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【裂空の弾丸】Recollection of past

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シナリオガイド

“黒き風”の使い手襲来! 攫われた仲間を救出せよ!
シナリオ名:【裂空の弾丸】Recollection of past / 担当マスター: 夜光ヤナギ



◆ ◆ ◆【裂空の弾丸】シリーズのこれまで ◆ ◆ ◆


 不慮の事故で起動してしまった、
 地球とパラミタを消し飛ばす恐るべき機晶兵器無転砲
 
 この危機を乗り越えるすべを探すため、
 契約者たちは不思議な力を宿した機晶石を持つ少女ベルネッサ・ローザフレック(べるねっさ・ろーざふれっく)――通称、ベル――と共に
 ヒラニプラ上空に出現した浮遊島を目指しました。
 
 行く手を阻む敵を退け浮遊島の目の前までやってきた一行ですが、
 同行したホーティ盗賊団がベルの機晶石を奪い去ったため、
 彼らの乗った大型飛空艇はコントロールを失い、浮遊島に不時着します。

 フリューネ・ロスヴァイセ(ふりゅーね・ろすう゛ぁいせ)と契約者の仲間たちに機晶石の奪還を頼み、
 ベルは飛空艇の大切な力と呼ばれるものを手に入れることにしました。
 その正体はなんと飛空艇の武装――アークシールドブラスターキャノンアーカムスラスター
 しかもそれらの武装には、無転砲があるとされる本部、天空城までの地図データがインプットされていたのでした。

 かくして水の浮遊島ブルニスにあるとされる残る一つの力、“幻惑の秘玉”だけを残し、
 大切な力を全て手に入れたベルたち。

 機晶石奪還も成功し、
 天空城までの道のりを示す地図データの残りを手に入れるため、
 さっそくベルたちはフリューネたちとの合流を考えたのでした。

◆ ◆ ◆


「よしっ! これでようやく飛空艇が動くわね!」

 機晶石を動力炉に設置して、ついに伝説の方舟と呼ばれる飛空艇が復活しました。

 ベルネッサ・ローザフレック(べるねっさ・ろーざふれっく)の喜びもひとしおです。

 もちろん、目指すは水の浮遊島ブルニス
 ホーティ盗賊団を追いかけていったフリューネ・ロスヴァイセ(ふりゅーね・ろすう゛ぁいせ)が向かったそこには、最後の大切な力――“幻惑の秘玉”があるとされていました。

 解析したところ、“大切な力”であった飛空艇の装備――

 アークシールドブラスターキャノンアーカムスラスターには、なんと天空城までの地図データが分割インプットされていたのです。

 天空城にはなんとしても発動を食い止めなければならない機晶兵器無転砲があります。
 天空城に向かうためにも、残りの地図データ――“幻惑の秘玉”を手に入れることは必要不可欠でした。

 しかし――

「ベル?」

「……あ、ご、ごめん。ちょっと、考えごとしてて……」

 ベルネッサの顔色は浮きません。
 契約者の仲間が声をかけても、上の空でした。

 ――父のことを、考えていたのでした。

 飛空艇の“大切な力”とともに眠っていた父のホログラムは、彼自身が地球人ではなく、この――元々は浮遊大陸であった大地に住む天上人であったこと。
 そして、大陸の平和を守るために戦っていたクォーリアと呼ばれる騎士の一人であったことを明かしました。

 つまりそれは、ベルネッサ自身が地球人ではなかったことを意味しています。

 初めて父の正体を知ったベルネッサは、戸惑いを隠せないでいたのでした。

「すこし、風に当たってくる。みんなは先に乗り込んでて」

「……うん、わかった。……けど……無理はしないでね」

 気を使ってくれる仲間に弱気なほほ笑みを見せて、ベルネッサは森の奥に消えていきました。

◆ ◆ ◆


 するとそこに――

「ご機嫌いかがかな? ベルネッサ・ローザフレック殿……」

「誰……っ!」

 現れたのは、およそ抑揚に欠けた平板な表情をした若い男でした。

 闇に溶け込むような漆黒の黒髪は膝まで届くほど長いです。
 男の整った顔立ちと相まって、美術品的な造形美にも思えます。
 流麗な仕草と佇まい。恐らくは見る者をふり向かせるに十分な美貌と言えるでしょう。
 しかし――ベルネッサの目を何より引きつけたのは――
 その、白雪のような右半分の顔に刻み込まれた、炎のような紋様でした。

