天御柱学院へ

なし

校長室

蒼空学園へ

【十二の星の華】悪夢の住む館

リアクション公開中!

【十二の星の華】悪夢の住む館

リアクションが公開されました!

リアクションの閲覧はこちらから!

リアクションを読む

参加者一覧を見る

シナリオガイド

困惑の糸。震撼、鳴動館! テティス・レジャ逮捕!?
シナリオ名:【十二の星の華】悪夢の住む館 / 担当マスター: 椎名 磁石

 空京。
 警備隊の詰め所。

「誤解なの! お願い! ここから出してくださいっ!」

 頑丈そうな鉄格子を掴んで、テティス・レジャ(ててぃす・れじゃ)は必死な声を上げました。

「はいはい。犯人はみんなそう言うんだよ」
 しかし、監視のためにそこにいる老警備員はテティスの声にほとんど耳を貸すこともなく素知らぬ顔でお茶をすすっています。
「私、犯人なんかじゃありませんっ!」

その1:市街から外れた屋敷で、その2:倒れていたのは君ひとり……君以外にどこに犯人がいるんだい?」
「その館で、女王候補へのテロ準備が行われてるって話があったの。私は調査に来ただけ」
「それでついでに周囲の樹木を伐採してみた? そのご立派な光条兵器で。あ、他の人の家まで被害出てるのか――うわぁあ、屋敷の中はめちゃくちゃだな」
 老警備員は紙の束に目を通しながらほとんど驚嘆の声を上げました。
 事件の報告書。
 そこには、「鳴動館《めいどうかん》」なる建物とその周辺で破壊活動が行われ、現場にいた唯一の存在としてテティス・レジャを拘留する旨が記されていました。
「家財道具ほとんど破壊されてるじゃないか、何か盗まれててもわかんないねこりゃ――ストレスでもたまってたのかい? 彼氏とでもケンカした?」
「い、いません! そんな人!」
 警備員の言葉にテティスの頬が赤く染まります。
「私が来たときにはもうあの状態だったんです」
「どうだかね。それに、小さな噂ひとつで動くのかい、君たちは」
「だ、だって、情報の真偽なんて実際に調査してみないとわからないから」
「クイーン・ヴァンガードは最低でも二人一組で行動するって聞いてるけど?」
「……だ、だって彼方が危ないから一緒に連れて行かないって……そのくせ小谷 愛美(こたに・まなみ)さんには作戦の相談とか気軽にしてるし……なんだかそれでつい学校、飛び出して来ちゃって……」
 もごもごとだんだん声を小さくするテティスに、老警備員はますます猜疑の視線を向けた。
『中に入ると見られている気がする』やら『おかしな実験を行っている』……始終聞こえるのは呻き声やら轟音やら……ついたあだ名が鳴動館か。『地響き立てて動き出そうとするのを見た』なんて話もある。確かに不気味な噂が絶えない館だがね」
 老警備員はそこで肩をすくめてみせた。
「それ以上にあやしいなぁ。あやしいよ。ほとんど破壊行為じみた家宅捜索――クイーン・ヴァンガードって連中はそのくらいやるのかなぁ、どうにも強引連中のようだし――なんて、別にそんなふうに思ってるわけじゃないよ。おまけに剣の花嫁の評判と言えばここ最近物騒極まりないものだ、君だってそうかもしれない……もちろんそう思ってるわけでもない。要はね証拠さ、証拠。状況証拠ってやつさね」

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

 「テティス・レジャ逮捕」

 その報告に。

 一番心配するであろうと思われた皇彼方(はなぶさ・かなた)は、その顔に確かに一瞬、心配そうな表情を浮かべたものの、すぐにハッと表情を引き締め、プイと顔を背けました。

「し、知らねーぞ! 勝手に飛び出してって単独行動なんか起こすからこんなことになるのに! なんなんだよもう、あー! わけわかんねーっ!」

 彼方はそう言うと、腕組みをしたままイライラしたように部屋の中を行ったり来たり。
「うー!」

 しばらくそうした後で、バリバリと髪の毛をかきむしりました。

「どっちみちクイーン・ヴァンガードの任務なんだ。その鳴動館とやらに乗り込んでこのおかしな事件を解決してやるよ!」

 彼方はやけ気味で叫びます。

「テティス助けるのはついでだからな! 謝りたいとかじゃないぞ! 俺、あいつが怒るようなことなんにもしてないんだから!」  

 何か、事情があるようです。

担当マスターより

▼担当マスター

椎名 磁石

▼マスターコメント

 こんにちは、椎名磁石です。
 さて……テティス・レジャの逮捕事件発生です。
 屋敷の周囲も屋敷の中身もぐっちゃぐちゃ。何やらおかしな屋敷「鳴動館」で起こった不可解破壊事件。必死で無実を主張するテティスを助け出すには事件の真相を解明するしかなさそうです。
 さらにテティスは一人で来た理由に口をつぐみ、彼方はと言えば、テティスの行動に困惑している様子。どうにも普通では無いようなのですが。
 鳴動館での奇妙な事件と、彼方とテティスの小さな事件。
 ぜひ皆さんの活躍で解決してあげてください!

▼サンプルアクション

・彼方から詳しい事情を聞いてみる

・テティスから詳しい事情を聞いてみる

・鳴動館へ乗り込む

・与えられた情報を元に事件の真相を推理する

▼予約受付締切日 (既に締切を迎えました)

2010年04月15日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2010年04月16日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2010年04月20日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2010年05月11日


イラストを設定する 設定イラストを編集/解除する

リアクションが公開されました!

リアクションの閲覧はこちらから!

リアクションを読む

参加者一覧を見る