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イルミンスールの大冒険~ニーズヘッグ襲撃~(第2回/全3回)

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イルミンスールの大冒険~ニーズヘッグ襲撃~(第2回/全3回)

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シナリオガイド

『死を運ぶ黒翼の竜』ニーズヘッグが迫る中、イルミンスールはどう立ち向かう!?
シナリオ名:イルミンスールの大冒険~ニーズヘッグ襲撃~(第2回/全3回) / 担当マスター: 猫宮烈



●はじめに

 本シナリオガイドは、
 ・前回のあらすじ
 ・校長室での様子、今回の作戦内容の説明
 ・精霊指定都市イナテミスの様子
 ・世界樹ユグドラシルの様子
 ・イルミンスール地下の様子
 で構成されています。
 
 
===前回のあらすじ===
 世界樹イルミンスールを突如襲った、世界樹ユグドラシルに住まう『黒翼の竜』ニーズヘッグ。
 
 世界樹によって構築されている『コーラルネットワーク』を介しての襲撃は、生徒たちの活躍によって阻止されました。
 ですが、生徒たちもまた少なからぬ被害を被ります。
 ネットワーク内での戦闘中行方不明、そして、イルミンスール地下に向かった生徒たちの中には、アーデルハイトの施した策がなければ籍を失っていたであろう者もいました。
 
 数名の生徒をあわやナラカ行きという所まで陥れたのは、エリュシオンが誇る『龍騎士団』、その中でも選ばれし七名のみが名乗ることを許される『七龍騎士』、アメイア・アマイアでした。
 彼女はエリザベートとフィリップを人質同然にとり、イルミンスールの地下に隠されているという『イコンらしきもの』を手に入れんと、その場所を目指します。
 
 アメイアの思惑、そして、ユグドラシルの思惑。
 確たる物を得ないまま、とりあえず戦闘の疲れを癒し、アーデルハイトから次なる行動の指示を受けようとしていた生徒たちを、激しい震動が襲ったのでした――。
======


===校長室===
(今のは……まるでエリザベートがパンチを打った時の……まさか!?)

 衝撃波が通り過ぎた後、様々な声が飛び交う校長室で、いち早く混乱から回復したアーデルハイト・ワルプルギス(あーでるはいと・わるぷるぎす)が一つの推測を胸に、外の様子を確認します。
 水晶を介して、垂れ幕に映し出された外の様子を目の当たりにした生徒からは、さらに大きな動揺の声が噴き出しました。

 世界樹イルミンスールの直ぐ傍から、イルミンスールの森、さらには最近成立した『精霊指定都市イナテミス』を貫くように、一本の筋が深々と地面に刻まれていたからです。

(ユグドラシル……おまえ本気で、イルミンスールを滅ぼす気かの?)
 これほどの痕跡を残せるのは、ユグドラシルを他に置いて有り得ない。
 そう結論付けたアーデルハイトが心にそう呟いた直後、置かれていた水晶の一つが反応を示します。
 それは、最近イナテミスに設けたミスティルティン騎士団支部からの、緊急を要する通信を知らせるものでした。