「突然の来訪、誠に失礼する。しかしながら、時間がない。事は手短に終えさせてもらおう」

「……っ!? な、なにを……! ――あぁっ――ッ!」

 男が近づいたと思った瞬間。

 ベルネッサは喉を掴まれ、その胸にあるものを押し当てられていました。
 それは――機晶石。
 闇よりも濃く、失意の色より深い、黒色の機晶石が……

 ……ズブ……

 まるでえぐるように、ベルネッサの身体に沈み込んでいくのでした。

「あああああぁぁぁぁぁ…………――――ッ!」

「ベルっ!?」

 そのとき、仲間の契約者たちが現れました。
 ベルネッサを心配して来たのですが、まさかこんなことになっているとは……

 黒い機晶石をその身に取り込んで意識を失ったベルを、男は腕に抱え込みました。

 すかさず駆けつけた契約者たちは、思い思いの武器を男に向けます。

 しかし、迫ろうとしたその刹那――

「……っ! ぐあああぁぁっ……!」

 男が左手を振るっただけで、凄まじい衝撃波が彼らを襲ったのでした。

「そう死に急ぐことはない。いずれは貴公らも散りゆく運命なのだから」
 しかしながら、我が主はそれを望んではおられないがな
 せっかく、あのローザフレックの娘とこうして出会うことが出来たのだ。
 余興も楽しまねばなるまい」

「お前は、一体……っ!?」

「私の名はクドゥル。クドゥル・ド・シルヴァーン。
 我が主――アダム様に仕える四騎士が一人にして、“黒き風”の使い手。
 この娘を救いたくば、我が移動要塞『ジークロード』へ来るが良い。
 私は逃げも隠れもせん。そこで貴公らを待ち構えようではないか。
 もっとも…………貴公らが逃げ出さなければの話だがな」

 そう言い残して、男は去っていきました。

 一瞬のこと。黒い風が吹きつけたと思ったら、すでにその姿はなかったのです。

「ジークロード…………」

 ブルニスに向かう予定は変更です。

 ベルネッサを救うため、契約者たちはさっそくその場所に向かうことにしました。

◆ ◆ ◆


 一方その頃――

アダムめ…………ついに動き出したか」

 森の奥の神殿にいた神官は、瞑想中の目をすっと開きました。

 部屋の隅に置かれている、藍色と黄色が混じり合って輝く機晶石の剣が、唸っているのです。

 まるでなにかの接近と警告を発するように。

 神官はすくっと立ちあがって、剣を手にしました。

 それから、従者であった飛行機晶兵を促します。

「行くぞ。――――同じ悲劇は、繰り返させん」

 そう言って、神官は神殿を後にしたのでした。

担当マスターより

▼担当マスター

夜光ヤナギ

▼マスターコメント

初めましての方は初めまして。
そうでない方はお世話になっております。
【裂空の弾丸】シリーズ第三弾を担当させていただくMS、夜光ヤナギです。
よろしくお願いします。

本作の主な流れは、

【裂空の弾丸】Dawn of Departure
【裂空の弾丸】Ark of legend

と、以下のキャラクタークエストでご確認いただけます。

【裂空の弾丸】1.覚醒
【裂空の弾丸】2.地球滅亡!?
【裂空の弾丸】3.浮遊島と空賊たち
【裂空の弾丸】4.お届け! 機晶石!

なお、関連シナリオと致しまして、ホーティ盗賊団側の活躍を描いた以下のシナリオも展開しております。

【裂空の弾丸――ホーティ盗賊団サイド――】綺麗な花には何がある?
【裂空の弾丸――ホーティ盗賊団サイド――】零れ落ちる泪

もちろん、初参加の方も大歓迎ですので、ふるってご参加くださいませ。

※本作と【裂空の弾丸――ホーティ盗賊団サイド――】とはお互いに関連し合っております。
 状況によっては互いにリンクし合う場面もあることを、あらかじめご了承ください。
 なお、本作ではホーティ盗賊団を追うことは出来ません。

■ ■ ■


本作の主な目的は連れ去られたベルネッサの救出となっております。
連れ去った男の名は、アダムに仕える四騎士が一人、クドゥル
彼は自らの居城である移動要塞『ジークロード』にて、契約者たちを待ち構えているようです。

空中に浮かぶ移動要塞『ジークロード』は、様々な飛行生物と機晶兵によって守られています。
モンスター軍、機晶兵ともども、その数は数百をくだりません。
その全ては天上人特有の機晶技術で強化されており、通常の兵やモンスターとは強さに差があるようです。

