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悪戯っ子の目に涙!?

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シナリオガイド

悪戯で人々を困らせている魔女を捕らえよう! だけど……
シナリオ名:悪戯っ子の目に涙!? / 担当マスター: 篠崎砂美

 ━━どかぁぁぁぁぁん!!
 大きな爆発音が町中に響き渡り、もくもくと黒煙が立ち上りました。ここは、空京に程近い閑静な町のはずなのですが……。
「こらー! またお前かー!!」
「魚が売れないってと嘆いておったから、親切にもワシが美味しく焼いてやろうとしただけであろうが!」
 ホウキに乗って逃げる魔女っ子が、魚屋の親父に追いかけられながら叫び返します。
「これのどこが燻製だ! ファイアーボールを撃ち込んでおいて。粉々じゃないか!!」
「ワシほどの偉大な魔女であっても、火力の微調整は難しくてのぉ。いやあ、すまんすまん」
 片手で押さえたとんがり帽子の裾から緑色のツインテールを風にはためかせながら、魔女っ子は困ったような楽しいような顔で逃げ回ります。
 彼女の名前は、ビュリ。最近この町に現れるようになっては、迷惑な悪戯ばかりしている有名人です。もちろん、悪い意味での。
「こらー、待てー!」
 いつの間にか彼女を追う人の数は増えていき、大騒ぎになっていました。いったい、今日で何度目の追いかけっこでしょう。悪戯に耐えかねた人々は、なんとか彼女を捕まえようとしているのですが。けれども、空飛ぶホウキはとても速く、人の足ではたちうちできません。
「ははは、またいろいろ手伝いに来てやるぞよ。さらばじゃ〜」
 ふいにビュリの姿がかき消えました。魔法を使って、近くの森にあると言われる彼女の住み処に帰っていったようです。
「くそう、また逃がした」
「なんとか、ならんのか。この間なんか、家の窓ガラスがすべて氷らされて細かくヒビが入ってしまったんだぞ」
「うちは、売り物の生卵がすべてゆで卵にされていたよ」
「それならまだましだ。こっちは庭の木を燃やされて、危うく家が燃えそうになったんだ!」
 ビュリの悪戯は今のところ大事にはいたっていないものの、ちょっと度が過ぎています。このままでは、いつか大怪我する人が出たり、取り返しのつかない物を壊されたりしてしまうかもしれません。
 かといって、「偉大な魔女」を自称するだけあって、その魔法の力はなかなかのものです。いろいろな魔法が使えて、特に攻撃魔法と罠系の魔法を得意としています。並の大人ではとてもたちうちできません。
 さすがに限界に達していた町の人々は、その場に集まって対策を話し合いました。
「学生さ雇うだ。それしかねえ」
 一人の老人が、ぼそりとつぶやきました。それが結論となったようです。
 地球からやってきた学生たちを雇って、二度と悪戯をしないように懲らしめてもらうことになりました。

「ワシは……本当に偉大な魔女なのじゃ……なのに何故誰もワシを……。もういい、それなら……」
 誰もいないはずの場所で、小さな声がしました。
 実は、森へ帰ったと思われていたビュリは、姿を消してずっと話を聞いていたのでした。
 その瞳には、誰にも見えない涙がうっすら浮かんでいました。

担当マスターより

▼担当マスター

篠崎砂美

▼マスターコメント

 はた迷惑な魔女っ子の登場ですが、さてさてどうしたものでしょうか。
 きついお仕置きをするにも、こんこんと説教をするにも、あるいは話し相手になってあげるにも、まずは捕まえなければなりません。
 力には力か、巧みな話術でおとなしく投降させるか。
 周りの人々が、あなたと同じ考えであるとは限りませんから、手加減をしらない人もいるかもしれません。場合によってはビュリを守らないといけないかも。かといって、手加減して勝てる相手でもなさそうですが。
 できれば、このあとのビュリの身の振り方にも、気配りしてあげてください。

▼サンプルアクション

・ビュリを真正面から懲らしめる

・罠を仕掛けて捕らえる

・できるだけ穏便に済ませたい

・気に入ったので仲間になる

・喧嘩しちゃダメととめる

▼予約受付締切日 (既に締切を迎えました)

2009年06月25日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2009年06月26日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2009年06月30日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2009年07月10日


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