、記憶の曖昧な部分がぶれとして残ってしまいます。また、複数の人間の意識が混ざってしまうため、まったく違う物に変化してしまうこともあります。
つまり、鷽ほどでたらめではなく、ゲームルールには忠実です。けれども、正確さは不完全ということになります。
また、具現化した霧自体に独自の意志があるため、キャラの願望や命令を聞くわけではありません。むしろ敵対する場合すらあります。
特定NPCを呼び出そうとすると、現れるのはそのNPCではなく、姿形の似た霧ですので、敵対する可能性が高くなります。
これは、霧自体の自己防衛反応なので、あくまでもPCは敵と認識されているわけです。
もっとも、そういう霧のNPCに翻弄されるというアクションは可能です。難易度は高いと思いますが。
そのへんをうまく使って、キャラ設定を表に出して生かすことは可能です。再現劇のようなものですね。
ただし、自称の既成事実化はできませんので注意してください。
ルールは厳格に適応されます。その上で、あくまでも幻影ということで多少の曖昧さや不条理が加味されます。
また、ゴチメイたちがバラバラでうろついていますので、彼女たちの過去に絡む場合はその周囲にいる必要があります。ただし、前述のように、人が多いと意識が混ざりますので、多いほど不正確にはなります。
PCが集まらなかった場所は、NPCが埋めますので、気軽に好きなことをやっちゃってくださいませ。
ただし、イコン使用可になっていますが、原則的に移動装置としての使用です。あくまで、原則ということになりますが……。
対象が細かいので、イコンでの調査はかなり不利になります。
戦闘も不可能ではありませんが、威力が強力すぎるので森自体を傷つける恐れがあります。
また、敵もこちらの戦力に合わせて反撃してきますので、PCのイコンを発見した場合は対イコン戦になる場合もあり、その場合はイコン博覧会での敵の強さということになりますので難易度がかなり上がりますので注意してください。強奪されたイコンは、すべてカスタム機に改造されています。おそらく、容赦なしですので瞬殺される可能性があります。