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【蒼空に架ける橋】第2話 愛された記憶

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【蒼空に架ける橋】第2話 愛された記憶

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シナリオガイド

機晶石採掘を手伝って、弐ノ島を活気ある島に変えよう!
シナリオ名:【蒼空に架ける橋】第2話 愛された記憶 / 担当マスター: 寺岡 志乃



おおまかなあらすじ
 両親、祖父とともに軟禁されていた伍ノ島から逃亡した少女ツク・ヨ・ミ(つく・よみ)は、逃亡途中で雲海の魔物の襲撃にあい、トトリ(飛鳥)を破壊されて地上へ落下します。
 そこでシャンバラの少年ウァール・サマーセット(うぁーる・さまーせっと)と出会ったツク・ヨ・ミは記憶喪失を装い彼に真実を告げないまま、浮遊島群への船が出るという南カナンのレシェフの町へ向かいました。
 影のようなヤタガラスたちに執拗に追われながらも、途中知り合ったコントラクターたちに助けられながら、ツク・ヨ・ミは目指す浮遊島群、壱ノ島へ戻ります。
 そこで出会ったナ・ムチ(な・むち)との会話からウァールに記憶喪失でないことを知られ、1人太守たちのいる行政府へ向かったツク・ヨ・ミは、血まみれの姿を目撃されて――……。




●壱ノ島 太守の館

 伍ノ島太守コト・サカ・ノ・オが壱ノ島行政府で殺害された夜。壱ノ島太守モノ・ヌシ、参ノ島太守ミツ・ハ、肆ノ島太守クク・ノ・チは館内の一室に集まり、そのことで話し合っていました。
 温和で慈愛に満ち、天津罪人にすら優しく接する伍ノ島太守はだれからも好かれ、愛されている太守でした。彼の統治により伍ノ島は長らく安定し、平和に栄えてきているのはだれもが認めるところです。そんな彼を、だれが殺したいと思うでしょう?

「きっとコト・サカさまを殺害したのはツク・ヨ・ミなのねん!」

 ほかの2人のように椅子に腰かけることなく、せかせかと落ち着きなく歩いて、ミツ・ハは憤り、憤懣やるかたないといった様子で豊満な胸の下で腕を組みました。美の神もかくやと思われる美しい面には今は一片の柔らかさもなく、肌はぴりぴりと張りつめ、金色の瞳は怒りから普段以上の輝きを放っています。
 各島の警備を担うキンシ(金鵄)たちを一手に束ねる参ノ島の太守として、警備をすり抜けられ、凶行に及ばれたことは彼女にとって顔に泥を塗られたも同然でした。

「ずっと軟禁されて、そのことで恨んでいたのねん! 本来ならほかの重犯罪人たちと同じ、監獄島で刑に処されているはずだったのねん! それを、罪人たちからリンチに合うといけないからと、格別のはからいで伍ノ島に館を与えられていたくせに、その恩も忘れるなんて、ひどい逆恨みなのねん!!」

 その言葉にはたしかにうなずけるものがありました。
 コト・サカの細い体は何度もナイフのような鋭利な物で刺し貫かれており、そこには彼に対する憎しみが感じられたからです。
 何より一番の決定打は、彼の部屋から逃げる血まみれのツク・ヨ・ミの姿を目撃したという者の証言でした。

「……状況から見て、ツク・ヨ・ミがコト・サカさまを殺害したのはほぼ間違いないだろう。しかし動機はどうだろうか」

 それまでずっと聞き手に徹していたクク・ノ・チが重々しく口を開きます。
 クク・ノ・チはもともと口数の少ない無口な男で、太守同士の話し合いでは意見を求められたときに口を開く程度でしたが、そうするとき、必ずといっていいほど彼の言葉は重く扱われ、話の方向を定めるのが常でした。

「コト・サカさまの遺体からは、神器が奪われていた」

 神器(しんき)――。
 それはかつてアキツシマに降臨したという、初代国家神アマテラスが身につけていたとされる5つの鏡です。
 はるか昔、この地で威勢を誇っていた悪龍オオワタツミを封じるため、アマテラスはこの5種の神器の力を用いました。そしてオオワタツミが復活し、アキツシマが5つの浮遊島に分裂してからは、各島の太守が代々受け継いできたのです。
 ヒガタノカガミ(日像鏡)は壱ノ島太守が、ヒボコノカガミ(日矛鏡)は弐ノ島太守が、オキツカガミ(沖津鏡)は参ノ島太守が、ヘヅノカガミ(辺津鏡)は肆ノ島太守が、マフツノカガミ(真経津鏡)は伍ノ島太守が、それぞれペンダントとして首から下げて、肌身離さず持っていました。
 コト・サカもこの日、つけていたのは何人もが見ています。しかし、死亡したコト・サカからマフツノカガミは見つかりませんでした。