『ロリババ……じゃなかった、アーデルハイト、いるんでしょ!
 何がどうなってんのよ!
  街がもう少しで吹っ飛ぶ所だったわ!』


 通信に出たアーデルハイトに、五精霊の一柱、カヤノ・アシュリング(かやの・あしゅりんぐ)が叫ぶように呼びかけます。
「おまえ……今度特別講義を行う必要があるようじゃの。まあよい……こんなことが出来るのは、ユグドラシルを置いて他にあるまい。じゃが、目的が読めん以上、今は――ぎゃあ!」
 言いかけたアーデルハイトの顔を塞ぐように、一匹の黒い猫が飛び込んできました。
「ええい何じゃ、この大事な時に邪魔をするでないっ」
「ま、待って下さいアーデルハイトさん、その猫さん、確かるるさんの……」
「……何!?」
 引き剥がそうとしたアーデルハイトが、ミーミル・ワルプルギス(みーみる・わるぷるぎす)の言葉に動きを止め、掴んでいた猫を掲げるように見ます。
 確かにその猫は、コーラルネットワークの戦闘で行方不明になったと思われていた立川 るる(たちかわ・るる)のパートナー、頭の角と背中の翼、首に巻かれた黄色いリボンが特徴の立川 ミケ(たちかわ・みけ)でした。
「なるほど、主の危機にやって来たという所じゃろうが、しかしこやつでは会話が成立せぬ」
「アーデルハイトさん、ミケさんを私に。イルミンスールの力を借りて、ミケさんの伝えたいことを聞いてみます」
 ミケを受け取ったミーミルが、羽をほのかに光らせ、なーなーと鳴くミケをじっと見つめた後、頷いて口を開きます。

「えっとね、ニーズヘッグさんがイルミンスールに向かってるの! なんか道が出来てて、そこを進んでるよ!
 るるたちみんな無事だよ! 今はね、ユグドラシルのてっぺんを目指してるの!」


 言葉を聞いたアーデルハイトが盛大にコケました。
「観光しとる場合かーっ!!」
「お、落ち着いて下さいっ。元気そうでよかったじゃないですかっ」
 ミーミルに宥められて、落ち着きを取り戻したアーデルハイトが帽子を被り直し、思案を巡らせつつ水晶の向こうのカヤノに呼びかけます。
「どうやらその道を伝って、ニーズヘッグが攻めてきておるようじゃ。イルミンスールに取り付かれでもしたら手が出せなくなる。おまえたちで食い止めることは可能かの?」
『可能かの? じゃないわよ。あたいがこんなことしたヤツの仲間を通すとでも思ってんの?
 食い止める? バカ言ってんじゃないわよ! 粉々にしてカエルの餌にしてやるわ!』
「おまえ、ニーズヘッグが蛇だって、よく分かったの。……まあよい、その言葉、違えるでないぞ」
 微笑を向けて、そして向き直って、アーデルハイトが生徒たちに告げます。

「おまえたちにやってもらうことは、主として2つじゃ。
 1つは、イルミンスールの地下に行き、アメイアよりも先にイコン……『アルマイン』を回収し、同時にアメイアの手からエリザベートとフィリップを救出すること。
 もう1つは、ニーズヘッグのイルミンスールへの侵入阻止じゃ」

