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フューチャー・ファインダーズ(第2回/全3回)

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シナリオガイド【イコン参加可】

遠き時空の果てに巨神は眠る! 目覚めよ、全ての虚飾を打ち砕くために!
シナリオ名:フューチャー・ファインダーズ(第2回/全3回) / 担当マスター: 梅村象山

 目が覚めた時、あなた達は未来にいました。
 今から23年後の2046年。この時代では地球とパラミタ間で戦争が始まり、海京も消失して存在しません。
 海京に代わり、太平洋の要所となったのは海上都市”グランツミレニアム”です。
 荘厳な聖歌と管弦楽団の演奏が、都市中から聞こえます。
 各地区にある広場に、若く美しき司教・メルキオールの姿が映し出されました。
『過ぎ往く過去に感謝を。来るべき未来に祝福を。超国家神サマに祈りを捧げ、神聖なる6日間を共に過ごしマショウ』
 都市では今日から”祝祭”というグランツ教の年中行事が催されます。
 どこもかしこも祭りを楽しむ人で賑わいを見せ、通りにはご馳走と、祈りながら練り歩く神官の姿があります。

「……アイリちゃん……」
 遠藤 寿子(えんどう・ひさこ)は第8地区にいました。
 クルセイダーから追われる身となった彼女は、身を隠しながら、町の様子を窺っています。
 時空を超えた影響で、ここに来た経緯も目的も忘れている彼女ですが、時間が経つにつれ、だんだんと記憶が戻ってきました。
 はっきりとは思い出せませんが、自分はこの時代で起こる”何かを阻止”するために来たのだ、と。
 そして、この時代にアイリは来ていないということも。
「挫けてるわけにはいかないよね……アイリちゃんの分まで、私が頑張らないと……!」
 彼女の手の甲に印された数字は、刻一刻と減っていきます。のんびりしている時間はあまりないのかもしれません。

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 86……

 第7地区は、集結した多くのクルセイダーによって、別地区に通じる通路を全て封鎖されていました。
『神の名の下に、卑しき第7地区の封鎖は完遂された。これより、侵入者(インベーダー)の調伏を行う』
『奴等は町に災いをもたらす者。生かす道理なし、発見次第、安らかに眠らせるべし』
『我等は理想の尖兵。全ては超国家神様の御為に』
 彼らは、この地区に逃げ込んだあなた達を狩り出そうとしているのです。
 その頃、あなた達はレジスタンスに連れられ、地下通路に潜っていました。
 下水道に無理矢理穴を空けて通路を繋いだ粗雑な空間は、視界が悪く、悪臭と湿気に覆われています。
 しばらく時間は稼げるとは思いますが、クルセイダーも馬鹿ではありません、すぐにこの通路の存在に気付くでしょう。
「奴等をどうにか排除しなければな……”グランガクイン”の存在を気付かれるわけにはいかん」
 レジスタンスのリーダー、サマーブルーは目を鷹のように鋭く光らせ、言いました。
 地下通路には、ただ逃げ込んだわけではありません。もうひとつ、奥深くに眠る超兵器を回収するという目的があります。
「この最下層にある、旧海京に存在した天御柱学院が目的の場所だ」
 協力関係にある日本の特務隊からの情報では、超兵器の建造を今も尚行っている何者かがいるとのことです。
 旧海京時代の遺物を復活させようとしている人物。おそらくは彼らと志を同じくする者。きっと力になってくれるでしょう。
「我々の目的は、その何者かと接触し、教団への反攻作戦の協力を仰ぐ事にある!」
 レジスタンスのメンバーも言葉を重ねます。
「ただ、お気をつけください。偵察隊の報告では、天御柱学院に正体不明の怪物が住み着いているようなのです」
「怪物?」
 あなた達の誰かが、怪訝な顔で返しました。
「ええ。熱線を吐き出す白い獣で……同胞が何人も犠牲になっています……」