「どうしてツク・ヨ・ミが神器を狙うのん?」
「それはまだ不明だ。しかし、あの少女の目的がそれであるというのなら、われわれのうちのだれかが次の標的となる可能性は高い。警戒を怠らぬことだ」
「あら。心配してくれるの? 大丈夫ねん。このアタシがあんな小娘ごときに後れをとる可能性なんか、髪1筋分もないのねん。むしろ来るがいいのねん。返り討ちにして、コト・サカさまのかたきをとってあげるのねん」

 ミツ・ハはクスクス笑うと、親しげに手をクク・ノ・チの手に重ね、誘うようにそでで隠れた腕に胸を押しあてました。赤く塗られた唇をクク・ノ・チのほおに添わせます。クク・ノ・チは拒みはしませんでしたが、応じることもありませんでした。
 モノ・ヌシはサッと下を向きました。けれど、それは2人の艶事のためではありません。間接照明のうす暗さにまぎらわせるような、表情を隠すその動きにクク・ノ・チは量るような目線を向けましたが、何も言いませんでした。

「ミツ・ハ」
「なぁに?」
「参ノ島へ戻る前に弐ノ島へ行き、エン・ヤどのにこのことを知らせてくれ。神器を狙っている者がいる、警戒するように、と」
「分かったわん。で、アナタは?」
「コト・サカさまを伍ノ島まで連れて帰る者がいる。わたしがその役目を負おう。
 それでかまわないかな? モノ・ヌシどの」
「……は、はい」

 モノ・ヌシは恐縮そうに答えて額の汗を拭きました。



●壱ノ島 港近くの宿

 その場の成り行きで行政府からツク・ヨ・ミが逃げる手助けをした風森 巽(かぜもり・たつみ)は、その後、船員たちがよく寝泊まりするような港近くの人目につきにくい安宿に部屋をとり、そこにツク・ヨ・ミを匿っていました。
 奇妙な言葉を発した影から逃れて以来、ツク・ヨ・ミは糸が切れたように放心しきって、されるがまま、ティアの服を借りて着替えをすませると、ずっと椅子に腰かけています。
 やがてドアをノックする音がして、ツク・ヨ・ミに着替えを渡したあと姿を消していたティア・ユースティ(てぃあ・ゆーすてぃ)が戻ってきました。

「どうでした?」
「うまくごまかせたと思う。あの騒ぎだから太守さん、ボクたちと面会するどころじゃなくなったし。トイレに行ってたって言っても特に追及されなかったよ。
 秘書さん、あの様子だとボクたちが部屋にいなかったの疑うどころか、ボクたちの存在も忘れてたんじゃないかなぁ」
「よかった。
 まあ、地上からの旅行者が着いたその日に太守を殺す動機はないですからね」
「うん。それに、太守さんを殺したのは逃亡者のツク・ヨ・ミだって、みんな言ってたよ」

 ビクン、とツク・ヨ・ミの肩が反応したのを見て、巽は椅子に座った彼女の元へゆっくりと近寄りました。

「安心してください。俺たちはきみが殺したとは思っていません。あなたが犯人だと思ったら、一緒に連れて逃げたりしていません。ただ、聞かせてほしいんです。あそこで一体何があったのか」
「…………わたしが……部屋へ、行ったとき……」

 ツク・ヨ・ミはぎゅっと目をつぶって、何も考えないようにしながらそのときのことを話しました。
 彼女がドアをノックしたときドアはちゃんと閉じられておらず、ツク・ヨ・ミのノックで開いたこと。部屋のなかで、コト・サカが車椅子ごと倒れて、ドアに向けて手を伸ばしたまま死んでいたこと。彼とはツク・ヨ・ミも旧知の仲だったので、思わず駆け寄って揺り動かしたこと。そして脇にはあの見たことのない巨大な影がいて、剣の形をした一部から血がしたたっていたこと。