 よほど『イコン』というのが嫌なのか、『アルマイン』と言い換えたアーデルハイトが、話を続けます。

「イルミンスールの地下、内部は絶えず変化を続ける迷路になっておる。端は把握しとるのじゃが……待っておれ、今出そう」
 アーデルハイトが垂れ幕の映像を切り替え、イルミンスールの地下の俯瞰図を生徒たちに示します。
 中心のイルミンスール、ほぼ円を描く外形以外は、主だった情報が書かれていませんでした。
「牙竜、この地図をおまえたちが情報として利用出来るようにしておけ。探索の手がかりにするがよい。
 後、ニーズヘッグの生態については、先程の戦闘である程度判明しておる。闇黒属性以外は大体効果があるようじゃな。イナテミスに向かう生徒は確認しておくのじゃ」
 コーラルネットワーク防衛戦で情報網を構築した腕を買って、武神 牙竜(たけがみ・がりゅう)に必要な情報を流したアーデルハイトが、今度は水晶の向こうで作戦の指示を待つ五精霊に聞こえるように口を開きます。
「ニーズヘッグの侵入阻止じゃが、防衛線は『ウィール遺跡』と『氷雪の洞穴』の中間地点付近じゃろうな。
 ……わざわざニーズヘッグの案内のためだけになど、回りくどいことをする……一体何が目的じゃ……
 未だに解せぬといった表情で、アーデルハイトが今度はイナテミス周辺の俯瞰図を生徒たちに示します。
 茶色で示された、先程付けられた地面の傷跡を辿ると、セリシア・ウインドリィ(せりしあ・ういんどりぃ)の治める『ウィール遺跡』、カヤノの治める『氷雪の洞穴』を結んだ直線と交差します。
『それ以上先に行けば、シャンバラを外れますものね。他国での戦闘行為は、例え自衛のためとあっても控えた方が賢明でしょう』
『よく分かんないけど、そこでぶっ飛ばせばいいんでしょ!? ミオ、フブエ、そっちに居たら今すぐ来なさい! メイルーンも出てこれるようになったし、あんたたちも手貸しなさい!」
『カヤノさん、無理強いはいけませんよ。……そうですね、伊織さんと栗さんには、よろしければお手伝いをお願いできればと思います。ヴァズデルと共に、お待ちしています』
 カヤノとセリシアが、それぞれの場所に縁の深い人物に呼びかけ、そして通信が切れます。
「ニーズヘッグが来るまで、そう時間はないはずじゃ。それまでに、アルマインを起動させ、その力を以てエリザベートとフィリップを救い出すのじゃ! ……ミーミル、ソア、後のことはおまえたちに任せるぞ」
「はいっ! ……お母さん、今度は絶対助けます! 行きましょう、ソアお姉ちゃん!」
 ミーミルの言葉にソア・ウェンボリス(そあ・うぇんぼりす)が頷きます。
 そして生徒たちは、自らの目的を定めた後、それぞれの場所へと散っていくのでした――。

「……で、おまえはそこで何をやっとるんじゃ」

 人影の少なくなった部屋で、アーデルハイトが物陰に隠れるようにしていたフィリップのパートナー、ルーレン・カプタを見つけて咎めます。
「いやー、ついフィリップをバカにした発言が聞こえたから出て来ちゃったけど、話聞いたらすっごい大変なことになってるなーって思ってさ。ババア様があれだけ言うんだから、僕でもそのアメイアってのに手出したらただじゃ済まないだろうし、でもフィリップを追いかけないわけにもいかないし――」
「言い訳しとらんでさっさと行ってこんかー!」

 アーデルハイトに怒られて、渋々といった様子でルーレンがイルミンスール地下へと向かっていきます。
「まったく、普段はあんな調子のくせに……ま、それはエリザベートにも言えることかの」
 呟いて、アーデルハイトが思うのはエリザベートとミーミル、家族同然の者たちのことでした。
(頼むぞ……イルミンスールを目覚めさせることが出来る『鍵』は、おそらくおまえたちなのじゃからな)
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===精霊指定都市イナテミス===
 カヤノとセリシアがそれぞれの場所へと向かい、残ったサラ・ヴォルテール(さら・う゛ぉるてーる)セイラン・サイフィード(せいらん・さいふぃーど)ケイオース・サイフィード(けいおーす・さいふぃーど)は街の様子を見に行くべく、町長室を後にします。
 そこへ、先程イナテミスを訪れていたアキラ・セイルーン(あきら・せいるーん)ルシェイメア・フローズン(るしぇいめあ・ふろーずん)、それに『ナイフィードの闇黒の精霊』ヨンがやって来ます。
「おい、今のは何だ!? よく分かんねぇけど、マズいことになってんじゃないのか!?」
「イナテミスの危機であるなら、私たちにも手伝わせて下さい」
 二人の言葉に、それぞれの精霊長が現状と対策を口にします。
「今のままでは、住民が各地に散らばっていて危険だ。向こうに建設が進んでいる『イナテミス精霊塔』の機能の一つ、『ブライトコクーン』でここイナテミス中心部はある程度守れる。君たちはイナテミス各地を回り、必要なら避難誘導をお願いしたい」
「同時に、力を貸してくれる精霊が他にも居たら、こちらに呼んできてほしい。精霊塔のもう一つの機能、『ヴォルカニックシャワー』を使えば、ニーズヘッグの動きを少しでも止めることが出来ると思う」
「皆さんが建てられた建物を、このようなことで失うわけにはまいりません。
 どうか、よろしくお願いいたしますわ。わたくしたちも全力を尽くします!」
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===世界樹ユグドラシル===
 同じ頃、様々な思惑があれ、結果として世界樹ユグドラシルを訪れることになった立川 るる(たちかわ・るる)関谷 未憂(せきや・みゆう)五月葉 終夏(さつきば・おりが)とパートナーたちは、るるのパートナーであるミケに情報を託した後、ユグドラシルの天辺を目指して登っていました。

