第四師団 コンロン出兵篇(第1回) リアクション公開中! |
シナリオガイド舞台はいよいよ、シャンバラ地方の外へ。教導団の最重要任務
シナリオ名:第四師団 コンロン出兵篇(第1回) / 担当マスター:
今唯ケンタロウ
* そんななか、シャンバラ教導団は第四師団のコンロン派遣を決めました。シャンバラ地方と細々とした交易のあるコンロンの一地域より情報を受けてのことです。 表向きはその地域を助け争いを収めるということで各兵士たちは聞いていますが、第四師団は辺境での討伐戦や、近くはヒラニプラ南部奥地における平定戦等の特務を担ってきた部隊……今回の、真意は……? 第四師団は、情報提供を受けたコンロン入口の都クィクモに、陸路空路から兵の第一陣を集結させました。その数は、およそ二千五百(陸路800、空路1,000+味方勢力)。 また、そこから内海に進んだミカヅキジマにもすでに先遣隊が派遣されており(こちらは契約者のみから成る三十名程に過ぎない)、これも協力を申し出ている当地の勢力と拠点「クレセントベース」の設営を開始しています。先遣隊は更に現地調査班をコンロン内地である北岸へと送り出しました。 そして……教導団の与り知らぬ幾つかの波紋もまたこのコンロンの暗がりに広がりつつあり、やがてコンロン全土を飲み込む黒い渦を予兆させているのでした。 ――「波紋、か」 静かに揺れる内海を見下ろし、急速度で南の方角へ飛んでいく、翼。 「何かが……」 「ハァァ! 龍騎士になって初の任務だ」 龍……と言っても、その男が乗っているのは、ひ弱な小さい龍。同じ龍が、後ろに四騎。そして、もう一騎は彼らの上空を飛ぶ、 「フン。(貴様が龍騎士だと。ただ蛮族めが何とか小龍に跨って、振り落とされんよう必死にしてるだけだろう!) 手柄を焦るな。まだ、真実は明らかになっておらぬのだ」 巨きい。その翼は、夜空の闇に消え入ってどこ迄伸びているのかというくらい……そして美しい龍。しかし、乗り手の顔は、抑えきれない醜い感情に歪められたような表情。垣間見えただけで、すぐに仮面が付けられた。「間もなく見えるな。ミカヅキジマか」柄に手を置く。 「しかし、ラスタルテ殿。そこにいるのが、教導団であれば……」小蛮族風情の男はもう曲刀を抜いている。巨きな龍に乗る者はその抜いた剣を制し、 「フン。まあ実際そうだとして愉しみは後にしておいてもいいだろう。 (しかし、教導団め。やつらもこの地へ、来たか……)」 ――「おい騎凛先生。起きろ」パンツを被った不良が言い放った。 「はっ、ぁぁ」いきなり縛られて登場の、第四師団・師団長の騎凛 セイカ(きりん・せいか)。「え。まだ、夜じゃないですか……?」 「もう昼だ。これがコンロンなんだ!」 「コン、ロン、……そうだ私は皆と遠征に……来ていた筈……何で?」 しかし、彼女は自分が率いていなければならない筈の本隊とはまったく離れて、パンツの不良に縛られ抱えられ遠くまでさらわれてきてしまっていたのだった。 「あ、それ私のパンツ……」 「なめんじゃねぇ!」不良の隣を歩くなめねこが、木刀を騎凛に突きつける。反対側にはちょっと不憫そうな顔の優しげな女性が、しかし巨大な斧槍を掲げ、ゆっくり歩いている。「武尊さん、もう下ろしてあげては……」 国頭 武尊(くにがみ・たける)……何故? 「こまけぇこたぁいいんだよ!! オレと第四師団の因縁だ。付き合って貰うぜ。お、とりあえずあの灯かりまで歩くか。そろそろ、飯にしねえと! それに道も尋ねないとどうもこないだとは様子が……むっ」 彼らを取り囲む、暗闇のなかに黒くぼんやりぼやけた集団。 「何だ。幽霊か?」国頭が一蹴するとまっ白い骸骨が周囲に飛び散る。「……ちっ。これが、コンロン、か」 担当マスターより▼担当マスター ▼マスターコメント
シャンバラ教導団の今期キャンペーンシナリオを担当させて頂きます今唯ケンタロウです。皆様よろしくお願い致します。 ▼サンプルアクション ・クィクモで魔物退治 ・クィクモからミカヅキジマへ ・案を述べる ・調査 ・ミカヅキジマ防衛 ▼予約受付締切日 (既に締切を迎えました) 2010年12月06日10:30まで ▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました) 2010年12月07日10:30まで ▼アクション締切日(既に締切を迎えました) 2010年12月11日10:30まで ▼リアクション公開予定日(現在公開中です) 2011年01月27日 |
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