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フューチャー・ファインダーズ(第1回/全3回)

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シナリオガイド

失われた記憶と見知らぬ都市! 取り戻すため、走れ!
シナリオ名:フューチャー・ファインダーズ(第1回/全3回) / 担当マスター: 梅村象山

「……ここはどこだ?」
 あなた達は見知らぬ大きな都市にいました。
 ゴシック様式の気品のある建造物が、立ち並ぶとても美しい街です。
 どこか幻想的で、異国のような味わったことのない空気を、あなたは感じているでしょう。
 海が近くにあるのか、潮の匂いがします。
 ずっと遠くには、ひと際大きな、天を突くような巨大な神殿が見えます。

 でも、何故自分がこんなところにいるのか、わかりません。
 ここがどこなのかも、わかりません。
 記憶に、ベールが被せられてしまって、どうしても思い出せないのです。
「……なんだこれ?」
 ふと手の甲を見ると、数字が書いてありました。

 10067

 何の数字か、やはり思い出せません。

 10066

 あなたの見ている前で、数字は変化していきます。
「な、なんだぁ?」

 同じように、近くにいた遠藤 寿子(えんどう・ひさこ)も、見知らぬ街に戸惑っていました。
「ど、どこなの、ここ? どうしてここに……アイリちゃんは?」
 彼女のパートナーであるアイリ・ファンブロウ(あいり・ふぁんぶろう)の姿はどこにもありません。
 その時、都市に放送が流れました。
『グランツミレニアム市民の皆様。こちらは”グランツ教”です。
 本日、正午過ぎ、第8地区にて異常な時空震を観測しました。
 つきましては、クルセイダーによる調査が済むまで、別地区への移動を控えてくださいますようお願い申し上げます。
 既に道路、橋梁は閉鎖してありますので、利用はご遠慮ください。
 ご不便をおかけしますが、ご協力をよろしくお願いします。
 親愛なる市民の皆様に、超国家神様の大いなるご加護があらんことを』
「あらんことを」
 住民たちは胸の前で手を合わせ、グランツ教式の祈りを捧げます。
 それから、何事もなく日常に戻っていきました。

 今の放送でわかったことが三つあります。
 ひとつは、ここが『グランツミレニアム』と言う名の街であること。
 ひとつは、名前が示す通り、グランツ教の治める宗教都市であること。
 そして、もうひとつは、クルセイダーが何かを調査するため、ここにやってくるということです。
 クルセイダーと言えば、グランツ教の暗部。教義のためなら自他ともに犠牲を厭わない、恐るべき実行部隊です。
 何をしに来るのかは不明ですが、寿子は、その目的が自分たちに関わっているような気がしてなりません。
 見つかったら大変なことになりそうな予感がします。
「ぜ、絶対、まずいことになる気がする。けど、それ以上に、何も思い出せないのがやばいよぉ……」
「遠藤! こっちに来てみろ!」
 あなた達の誰かに呼ばれ、寿子は、広場にある”第8区画”の案内図の前に来ました。
「とにかく、今しなくちゃならないのは、クルセイダーの包囲を突破する事。それと、俺たちが何故ここにいるのか思い出す事だ」
「だ、だね……!」


 ”未来とは無数にある可能性の内の一つにすぎない”
 ”しかし、我々が掴み取ることの出来る可能性は一つだけである”


担当マスターより

▼担当マスター

梅村象山

▼マスターコメント

■2013年2月7日:追記
「持ち込めるアイテムについて」の説明を追記いたしました。



マスターの梅村象山です。
前回に引き続き、天御柱学院のキャンペーンを担当させていただく事になりました。
どうぞよろしくおねがいします。


【今回のシナリオについて】


本シナリオは前キャンペーン『インベーダー・フロム・XXX』シリーズと関連性があります。
関連性はありますが、とは言え、前回を必ずしも踏まえなくても楽しめるシリーズですのでお気軽にご参加ください。
勿論、他校の方も歓迎いたします。

本シナリオでは、遠藤寿子も含め、PCの皆さんは例外なく軽度の記憶障害に陥っています。
自分が何者なのかはわかりますが(わからなくなっていても構いませんけど/笑)、
自分のいる場所のことも、何の目的でそこにいるのかも思い出すことが出来ません。
使えるスキルも忘れているため、スキル欄のスキル1、スキル2に設定したものしか使用出来ません。
ここで設定したスキルは、次回以降も引き次がれ、変更する事は出来ません。


