なし

-葦原明倫館-

「もう夏でありんすなぁ。
長屋の広場で年に1度、妖怪たちがお祭りを開くという噂があるでありんす。
ただの噂でそんなものいないと思うが…そういったのが好きそうなイルミンスール魔法学校に、手紙を送って差し上げあげやしょう。
他校だけ教えてわっちのところだけ教えないなんて不公平か。
一応、掲示板に貼っておくでありんす」
　掲示板にそのお祭りの詳細を貼り終わると、ハイナ・ウィルソン（はいな・うぃるそん）は筆を手に取り、和紙に祭りのことを書いて手紙を送りました。


-イルミンスール魔法学校-

「うー…暑いのじゃぁ」
「夏ですからねぇ〜」
「何じゃそれ？」
　あまりの暑さにぐったりとしているアーデルハイト・ワルプルギス（あーでるはいと・わるぷるぎす）は尺取虫のように、ウニッウニッと動きエリザベート・ワルプルギス（えりざべーと・わるぷるぎす）が読んでいる手紙を覗き込む。
「葦原明倫館からの手紙かのう？」
「広場で妖怪たちのお祭りがあるようですぅ〜。
ただ、参加するには条件があるようですねぇ」
「ほぅ、どんな条件じゃ？」

　参加条件とは…。
　その1：地球人だけじゃなく魔女や他の種族たちも全員、妖怪の格好をして参加すること。
　その2：妖怪たちに見つからないところで変装し、けっして妖怪たちの目の前で変装しないこと。
　その3：自分が妖怪じゃないということを、妖怪にばらさないこと。

「お祭りに参加している妖怪たちに、妖怪だとばれないように変装しておかないといけないようですねぇ。
妖怪の格好をしないと幻覚を見せられて出店で、何も買えなかったりするそうですぅ…」
　どうやら妖怪の格好をして参加しないと、幻を見せられ化かされてしまうようです。
　幻を見せられると出店で何も買えなかったりなど、残念な気分になってしまうかもしれません。
　妖怪の目の前で変装すると即、正体がばれるので化かされます。
「面白そうですねぇ〜、私も妖怪の格好をしてみますぅ。
ただの噂かもれないと書かれてますけど、きっと妖怪さんたちはいますよぉ〜！
猫又の変装なんか可愛いですよねぇ♪」
「あっつい真昼間じゃないようじゃし、深夜なら少しは涼しいかもしれんのぅ。
私は山姫の変装をして、美味しいものを屋台でいっぱい食べるのじゃ！」

お祭りの開催時刻は丑三つ時です。
大ババ様が言うように深夜なら少しは涼しいかもしれませんね。
広場にやってくるのは、葦原島に棲んでいる日本に存在する妖怪だけです。
他の学校の方は葦原の掲示板に貼ってある紙を見た、葦原やイルミンスールの友好関係にある生徒から聞いた、何があるのか生徒たちについて行ったら知ったなどとしてご参加ください。

変装する妖怪の対象は、日本にいるものに限ります。
日本テイストならオリジナルでも可能です。

妖怪たちが広場に来ない日中なら、屋台の設置などはご自由にどうぞ。
屋台を出す人なども変装しないと妖怪に化かされます。
変装してない人を化かすようなことをして、売らないことなども可能です。
MC・LCが座敷わらしと面識があっても化かされたり、他の妖怪たちにばらされることはありません。

舞台は葦原の長屋ですがハイナ・ウィルソンや長屋の人々は、すでに眠っているので祭りへのお誘いなどのコンタクト出来ません。
NPCから絡んでくることは基本的にありません。
ガイドのエリザベートやアーデルハイトなどとずっといたい場合、まとめて一緒にいることになる可能性があります。
私が設定したNPCに関しましては、祭りに参加可能な状態のNPCであれば可能です。
態度は設定上フレンドリーか一定の友好関係、もしくは絡んだことがあり思う相手でなければ絡めません。
会話の内容に含めることが出来るのは過去のシナリオのみとなり、他のシナリオについての対応は出来ません。


【エリザベート、アーデルハイト以外にも連れて行けるＮＰＣ】

・フレンドリー
ウェリス・クォッローク

・一定の友好関係
座敷わらし、冥府の案内人・ケレス、礼海、本城　雪吾、礼青、レヴィア

・絡んだことがあり思う相手
董天君、黒子部隊・笑転ジャー


では、どんな妖怪の変装をしていらっしゃるか楽しみにお待ちしております。

・妖怪に変装して、お祭りに参加してみる。

・お祭りの屋台を、食べ物以外のもので出してみる。

・屋台に出すための料理を作る。

・お祭りを盛り上げるために、何か面白いことを考えてみる。