 86……

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 8621

 第9地区にあるサルベージ組合の本社。
 ここでは、リーダー・太公望の指揮の元、反攻作戦の準備が進められていました。
 サルベージ組合とは世を忍ぶ仮の姿、その正体は、日本国防衛省所属、救國軍、特務隊『朝焼(あさやけ)』なのです。
「祝祭には、超国家神も来るってぇ噂だ。この都市を奪還する絶好の機会、逃す手はねぇ」
 超兵器グランガクインを復活させても、装備が心もとなくては勝負になりません。
 近海には、超兵器を建造している謎の人物が外部から輸入しているという専用ユニットが、まだ幾つも眠っています。
 回収を急がなければ。
 それから太公望は、海底にある旧海京時代の兵器を集めさせています。
 と言うのも、教団の支配下にあるこの町では、大量の武器を秘密裏に集める事がとても難しいのです。
「手駒は多いにこしたことはねぇ。とにかく海の底でも町でもどこでもいいから、使えそうなもんを集めるんだ」
「隊長、旧海京時代のイコンデッキにもサルベージ船を回しますかい?」
「眠ってるのは第二世代の旧型ばっかりだが……いや、乗れる奴がいるなら、使えるかもしれねぇな……」
「……彼はどうします?」
 朝焼に所属する”この時代の”アイリ・ファンブロウ(あいり・ふぁんぶろう)が言いました。
 彼とは、現代からどういうわけかこの時代に送り込まれたメルキオールです。
 時空を超えた影響で記憶喪失に陥ってしまったあなた達と同様に、彼もここに来た経緯と目的が思い出せません。
 拘束されて椅子に座らせられている彼は、きょとんと悪意のない顔をしています。
「……どうしてワタシはここにいるのデショウ。思い出せマセン……困りマシタ……」
 太公望はため息を吐きました。
「……こっちもあんたの扱いに困ってるから、お互い様ですよ」


 ”未来とは無数にある可能性の内の一つにすぎない”
 ”しかし、我々が掴み取ることの出来る可能性は一つだけである”


担当マスターより

▼担当マスター

梅村象山

▼マスターコメント

■2013年3月27日:追記
【イコンの使用とサルベージについて】の説明を追加しました。



マスターの梅村象山です。
未来世界を舞台にしたキャンペーン第二回となりました。どうぞよろしくおねがいします。


【今回のシナリオについて】


本シナリオは前キャンペーン『インベーダー・フロム・XXX』シリーズと関連性があります。
関連性はありますが、とは言え、前回を必ず踏まえなくても楽しめるシリーズですのでお気軽にご参加ください。
勿論、他校の方も歓迎いたします。

本シナリオでは、遠藤寿子も含め、PCの皆さんは例外なく軽度の記憶障害に陥っています。
自分が何者なのかはわかりますが、自分のいる場所のことも、何の目的でそこにいるのかも思い出すことが出来ません。
自分が何者なのかわからなくなっていても構いませんけど(笑)
※詳しい状況は、第一回の様子をご参照ください。
今回から参加されるPCは全員、スタート地点は第8地区となります。
前回のクルセイダーは第8地区に隠れてやり過ごせた、という体で始めて頂ければ問題ありません。
また、今回LCを追加する場合も、はぐれていたけど再会することが出来た、という体であれば大丈夫です。
ただし、はぐれていたLCが、MCの知らない情報を持っていることはありません。

記憶だけではなく、使えるスキルも忘れているため、スキル欄のスキル1、スキル2に設定したものしか使用出来ません。
ここで設定したスキルは、次回以降も引き次がれ、変更する事は出来ません。

※第一回に参加されたPCの装備設定は、わたしのマスターページをご参照ください。

また、どういうわけか装備も少ない状態です。
持ち込めるアイテムは装備欄の武装1、武装2、武装3に設定されているもののみとします。
ここで持ち込んだアイテムは、次回以降も引き次がれ、変更する事は出来ません(消費/破壊された場合はなくなります)。

従者やペット、乗り物の場合生き物は持ち込み不可です。

基本的に生物を持ち込むことは出来ませんが、
例外として、召喚獣や虚無霊など、呼び出すことで一時的に存在する生物の持ち込みはOKとします。
常に同行する類いの生物(聖獣は含まれます)は、持ち込みNGとさせて頂きます。

ユニーク化アイテムの扱いですが、
”非生物を生物にした”場合、”生物を非生物にした”場合は、ユニーク化後の形態に準ずる、とさせて頂きます。
ユニーク化後の状態が生物であれば持ち込むことは出来ません。

必要なアイテムがある場合は現地調達をしてください。


【イコンの使用とサルベージについて】


本シナリオはイコン可となっていますが、サルベージで回収出来て始めて使用可能になります。
今回、回収が可能なイコンは、2.5世代のイコンまでとします。
このシナリオの舞台では第三世代が登場する前に、海京が崩壊しているので、第三世代を回収することは出来ません。
各コラボ機体は回収可能です。
また、回収出来るイコンは、機体種別が「イコン」「航空機」「大型車両」のものに限定します。
ただし例外としてドラゴネットは、そもそもドラゴニュート本人ですので、回収の必要なく使用可能です。



