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至高のカキ氷が食べたい!

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シナリオガイド

暑い夏の日、幻のカキ氷が食べてみたくない?
シナリオ名:至高のカキ氷が食べたい! / 担当マスター: 来宮悠里

 今日も茹だるような暑さが続いています。
 それはとある屋台のカキ氷屋さんの前で起こりました。
「どうしたものか……」
 店主がぼやいています。
 そんなところに、ラズィーヤ・ヴァイシャリー(らずぃーや・う゛ぁいしゃりー)レティーシア・クロカス(れてぃーしあ・くろかす)がやってきました。
「本当にこんなところに、シャンバラ女王が食べたといわれる氷を使ったカキ氷なんてあるのですか?」
 レティーシアが訝しげにラズィーヤに聞いていました。
「口コミで人気のお店ですわ! あなたなら食いつくかもと思いまして」
 本当はラズィーヤも半信半疑だったのですが、レティーシアという生贄を見つけることが成功したので誘ってみたというのが本当のことです。
 そして二人の視界に閑古鳥が鳴いている屋台が見えました。
 幟には、古代シャンバラ女王が食した氷を使ったかき氷!!の文字が躍っています。
 二人は屋台に近づくと声を掛けました。
「ああ、お客さんかい? すまないが、普通のカキ氷しか今販売してないよ……」
 気落ちした様子で店主は答えました。
「どういうことですか?」
 ラズィーヤが身を乗り出して店主に詰め寄りました。
「今年はこの暑さだろう? 普通の氷ならいくらでも入荷できるが、煽り文句の氷は入荷量も少ないのに、レア物目当てのお客さんが早々に買って行ってしまったからね……」
 ふう、と店主はため息を吐きました。
「俺は運よくアイツから氷を仕入れられたが、アイツは気難しい上に人前には滅多に姿を現さないからな……」
「アイツ?」
「氷精だよ。古代シャンバラ女王の時代から生きている精霊だ」
 レティーシアの疑問に店主は答えました。
 どうやら、カキ氷屋さんの氷は氷精から仕入れているということがわかりました。
「どうしてもカキ氷が食べたいというなら、氷精の場所を教えることはできるし、俺からの紹介だと言えば邪険にはされないと思う」
「そうですわね……折角足を運んだんですもの、食べて帰らないことには気が治まりませんわ」
 レティーシアはそういって紙に何かを書き出しました。
「そうか。それなら教えよう。だが言ったとおり氷精は気難しい奴だ、応対には細心の注意を払ってくれ
 店主はそう言って氷精の居場所を言い出しました。

 場所はツァンダ南の高山深く、洞窟の中にあるようです。
 氷精は争いを好まず、外の話を聞かせろと迫ってくるようです。
 氷精の氷は希少価値が高く入手したら氷を狙って襲われる確率は極めて高いようです。


「それとだな、氷精の機嫌を損ねると氷漬けになってしまうから気をつけるんだ。
 強奪を試みようとした奴らは悉く氷漬けにされてしまって、今も氷精の元で生きたまま氷の中にいるからな……。だが警戒心を解くことができれば中々に話が分かる奴だ。俺がこうやってカキ氷屋の営業を普通にできるくらいだからな」
 そう言って店主は疲れたような笑みを浮かべました。
「わかったわ。貴方も今夏の営業がきちんとできるほどに氷を取ってくるから待ってるといいですわ。そうそうひとつ聞きたいのですが、その氷精の氷の効能はどういったのでしょう?」
「……アイツが言うには、熱に関連する病気を治療することや予防する働きがあるとか言っていたな。まあ、なんと言っても一番はあの氷で作られたカキ氷を食べるとキーンという頭痛がしないのが一番だと思うぞ」
「ふむ、なるほど……」
 ラズィーヤはそう言ってレティーシアから紙を受け取り一文を追記しました。
 古代シャンバラ女王も食べたという氷精のカキ氷、あの嫌な頭痛のしないカキ氷、食べて見たくないか!?
 ラズィーヤが追記した部分は見出しのように大きく書かれていました。レティーシアの書いていた紙はどうやら依頼書だったようです。
 それはすぐ正式な依頼として各学校中に張り出されたのでした。

担当マスターより

▼担当マスター

来宮悠里

▼マスターコメント

 初めまして、お久しぶりです。来宮悠里です。
 今回のこのシナリオはどの学校の生徒様でも参加することができます。お気軽にご参加くださいませ。

 当シナリオの目的は二点です。

 ・氷精を満足させ氷精から古代シャンバラ女王も食したといわれる至高の氷を手に入れること。
 ・氷精の氷を狙う悪漢から氷を守りきること。

 どちらか一方のみご参加ください。両方参加はダブルアクションとなりまして描写が薄くなりますのでご注意ください。
 容器や移送手段等はラズィーヤとレティーシアが用意いたしますので、準備の必要はありません。
 
 今回注意点が数点あります。

 まずメインとなる氷精の氷を手に入れるところです。

 話の内容は何でも構いません。冒険話、恋愛話、日常あったちょっとしたこと、怪談、自分が感動した話、ギャグ等々。LCとの出会いのお話とかでも全然OKです。
 ただし、自分の参加したシナリオの話をする場合は、参照シナリオをあげるのは禁止させていただきます。
 アクション内にすべて明記してください。これは純粋にアクションで勝負をして欲しいからです。
 そして、話のシーンは伝聞と対話の二種類からお選びいただけます。
 伝聞は地の文が大半占め、キャラクターが喋っているという部分からは外れる可能性が高いですが、話の内容を正確に再現できる確率は高いです。
 対話は会話文が大半を占め、キャラクター同士又はキャラクターと氷精が話をします。その代わり話を正確に再現できない確率もあります。
 
 参加されない方をネタとした話の場合、参加されない方に許可を取ってアクションを記入してください。
 ※対象の人からは許可済みです。とアクションの最後に記入していただければOKです。

 今回非常に心苦しいのですが、氷精に話を聞かせるシーンのサンプルアクションをそのままの提出はボツとなってしまいますのでご了承くださいませ。

 次に悪漢から氷を守るところです。

 強さ的にはそこまで強敵というほど強い敵ではありません。低レベルのキャラクターさんでも容易に倒せる程度の悪漢だと思ってください。
 数は参加者次第で増減しますが、最低10人から最高30人ほどと思っていただけると幸いです。
 こちらの方はメインではありませんので、描写はあっさり目になってしまいますが、移送の護衛がいなければ氷は悪漢たちに奪われてしまうと思ってください。
 氷を奪う側に回ることもできますが、こちらの方はほどほどにお願いします。

 ラズィーヤとレティーシアは同行しますが、目的二つのシーンには登場いたしませんのでご了承ください。

 アクション自体はキャラクター口調で書いていただけるのが好ましいですが、プレイヤー様の書きやすい書き方で書いてもらって大丈夫です。
 来宮悠里ってどんな奴でどんな文章書くんだよ! という方はマスターページや最近のシナリオを元にご判断下さればと思います。
 このカキ氷屋さん多分クレーマーに疲れてると思うんですよ。
 カキ氷屋さんのメンタルケアのアクションはかけないようにしてください(笑)

▼サンプルアクション

・氷精と話をする

・移送の護衛をする

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2011年07月14日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2011年07月15日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2011年07月19日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2011年08月05日


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