「……わたし、怖くて……。とっさにウァールたちにもらった銃を使ったんです……」

 これまでずっと逃げるだけだったツク・ヨ・ミが武器を隠し持っているのは予想外だったのでしょう、閃光弾は至近距離から影に当たり、胴の一部を撃ち抜いて散らしました。

「なぜあの影がそんなことをしたか分かりますか? キーを渡せとか言っていたけれど?」
「……………」
「じゃああなたはどうして太守に会おうとしたんです?」
「……………」
「あのさあ」

 ティアがとうとうしびれを切らしたように、少し不機嫌な声で言いました。

「タツミはキミを助けたいと思ってるんだよ。でも、そうやってなぁんにも教えてくれなくてだんまりじゃ、こっちも助けようがないじゃん。それとも、まだボクたちが信用できない?」

『――こうしないか?
 私たちは、きみに信用してもらえるように努力する。だからきみは、私たちが信用できると考えることを努力する』

 ティアの言葉で、ツク・ヨ・ミのなかに、船で聞いた言葉がよみがえりました。
 そして急に、自分がたった1人なのだと自覚して。怖くてたまらなくなったのでした。
 理解者である両親や祖父からは遠く離れ、わけの分からない敵に追われ、唯一頼れると思ったナ・ムチは彼女を憎んでおり、ウァールには嫌われ、優しかったコト・サカさまは殺されて、託された大事なキーも奪われ、どこにあるかも分からない……。
(おじいちゃん、ごめんなさい……。できると思ったのに……わたし、もうどうしたらいいか、分からないの……)
 目頭が熱くなり、涙がこぼれます。
 1滴、2滴としたたった涙は、すぐにまるでダムが決壊するようにあふれて、いくらこすりとっても止まってはくれませんでした。

「え!? ちょっと!? ボクが泣かした!? ボクのせい!?」
「いえ。でも、しばらく泣かせてあげましょう」

 涙が止まり、感情の揺れが収まるのを辛抱強く待った2人に、ツク・ヨ・ミはぽつりぽつりと話し始めました。
 それはこの浮遊島群の歴史、オオワタツミとツク・ヨ・ミの祖父ヒノ・コの因縁でした。

「――おじいちゃんは、なぜ神器を抜いてしまったのか、話してくれなかったわ。だから、理由はわたしも分からない。だけどそれから7000年、おじいちゃんはずっと、ずっと、贖罪に生きてきたの。どうすれば償えるか、そのことしか考えられないって言ってた……。
 おじいちゃんは決して悪い人じゃないのよ。とても優しい、すてきなおじいちゃんなの……」
「うん。それで?」
「……最初は5つに別れてしまった島を元に戻そうって考えてたんだけど、それはどうやっても不可能で……。それで、もう元に戻せないのであれば、せめて雲海の魔物たちに襲われないですむように、安全な道でつなごうって、考えたらしいわ。そのための装置を何百年もかけて完成させて、あと少しっていうときに、捕まっちゃった。おじいちゃんは何度も逃げようとしたけどそのたびに捕まって、監視の目がどんどん厳しくなって……だから、わたしが代わりに完成させようと思って、逃げだしたの」

 ツク・ヨ・ミは首から下げていた鎖を引っ張り出しました。そこには直径2センチほどの皿のようなペンダントトップがついており、よくよく見るとそれは鏡だということが分かりました。

「これがその神器ってわけ?」
「ええ。島に橋をかけるには、これを5つ揃える必要があるの。この島のエネルギーを引き出す力がこれにはあるんだっておじいちゃんは言ってたわ。アマテラスさまがオオワタツミを封じた力で、今度は島と島の間に橋をかけるんだ、って」

 数時間後、3人は弐ノ島行きの貨物船に乗っていました。
 弐ノ島太守エン・ヤに交渉し、神器を譲ってもらうために……。



●弐ノ島

 弐ノ島は、岩と草しかない、自他ともに認める過酷な地です。
 壱、参、肆、伍ノ島はカナンの世界樹セフィロトおよびシャンバラの世界樹イルミンスールの恩恵を受けて栄えていましたが、その威光は遠く離れた弐ノ島まではおよばず、弐ノ島はいわば世界樹に守られていない土地なのです。
 雲海は厚く空を閉ざし、1年のほとんどが暗い灰色の空です。作物はわずかしか取れません。それだけならまだいいのですが、雲海の魔物の領域がどの島より島に近く、たまにですが、魔物が直接島の町を襲撃したりもします。
 岩にしがみつき、草葉の露をすすり、草の根を掘り起こしてかじるような生活を、だれがしたいと思うでしょうか?
 島の人々の大半は参や壱など、ほかの島へ出て行ってしまいました。残っているのはほかの島へ渡る財力も気力もない者と、そして、ここが生まれ故郷だからとの理由で残ることを選択する、ごく限られた者たちだけ。
 弐ノ島太守の娘サク・ヤも、そういった者の1人でした。

