なし

『学生100人に聞きました。シャンバラ教導団であなたが注目する男性は誰ですか？』
『青　野武（せい・やぶ）、
レオンハルト・ルーヴェンドルフ（れおんはると・るーべんどるふ）、
イレブン・オーヴィル（いれぶん・おーう゛ぃる）…………』

「……まずいですわ」

雑誌の特集を見て、シャンバラ教導団団長金　鋭峰（じん・るいふぉん）の
お世話係であるマリー・チャンは焦りを感じました。

なぜなら、金団長はまったくのランク外だったからです。

「団長、このままではいけませんわ！」
「何事だ。マリー」

校長室に飛び込むなり、マリーは雑誌の特集を見せ、団長に向かって叫びました。

「だから前のお見合いも断られたんですのよ！　ミ……」
「そのことは言うな！」

思わず声を高くする団長に、マリーはさらにたたみかけます。

「大体、団長はキャラが立ってないのですわ！
自爆大好きマッドエンジニア
未来から来た人工生命体
死線を好む隻眼の獅子
……それに比べて団長なんてせいぜい【一番目立ってない校長】でしょう！」

マリーの言葉が団長の胸にグサッと刺さります。

「このままでは、一士官候補生よりも注目されない存在になりますわよ」
「……具体的に私にどうしろというのだ」
「肖像画を増やすとか……？」
「少し真面目に考えろ」

団長にそう命じられて、マリーは一つの案を出しました。

「合コンをしましょう、団長」
「合コン？」
「注目される男性たちの多くはカッティさんのような『女性の相棒』がいます。
大体、23歳にもなって女の影一つないなんて。それだから、ミ」
「だから、そのことは言うな」

「言われたくないならば、合コンに参加してください、団長。
そして、恋人とまでは言いません。
せめて慕ってくれる女性くらいは作ってくださいませ」

渋い顔をしながら、団長はそれを了承しましたが、一つ提案をしました。

「分かった。それでは一つ私の希望を入れてくれ。
生徒の普段の鍛錬を見る場として『教導団一武闘会』がしたい。
教導団で最も強い者を選ぶ大会だ。盛り上がるだろう？」
「……はぁ」

（ああ、だからこの人モテないんだ）
という心を押し隠し、マリーは了承しました。

そして、マリーは早速ポスターを作りました。

『シャンバラ教導団で合コン及び武闘会を行います。
教導団がメインですが、他校生も歓迎です。
素敵な教導団の男性もいますので、是非どうぞ』

「よし、これで生徒を餌に少しは人が集まるかも……！」

その考えからして既にダメな気がしますが、マリーはなんとかして、
団長に親しい女性を作ってもらい、注目される校長になって欲しい……と願っているようです。

【目立たない団長を目立たせてあげようキャンペーン】です。

しかし、団長だけだと、とても50人も集まらなそうなので、合コンも行うことにしました。

「団長にアタック」は男性でも可能です。マリーが泣くかもしれませんが。

「合コンで出会いを探す」場合は好みのタイプを書いてください。
出来るだけ巡り合わせます。特定の方の名前を書くのも可能ですが、
互いに名前を書いてない場合は、アプローチとして書かせて頂きます。

「団長のために餌になる」はモテると自認する男性に選んでもらえればと思います。

「教導団一武闘会」はおまけみたいなものですが、
能力値優先にはしない予定ですので、お気軽にどうぞ。

なお、ガイド中に出てくる人気のランキングのキャラクターさんはバストアップの得票順で選ばせていだたきました。

・団長にアタック

・合コンで出会いを探す

・団長のために餌になる

・教導団一武闘会に参加

・受付などのスタッフをする