要塞の周りの空を飛び交うモンスター軍は、それぞれ以下のように編隊を組んで厳戒態勢を敷いています。

・哨戒に回っているハーピィ部隊
・グリフォンに機晶兵が乗った高速機動部隊
・小型の翼竜が単独で襲ってくる突撃翼竜部隊

なお、機晶技術による強化のため、モンスターには機晶石が埋め込まれているようです。

要塞内部には機晶兵がうろうろしております。
彼らは意思というものを持っておらず、侵入者を見つけたら容赦なく槍や剣で攻撃を仕掛けてきます。
機晶兵は約10体による小隊編成を組んでおり、それぞれに指揮官兵がいるようです。
一度見つかれれば、近くの区画を警戒している兵たちも集まってくるため、逃げるのは困難です。

要塞の主であるクドゥルの傍には、彼の愛用する騎竜ブラックドラゴンがおります。
ブラックドラゴンの吐き出す黒き炎はそこらの炎をはるかに凌駕し、通常の耐熱アイテムでは防ぐのはままなりません。
ただしドラゴンには弱点があります。
それは要塞の騎竜や翼馬といった生物たちを飼育している施設の管理人(機晶兵)が知っているとかいないとか……。
どうやら飼育施設にいる機晶兵は、他の戦闘機晶兵とは違って、意思を持った兵のようですね。

神官は別のルートから要塞に侵入してきます。
複数の飛行機晶兵を率いており、単独ながら戦力は高いです。
合流した場合は、心強い味方となってくれるでしょう。

■ ■ ■


本シナリオ内では、アイテム『銃型HC・S』を武装欄に装備している場合、
銃型HC・Sを通して

・無転砲の発射エネルギーチャージ状況の確認(シナリオ開始時点50%)
・飛空艇に表示されている周辺地図の確認(現在、天空城までの一部を除いた地図データがインプットされています)

が行えます。

また、5/28(火)10:30の時点で所持しているアイテム『信頼の空賊』、『飛行機晶兵
と同じ数の空賊、飛行機晶兵を率いることができるようになります。
空賊と飛行機晶兵は従者扱いとなります。
これらのアイテムは武装欄に装備する必要はなく、ユニーク化されていても問題ありません。

銃型HC・Sはキャラクタークエスト『【裂空の弾丸】2.地球滅亡!?』で、
信頼の空賊は『【裂空の弾丸】3.浮遊島と空賊たち』で手に入ります。

■ ■ ■


本シナリオ開始時点では、飛空艇は以下のような状態になっています。

・不時着による破損が修復されている
・側面の砲台が使用可能になっている
・使用制限ありの超加速が可能になっている
・強力な主砲が使用可能になっている
・アクション内で、増設したい設備を提案できる

なお本作より、飛空艇の飛行と、戦艦モードへの変形が可能となり、

・戦艦モード時には
  装甲が強化され、機晶シールドが展開できるようになる(アークシールド
  砲撃の火力が上昇し、チャージが必要な必殺のビーム砲が撃てるようになる(ブラスターキャノン
  機動力が上昇し、超加速の使用制限が緩和される(アーカムスラスター

の使用が可能となりました。

しかしながら、あいにくとベルネッサがいないため、
ベルネッサが帰還するまで、戦艦モードへの変形は不可能となります。

また本作より、アクションにて
飛空艇(非変形時)、戦艦(変形時)の名前を募集させていただきます。
ご希望の名前がある方は、アクションに記載してご応募ください。

■ ■ ■


以下、NPCの紹介です。

・ベルネッサ・ローザフレック
地球の紛争地帯で傭兵団“血染めの胡狼”のリーダーを務めていた。
地球で突如モンスターが出現した事件をきっかけに、父親の形見である機晶石の秘密を探るためパラミタにやってきた。
明るく、頼りがいがある性格ですが、向こう見ずで危なっかしい一面もあります。

・クドゥル・ド・シルヴァーン
天空城の支配者アダムに仕える四騎士の一人。
“黒き風”と呼ばれる力を持っており、漆黒の風力を思いのままに操る。
誰よりもアダムを敬愛する右腕たる男。

・神官
年齢、本名、出生、一切不詳の謎の人。
どうやらかつては多くの仲間がいたようだが、その詳細はわからない。
藍色と黄色に輝く機晶石の剣を武器にしている。

▼サンプルアクション

・要塞までの道を切り開く

・要塞に侵入する

・ベルネッサを救出する

・クドゥルを倒す

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2013年05月23日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2013年05月24日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2013年05月28日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2013年06月11日


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