「ま、ニーズヘッグもいないし、暇だからボクも付いてってあげるよ。
 フレースヴェルグは口下手だからね、ボクが通訳してあげないとキミたち帰れなくなっちゃうかもね」

 栗鼠のラタトスクの案内で、ユグドラシルを登っていく一行。
 そして天辺では、鷲の頭と翼を持つ巨人、フレースヴェルグが一行の到着を静かに待っていました。
(ふむ……彼らが不完全とはいえ、シャンバラ王国を復活させた地球人か……。
 異国から現れた契約者……彼らがこのパラミタに何をもたらそうとしておるのか、我も見定める必要があるだろうな)
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===イルミンスール地下===
「エリザベートちゃん、お腹空いてませんかぁ?
 喉渇いてませんかぁ?
 こんなに汚れて、今直ぐお風呂に入りたくないですかぁ?」
「アスカ……あなたは何処でも変わりませんねぇ」
 神代 明日香(かみしろ・あすか)に甲斐甲斐しくお世話をされて、エリザベート・ワルプルギス(えりざべーと・わるぷるぎす)が呆れつつも嫌ではない様子を浮かべます。
 結果としてエリザベートの心に余裕が生まれたのは確かで、故にエリザベートは正しい道を知りつつ、わざと道を間違えて到着を遅らせる策に出ているのでした。
(ふん……まあよい。何かを企むなら、それも一興。あくまで足掻くというなら、応えてやろう)
 二人を鼻で笑うアメイア・アマイアの下に、今はフィリップの護衛を任されている峰谷 恵(みねたに・けい)のパートナー、エーファ・フトゥヌシエル(えーふぁ・ふとぅぬしえる)がやって来て尋ねるように口を開きます。
「てっきりエリュシオンでしたら、有ると確定していないイルミンスールまでお越しにならずとも、イコンを調達できるものと思っておりましたが」
「……なに、私の個人的な興味だ」
 エーファの探るような視線に、おそらく本音と思しき発言を返してアメイアが、今はまだ見えぬイコンの様に思いを巡らせるのでした――。