【冒険の舞台】


皆さんがいるのは、グランツミレニアムと呼ばれる海上都市です。

1)第8地区
  グランツミレニアムの商業地区にあたる場所です。
  中央に広場があり、そこから放射状に商店通りが伸びています。
  酒場『煌明亭』や玩具屋『大勇玩具店』、その他、皆さんの想像する商店街にあるお店は大体あります。
  北に、第6地区。南に、第9地区。西に、第7地区。東に、サルベージラグーンがあります。
  第7地区に通ずる跳ね橋は戦闘があったため、クルセイダー達が集結し、完全に封鎖されています。
  跳ね橋以外の場所は、クルセイダーによる厳戒態勢は解除されています。
2)第6地区
  境界関連施設の密集する区画で、一般市民の立ち入りは厳重に止められています。
  美しい聖堂が立ち並んでいますが、中には聖堂をカモフラージュにした研究施設も紛れているようです。
  そこでは、ガーディアンや新たな兵器の研究・開発が行われているとか。
  司教・メルキオールもここにいます。
  警備が厳重のため、基本的には第一回で侵入に成功したPCのみ、ここで行動する事が出来ます。
  また、聖者コルテロに認められたPCは、彼と一緒なら出入りする事が可能です。
  ※第6地区で活動可能なPCの一覧は、わたしのマスターページを参照してください。
3)第7地区
  下層市民が押し込められている地区です。
  現在、クルセイダーによって、地区の四方を囲まれてしまっている状態です。
  そのため、第一回でこの地区に行ったPC以外はここに入るのが非常に困難になっています。
  また逆に、第一回でこの地区に行ったPCはここから脱出するのが非常に困難になっています。
  ※第7地区にいるPCの一覧は、わたしのマスターページを参照してください。
  地下にある天御柱学院には、正体不明の怪物がいるそうです。
  ライオンほどの大きさの四足歩行の獣で、全身が白く、ほのかに発光しています。
  なんでも噛み砕く強靭な顎を持ち、あらゆるものを融解させる熱線を吐くそうです。
  また、とても頑丈で、どれほどダメージを与えてもあまりこたえません。
  視力はないようですが、鼻と耳で獲物を感知して、襲い掛かってくるようです。
4)第9地区
  大きな港町で、別名”ナインポート”と呼ばれています。
  サルベージ船もたくさん往来していますが、別の地区とを結ぶ定期船、交易を行う輸送船、
  それから、太平洋に存在するメガフロート要塞とを結ぶ教団の戦艦も港に停泊しているようです。
  ここには、サルベージ組合の本社があります。つまり特務隊『朝焼』の本拠地です。
  彼らがこれまでに回収したグランガクイン関係のユニットが保管されています。
  ここではグランガクインの専用ユニットや、旧海京時代の遺物をサルベージすることが出来ます。
  どのようなユニットを回収するかアクションに書いて頂ければ、同じか、近いものが引き揚げられると思います。
  ここで回収されたユニットは、今回グランガクインの復活に成功した場合、第三回で装備に搭載されます。
  また、ここではイコンを回収することが出来ます。
  ご自分のイコンを回収したい場合は、必ずイコンをセットした上でご参加ください。



【本シナリオにおける注意点です】


ダブルアクションについて、改めて説明します。
MCとLCの目的が別のアクション、目的が複数あるアクション。
これらはダブルアクションになります。この場合、アクションが一部しか採用されませんので、ご注意ください。

またシーンを複数に跨ぐようなアクションも限りなく透明な……じゃない、ブラックに近いグレーです。
ダブルアクション気味になってしまうので、ワンシーンで魅せるようなアクションにして貰えると助かります。
ワンシーンで自分を出し尽くすようなアクションこそ、完成されたアクションだと私は思う次第です。

上記のシーン跨ぎ問題があるので、原則MCとLCの別行動を禁止とさせていただきます。

▼サンプルアクション

・レジスタンスと行動を共にする

・クルセイダーの行動を妨害する

・サルベージ船に乗り込む

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2013年03月25日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2013年03月26日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2013年03月30日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2013年04月16日


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