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カラーゴーレムゲーム

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シナリオガイド

協力しあうか、孤高に戦うか
シナリオ名:カラーゴーレムゲーム / 担当マスター: 雪本 葉月

 ヒラニプラには、多くの大型工場が存在しています。
 そのひとつに天井がなく、異様なまでに入り組んでいる奇妙な建物がありました。
 上空から見れば巨大なバームクーヘンのような造りをしており、
 内部は迷路のように……というより迷路そのものの構造をしていました。
 一体なんの工場かという話ですが。なにかしらの機材が存在する部屋は両手で数えるほどしかなく。
 本当にただ迷路としての建物としか思えず。実際それはここにいる住人の趣味が強く出ているのでした。

「さて。ゴーレムの準備は整ったな」

「博士、うち思うんやけど」

 そんな迷路工場の一室で、
 くたびれた白衣を着た青年と、なぜかメイド服を着た機晶姫の娘がいて。
 ふたりの目の前に、赤青黄緑とやけにカラフルな人型ゴーレムが多数置かれていました。

「なんでわざわざゴーレムなんか使て、こんなゲームやろうとするん? イロイロ機能までプラスして」

「いいじゃないか。私はゴーレムの良さをアピールしたいんだよ」

 博士と呼ばれた人物の思惑は、生徒達の戦闘訓練になれば……という建て前で。
 昨今、すっかり需要の減ったゴーレムという存在を今一度持ち直そうということなのでした。

「そもそも誰かに操縦されないと動けないイコンとかより、ゴーレムのほうが凄いと思うんだがな」

「でもやっぱゴーレムって、鈍重で使い勝手も悪いし。すぐやられるイメージやん」

「む。私の改造ゴーレムは、そう簡単には倒せない耐久性がウリだぞ」

「でもかなーり条件つきになってるんやけど」

 助手の発言は聞かない振をりして、博士は鼻歌交じりになり。

「さ、さて。優勝の賞品は、なにか奇抜な称号でも与えるとしようかな」

「称号? 協力して勝ち取るにしてはなんか疑問がある賞品やないですか?」

「称号を笑う者は称号に泣くぜ、助手」

「はぁ」

「詳しいルールは、ここに書いてある。適当に各学校に送っといてくれ」

「はいはい」

 文句をいいながら助手が立ち去っていったのを横目に見つつ、
 博士はゴーレムの『核』となる、野球ボール大の鉄球を掌でもてあそびながらつぶやきました。
 
「さあ。皆様がた。存分にゲームを楽しんでくれ」

担当マスターより

▼担当マスター

雪本 葉月

▼マスターコメント

 今回はバトルゲームです。
 ルールは、以下の通りです。よく読んでおくことをオススメします。


【カラーゴーレムゲーム・ルール】

 迷路内に散らばるカラーゴーレムを倒し、体内の『核』を破壊する。
 制限時間は5時間で『核』の破壊数が一番多かったチームが優勝。
 優勝チームには、なにかしらの称号が与えられる。
 チームは最高6人まで組むことができる。

 ★カラーゴーレムの性能は以下の通り★

 赤色ゴーレム:物理的な攻撃でしか倒せない。唯一、飛行能力がある。

 青色ゴーレム:魔法系の攻撃でしか倒せない。全身から殺気を発している。

 黄色ゴーレム:迷路内のどこかで迷彩塗装を施して隠れている。トレジャーセンスで発見可能。

 緑色ゴーレム:地球人の攻撃では倒せない。地球人を探し、優先的に攻撃する。

 紫色ゴーレム:地球人以外の攻撃では倒せない。地球人以外を探し、優先的に攻撃する。

 桃色ゴーレム:4人以上のチームを組んだ者は倒せない。

 茶色ゴーレム:2人以上の同時攻撃でなければ倒せない。

 虹色ゴーレム:単独でゲームに挑んだ者にしか倒せない。このゴーレムのみ、体内に『核』を3つ持っている。

 白色ゴーレム:いかなる攻撃でも倒せない。
        ただし他のゴーレムの『核』を半径1m以内で壊せば、連動して機能停止し『核』が外に飛び出す。

 黒色ゴーレム:いかなる攻撃でも倒せない。
        ただし制限時間が残り15分を過ぎた時点で機能停止し、『核』が外に飛び出す。

 コピーゴーレム:他のゴーレムの色に変化でき、性能もコピーできる(虹色のみコピー不能)。
         このゴーレムの『核』を破壊したチームは、制限時間を待たずにゲーム終了。
 ○見分ける方法○
 1・30分ごとに色が変化するのでその瞬間を目撃する。
 2・他のゴーレムの『核』を半径5m以内で破壊すれば、体の色が変化する。
 3・迷路内のどこかにいる博士か助手のいずれかから、専用のメガネを入手する。
 (ただしゴーレムを倒し『核』を取り出してしまうと判別は完全に不可能となる)

 ゴーレムは、黄色以外は生体反応を感知すると襲ってくるが。足はさほど速くない。
 カラーゴーレムは主に10体づつ存在しているが、
 虹色ゴーレムは12体、白色ゴーレムは15体、黒色ゴーレムは20体存在する。

 注意1:破壊数が同じで同時優勝となった場合、賞金は両チームで折半する。
 注意2:コピーゴーレムのせいで脱落したチームでも、破壊数がトップなら優勝となる。
 注意3:あくまでもゴーレムの『核』を壊した者に破壊数は加算される。
     つまりAチームが持ち歩いていた『核』をBチームが破壊した場合、破壊数が加算されるのはBチーム。


 基本的に特殊な性能以外は、どれも強さは同じです。
 さほど強くもないので、重視されるのは力よりも協調性や戦略性です。
 パートナーとの連携や、GAで作戦を立てたりして色々考えてみてください。
 もちろん単独で乗り込み、いかにして優勝するかを検討するのも面白いでしょう。
 では、頑張ってください。
 

▼サンプルアクション

・パートナーとチームを組む

・他の生徒とチームを組む

・あえて単独でゲームに挑む

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2011年08月11日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2011年08月12日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2011年08月16日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2011年09月01日


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