「……う……」
 緋桜 ケイ(ひおう・けい)が目を覚ますと、そこは見慣れない場所のようでした。
 それに、頭の下にほんのり温かく柔らかな何かが敷かれている感触を覚えます。
「どこか痛い所はないんだな?」
 頭の上から声が響きました。ケイが何を思ったかは分かりませんが、事実として彼はモップス・ベアー(もっぷす・べあー)に膝枕をされていたのでした。
「あっ、よかった〜、もう起きないかと思ったよ〜」
 何とも言えない気分で身体を起こしたケイは、駆け寄ってきた少女、リンネ・アシュリング(りんね・あしゅりんぐ)の姿を認めます。
「リンネ先輩、ここは……」
「ここはね、イルミンスールの地下のどこかだよ。みんなが地下に向かったって聞いて、急いで追いかけたんだけど、見つけたって思ったらみんな倒れちゃってて、も〜、ビックリしたんだからね!」
 リンネの咎めるような言葉に、直前の記憶を掘り起こしたケイは、自分が巨大生物に四肢を引き千切られる感覚を思い出し、思わず手足に視線を向けます。疲れが残ったように重い事以外は、ちゃんと動かせることに、ほっと息をつきます。
「そうだ、カナタは!? 他のみんなは、無事か!?」
 ケイの言葉に応えるように、先程まで巨大生物と戦っていた悠久ノ カナタ(とわの・かなた)茅野 菫(ちの・すみれ)ファタ・オルガナ(ふぁた・おるがな)、それにアメイアの攻撃で戦闘不能に陥っていたレン・オズワルド(れん・おずわるど)メティス・ボルト(めてぃす・ぼると)四条 輪廻(しじょう・りんね)が、それぞれ自分の身体の無事を確かめるようにしながら集まってきました。
「死なぬとはいえ、あのような痛みを受けるのは二度とゴメンじゃのう。……して、ここはどこじゃ?」
「地下のどこかだってのは確実だろうけど……」
 ファタと菫が周囲を見回しても、果たしてどちらが元いた場所なのか、皆目見当が付きません。
「あぅ〜、リンネちゃんも勢いだけで来ちゃったから、どうやったらここに来たのか忘れちゃったよ〜」
「相変わらずなんだな。付き合わされるボクの身になってほしいんだな」
「モップスは黙ってて!」
 リンネがモップスにツッコミを入れた所で、輪廻とレンの持っていたHCが反応を示します。
「……む、HCに反応が……ほう、どうやらこれは、この周囲の地図のようだ」
「俺の方でも確認した。おそらくこちらに向かってくる生徒たちが情報として利用出来るようにしたものだろう」
 二人がHCを操作すると、送られてきたイルミンスール地下の俯瞰図に一行の場所が投影されます。
「俺達の現在地は、この地図でいう『I3』だ。生徒たちはアーデルハイトの指示で、アメイアより先に『アルマイン』を回収するのだと言っていた」
 校長室で決まった作戦の内容を、レンがこの場にいる生徒たちに説明します。
「……ということは、エリザベートちゃんとフィリップくんを助け出すためにも、進まなくちゃいけないってことだよね?
 よ〜し、遅れちゃった分を取り返すよ〜! みんなも付いて来てね〜!」
「リンネ、一人で突っ走っても付いて来れないんだな」
 持ち前の強引なまでの積極性で、リンネが一行を引っ張るようにして、『アルマイン』の保管されている場所を目指して進み始めます――。
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 それぞれの場所で動き始める生徒たち。
 果たして、彼らが再びイルミンスールというただ唯一の場所で、日々を謳歌する時は訪れるのでしょうか――。

担当マスターより

▼担当マスター

猫宮烈

▼マスターコメント

猫宮・烈です。

『イルミンスールの冒険』新章、『イルミンスールの大冒険』キャンペーンシナリオの第2回です。
引き続き大ピンチな状況です。

舞台は主に、『精霊指定都市イナテミス』と『世界樹イルミンスール地下』となっています。
イナテミスでは地上に上がってきたニーズヘッグの侵攻を食い止め、イルミンスール地下では保管されている『アルマイン』をアメイアより先に回収し、エリザベートとフィリップを救出しなくてはなりません。
どちらかが失敗すれば、即座にイルミンスール崩壊へと繋がる、危機的な状況です。

再び、先輩は後輩を導き、後輩は先輩に導かれながら、力を合わせてイルミンスールを守りましょう!

