蒼空学園

　それはかつて闇龍の一部でした。
　それもまた神子により封じられました。
　ある時、それの上に蒼空学園が建てられました。
　それはやがてその力を存在をどんどん削られていきました。
　それの上、たくさんの生徒が泣いて笑って恋をしてケンカして。
　そして、それは気付きました。
　いつしか自分がそれらを不快に思わなくなっていた事に。
　いつしか自分にココロが芽生えていた事に。


　封印の巫女と呼ばれる神子がいました。
　神子の中でも、守護や結界の能力に特化していたからそう呼ばれていました。
　封印の巫女は影龍……闇龍の一部を封印していました。
　いつか、影龍を大地に、世界に還す事を願い、封印していました。
　その機会が訪れたのは、その機会を作ってくれたのは、蒼空学園の生徒達でした。
　影龍は心を手に入れ、浄化が叶うチャンスが来たのです。
　しかし、影龍の中には二つの相反する意思がありました。
　世界に還りたいと願う心と、破壊を望む衝動……本能と。
　そして今。
　影龍の復活を望んだ影使いにより、その本能は溢れだしました。
　影龍の心ごと、世界を闇に飲み込まんと。
　それを辛うじて止めたのは封印の巫女でした。
　とはいえ、蒼空学園の空間と影龍復活阻止の為に奔走していた生徒達は巻き込まれ。
　このまま放っておけば、封印の巫女は力尽き闇は溢れだすでしょう。
　全ては闇に呑み込まれ。
　それでも、封印の巫女は言うのです。

「力を貸して下さい。影龍を浄化……いえ、世界に還す為に」

　意識や存在が、闇に恐怖に絶望に引きずり込まれていく生徒達に向かい。

「心の光を掲げて闇を祓い」
「封印の宝珠に心を合わせ影龍の心を救いあげ」
「そして、正しき心で影龍を斬り、世界に還してあげて下さい」

　その思いが意志が闇を祓う力になる事を信じ。
　彼ら彼女らの心が、希望の光となる事を信じて。

　藤崎です、こんにちは。
　君を待ってるシリーズ、最終回です。
　と同時に藤崎的に、蒼空のフロンティア第一部総決算的な感じでいきたいなと。
　パラミタにやってきた事、出会った人や事件、築いてきた経験や思い出等、心に宿る大切なモノを武器に闇に立ち向かって欲しいと思います。
　基本的には、どの行動も正の気持ち、プラスのエネルギーで闇に立ち向かう事になると思います。
　但し、影龍浄化の為には、「闇を祓った後、影龍のココロを救い上げ、浄化する」というプロセスが必要となります。
　ちなみに各行動は宝珠や魔剣等のアイテムを持っていなくても行えますし、反対に所持している方も、それに囚われなくてもOKです。
　最後ですので、皆さま後悔しないよう行動して下さいませ。
　それから神子として樹月刀真さんと正式に契約しました白花につきましては、グランドシナリオの展開も合わせてご覧いただければ、と思います。
　ではでは、皆さまの思いと行動を楽しみにお待ちしております。

・闇を祓う

・影龍の心を救い上げる

・影龍を浄化する

・○○を助ける