シナリオガイド
パラミタで起こる不思議の数々……。そして、その陰に隠れる物は……。
シナリオ名:パラミタ百物語 肆 / 担当マスター:
篠崎砂美
「今日、空京神社で百物語イベントがあるって?」
「うん……。あれっ、なんか、前にもこんなことなかったっけ?」
あちこちで、学生たちが噂をしています。
空京神社の外れにある古びた社殿で、百物語の会が開催されると言うのですが……。以前、まったく同じことがあった気がするのですが、どうも詳細を思い出せません。あれは、本当にあったことなのでしょうか。
「はい、こちらですよー」
ちょっと暗い感じの巫女さんが、古びた真っ赤な鳥居のそばで手を振って、みんなを呼び込んでいます。その声に釣られて、ふらふらと鳥居をくぐる者もたくさんいます。
「こっちこっちー」
ずる……。
「あらいけない、張り切りすぎて皮が……。ちゃんと縫い合わせないと……」
「あれ? ここ、ナラカじゃないよなあ?」
「おう、地上じゃないか、ここ」
「また、出てこられたのか? ラッキー」
「さあ、でも、なんか、ここにいてもいいって雰囲気じゃね?」
何やら、声にならない声が響きます。
どうやら、百物語の禍々しい空気が、またナラカとの道を作ってしまったようです。
ふらふらと、さまよい出た奈落人が会場をうろつき始めています。
ですが、その状態はまさに幽霊。百物語の参加者には、その姿はまったく見えません。
「い、今、何か首筋をなでたような……」
「またあ、気のせい……、気のせいだよなっ! なっ! なっ!」
異様な雰囲気に、参加者たちがざわつきます。
「ふふふふ、あなたの後ろに、謎の影が!!」
「きゃあ!!」
会場は盛りあがってはいるようです。
ですが、この後の恐怖を、みんなはまだ知らないでいたのでした……。
担当マスターより
▼担当マスター
篠崎砂美
▼マスターコメント
パラミタ百物語の続きです。でも、なぜか2ではなくて4です。いったい、何があったのでしょうか……。
前回23話まで行きました。どうやら、その間に2回百物語会が行われたようなのですが、誰も覚えてはいないようです。いったい、今何話まで行っているのでしょうか……。
今回も、参加したキャラたちは、今までのことをすっかり忘れています。謎の巫女さんのことも、会場が実は廃墟であることも知りません。
これはいったい……。
さて、いったい、この怪異には、何が隠されているのでしょうか……。
参加者は、怪談を語ってもらうことになりますので、原則として怪談を用意してください。
怪談部分は、問題が無い限りほぼそのままに加筆した物になる予定です。アクションで語り口に凝るといいかもしれません。基本は、ラジオシナリオに近いかもしれません。
怪談を用意しない場合は、単純に聞き手として悲鳴要員でも構いません。
このシナリオ限りの特別ルールとして、奈落人を憑依なしで登場させられます。
ただし、完全に幽霊扱いとなりますので、誰にも見えない霊体となります。
本来、シナリオ内での依代への出入りは禁止ですが、このシナリオでは特別に可能とします。
ただし、意識があるPCには憑依できません。PCが許可した場合は憑依可能ですが。
基本的に、音を出したり、何かを動かして脅かすことになります。一応、MCに対しては、精神感応や携帯電話で対話できます。まあ、携帯を使えば、他のキャラにもあの夜からの電話ができそうではありますが……。
ただし、お祓いができそうな特技を持っているキャラによって、お祓いされてしまう可能性はあります。正体がばれたり、存在が看破された場合は、ナラカへ送還されますので気をつけてください。
また、フラワシも、似たような感じでいろいろとちょっかいを出せます。
ただし、フラワシは、コンジュラーには完全に見えていますので、意外と排除されやすいかもしれません。
ペットとして、アンデッド系を使うというのも考えられますが、興奮したPCに退治されると思いますので、その点は覚悟しておいてください。
では、百物語を始めましょう。さて、何も起きなければいいのですが……。
▼サンプルアクション
・怪談を語る
・久しぶりの此岸を楽しむ
・怪奇現象を起こす
・なぜか参加している
・お化けなんていない
▼予約受付締切日
(予約枠が残っている為延長されています)
2012年02月25日10:30まで
▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)
2012年02月26日10:30まで
▼アクション締切日(既に締切を迎えました)
2012年03月01日10:30まで
▼リアクション公開予定日(現在公開中です)
2012年03月13日