※第1回で得られた情報、及び第2回冒頭で決定された作戦内容は、生徒の誰もが確認できるものとします。
 今回から参加される方も同様です。校長室で話を聞いて、さあどうしよう、という所からアクションをかけてみて下さい。

※一部のPC(主に、招待を出したPC)は、大分勝手に描写しています、ご了承下さい。
 なお、第1回で重傷云々言いましたが、今回特にHPやSPの減少はないものとします。
 
※3名の戦闘中行方不明は解除しました。
 というのも、『MCの危機に何もしないLC』があまりに不自然に思えたもので。
 (るるさん、ミケ借りました)

※上の件を鑑み、『MCとLCが別々の場所で行動を起こす』はしばしばダブルアクションと判定されますが、今回に関しては納得のいく理由があれば、可能な限り採用する方向で行きたいと思います。
 LCの追加も(ユグドラシルに行っている人たちを除き)認めます。

※第1回の舞台『コーラルネットワーク』と違い、今度のイルミンスール地下は現実世界です。
 広大な空間を、天井から地面へ伸びるイルミンスールの根が視界と道を塞いでいます。
 コーラルネットワークでは炎魔法や火器の使用は問題ありませんでしたが、ここでは火気厳禁です。

※地下の地図、およびイナテミス周辺図については、マスターページに画像を載せます。
 作戦の参考にどうぞ。

※地下は大まかに、内側と外側それぞれ8ブロックに分かれています。
 門から先に行けるのは『I1』ブロックだというのは分かっていますが、そこから先どうなっているかは下の情報を除き、現時点では一切分かりません。
 構造を解き明かすことが出来るかどうかは、皆様のアクションにかかっています。
 
 内側のブロックは、必ず別のブロックへの道が1つ以上あります。そこで行き止まりというブロックはありません。
 外側のブロックは、そこで行き止まりというブロックがあります。

※『アルマイン』が保管されているブロックへの最短ルートは、2つあります。

※探索に大きな貢献をした人、あるいは最短ルートをカンで探り当てた人(アクションに最短ルートを書き込むなどして)から順に、 『アルマイン』に乗り込むことが出来ます。
 ちなみに、イルミンスール地下に向かう人は、第3回で『アルマイン』でアメイアと戦闘を行ないたい人向けとなっています。
 その点、ご了承下さい。


※ニーズヘッグがイナテミスに接触するまで、およそ半日あります。
 その間に準備できる物を考えて、アクションを立ててみてください。

※イナテミスの設備については、掲示板企画『イナテミス開拓史』及びキャラクエ『イナテミス開拓史〜イナテミス精霊塔建設〜』の結果が反映されます。
 それぞれの結果次第では、ニーズヘッグに対して強力な武器となるかもしれません。

※ニーズヘッグの耐性については、前回持ち帰った蛇から判明しています。
 炎熱耐性:120→ 90
 氷結耐性:130→100
 雷電耐性:120→ 90
 光輝耐性:150→120
 闇黒耐性: 25→  0(無効)

 ただし、今回は竜形態へと変化する手前、蛹形態ということもあり、防御力がアップしています(矢印の先が今回の耐性)。
 その分攻撃は、毒液を噴出させる攻撃のみと単純です。
 しかし、ニーズヘッグの全長は150mにも及び、イナテミス領内、イルミンスールの森内で攻撃されれば、毒液の影響は周辺の土地にまで及びます。

※毒について、解釈の齟齬があったので、改めて説明します。
 どうやら『毒』と『猛毒』とがあるようですが、ニーズヘッグの与えるのは『猛毒』です。
 よって、次のように設定します。
 
 効果に『毒』と書いてあるもの:確率で成功
 効果に『猛毒』と書いてあるもの:絶対成功
 (例:『ナーシング』は確率で解毒成功、『獣医の心得』は絶対成功)

※ちなみに、イナテミスに向かう人は、第3回でニーズヘッグと戦闘を行ないたい人向けとなっています。
 その点、ご了承下さい。


以上、長くなってしまいましたが、どうぞよろしくお願いいたします。

▼サンプルアクション

・イルミンスールに侵入を試みるニーズヘッグを食い止める!

・イナテミスの住民を落ち着かせつつ、精霊と共に精霊塔で援護する

・イルミンスール地下に行き、アメイアより先に『アルマイン』を回収する

▼予約受付締切日 (既に締切を迎えました)

2010年10月26日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2010年10月27日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2010年10月31日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2010年11月30日


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