また、どういうわけか装備も少ない状態です。
持ち込めるアイテムは装備欄の武装1、武装2、武装3に設定されているもののみとします。
ここで持ち込んだアイテムは、次回以降も引き次がれ、変更する事は出来ません(消費/破壊された場合はなくなります)。

従者やペット、乗り物の場合生き物は持ち込み不可です。

更に、必要なアイテムがある場合は現地調達をしてください。

前シリーズでは、クルセイダーがこちらの弱体化を誘う謎空間『シャドウレイヤー』を使用しましたが、
今回は(少なくとも第一回では)使用してくる事はありませんので、あえて魔法少女になる必要はありません。

―追記(2013/02/07)―

持ち込めるアイテムについて追記します。
基本的に生物を持ち込むことは出来ませんが、
例外として、召喚獣や虚無霊など、呼び出すことで一時的に存在する生物の持ち込みはOKとします。
常に同行する類いの生物(聖獣は含まれます)は、持ち込みNGとさせて頂きます。

また、ユニーク化アイテムの扱いですが、
”非生物を生物にした”場合、”生物を非生物にした”場合は、ユニーク化後の形態に準ずる、とさせて頂きます。
ユニーク化後の状態が生物であれば持ち込むことは出来ません。



【冒険の舞台】


皆さんがいるのは、グランツミレニアムの”第8地区”と呼ばれる場所です。

1)中央には広場があります。
  巨大なホログラフィ発生装置に、投影される超国家神を囲んで、教団の信者が祈りを捧げています。
  彼らは若い信者らしく、アイドルを応援するかのように独自のオタ芸……ならぬ祈芸を(祈り代わりに)披露しています。
  よりオリジナリティがあり、崇拝してる感のある祈芸を持つ信者は、一目置かれているようです。
2)広場から放射状に、商店通りが伸びています。
  スーパー、喫茶店、武器防具屋、玩具屋、ゲーセン、ネカフェ……ほか、皆さんの想像する商店街にあるお店は大体あります。
  この”第8地区”という場所は、グランツミレニアムの商業地区にあたるようです。
3)地区の東には、サルベージラグーンと呼ばれる港があります。
  海底に沈むお宝や廃材などを引き上げて、商売にしているサルベージ業を営む人たちが根城にしています。
  南の”第9地区”にも同様の港(第8地区よりも大きな)があり、船でよく行き来しているようです。
4)地区の西、下層市民の暮らす”第7地区”に通じる大きな橋があります。
  この橋は、跳ね橋のため、クルセイダーによって上に上げられており、通行することが出来ない状態になっています。
  対岸までの距離は結構あります。下には水路が走っていますが、それほど流れはありません。
  橋を操作する施設は付近にありますが、クルセイダーが無論のこと占拠しています。
  また、橋の周り、川沿いはクルセイダーが哨戒しています。
5)地区の南北は、高い壁で仕切られ、出入りの出来る道路はクルセイダーが封鎖しています。
  南は第9地区に通じているようですが、北はどこに通じているのか案内図には描かれてません。
  ガイドに登場した大神殿は、北のずっと奥にあるようですが……。


【本シナリオにおける注意点です】


ダブルアクションについて、改めて説明します。
MCとLCの目的が別のアクション、目的が複数あるアクション。
これらはダブルアクションになります。この場合、アクションが一部しか採用されませんので、ご注意ください。

またシーンを複数に跨ぐようなアクションも限りなく透明な……じゃない、ブラックに近いグレーです。
ダブルアクション気味になってしまうので、ワンシーンで魅せるようなアクションにして貰えると助かります。
ワンシーンで自分を出し尽くすようなアクションこそ、完成されたアクションだと私は思う次第です。

上記のシーン跨ぎ問題があるので、原則MCとLCの別行動を禁止とさせていただきます。

▼サンプルアクション

・包囲網を突破する(プランA)

・包囲網を突破する(プランB)

・包囲網を突破する(プランC)

▼予約受付締切日 (既に締切を迎えました)

2013年02月04日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2013年02月05日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2013年02月09日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2013年02月27日


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