「サク・ヤさま! 大変です!!」

 太守の屋敷で唯一の小間使いセ・スリがあわてふためきながら玄関から飛び込んできました。

「落ち着きなさい! 何があったの?」
「ら、落盤です!! 突然揺れて、あっと思ったときにはもう――」
「なんてこと……!」

 サク・ヤは真っ青になって屋敷を飛び出していきました。
 地下鉱山の入口まで足を止めず、走り通した彼女の前に広がったのは、けがを負って地面に座り込んだ工夫(こうふ)たちと、土砂にふさがれた坑道への入口でした。
 泥で真っ黒く汚れた工夫長がサク・ヤの元へやって来ます。

「サク・ヤさま……もう無理です。これで3度目です。周囲がもろすぎるんです。とても岩盤を打ち抜くまでもちません。特に今回は厳しかった。あと少しで生き埋めになるところでした。みんな、けがが治ったとしても、再びもぐってくれるかどうか……。
 それに、肝心の機械も、あれではもう使い物になりません」
「――そう。分かったわ。
 死者が出なくてよかった。とにかく今は、みんな休んで……」

 治療を手伝い、全員が撤収するまで見守ったサク・ヤは、たった1人になって、初めてがくりとその場にひざを折りました。
 これが最後の賭けだったのです。
 ほかの島の知人たちに何度も何度も手紙を書き、どうにかお金を掻き集めて、ようやく手に入れた中古の採掘機と工夫たちでした。参ノ島から新しい採掘機を手に入れる手段はなく、ただ残ったのは借金だけ……。
 地についた手のひらをぎゅっとこぶしにして、地面をたたきます。

「――いいえ。あきらめないわ。この下には、たくさんの機晶石が埋まっているの。調査では出ているのよ。それさえ掘り出すことさえできたら、この島はきっとよみがえる……!」

 サク・ヤは立ち上がり、スカートについた泥をはたくと毅然として面を上げ、屋敷へ戻りました。
 病床の父を起こさないようそっと部屋の前を通り抜けると居間にある絵画の裏の隠し金庫から宝石箱を取り出します。そこには神器ヒボコノカガミが入っていました。

「これを売るしかないわ……きっと、父の親友のモノ・ヌシさまなら事情を話せば高額で買ってくださるでしょう……」

 ですが、これを手放すということはこの島の太守である証を手放すことです。
 機晶石が採掘できればすぐ買い戻すにしても、どれほどの貧困にさらされても決して手放さなかった先祖たち、そして現太守の父に申し訳なくて、サク・ヤは箱を開けて中を見ることができませんでした。
 サク・ヤはそのほかにも、母の形見のネックレスや、5年前病死した弟のチル・ヤの形見の指輪などを金庫から取り出して、箱の横に並べていきます。
 そして最後に――――首から下げていた鎖を引っ張り出して、そこに吊るしてあった指輪をはずしました。

「……ごめんなさい、カディル……」

 そっと指輪に口づけをして。サク・ヤはその指輪を、売る宝石の1つとして並べたのでした。



 翌朝。
 各島の掲示板に、機晶石採掘の工夫募集の貼り紙が貼られました。
 しかし、場所が弐ノ島であるというのを見て、島の人々は首を振り、肩をすくめて立ち去っていくばかりでした。

担当マスターより

▼担当マスター

寺岡 志乃

▼マスターコメント

 こんにちは、またははじめまして。寺岡志乃といいます。
 このシナリオは、シャンバラとカナンの間にある雲海に囲まれた5つの島を巡っての冒険物となります。
 
 ガイド本文の内容は、完全にPL情報です。
 第1話で手に入れました情報をどう共有するかにつきましては、掲示板で話し合ってください。


 最後に注意点がありますので、必ず熟読して、アクションを書くようにお願いします。


●今回行動できる場所について
 皆さん壱ノ島にありますホテルで1泊したことになっています。
 その後、港へ行き、各島行きの船に乗っています。今回はどの島へ向かわれてもかまいません。
 1.壱ノ島
   地上の人たちとの交易に期待をしている、とてもフレンドリーな島民たちがいます。
   現在伍ノ島太守が暗殺されたことでピリピリしていますが、犯人の共犯者が地上人であることはまだ知られていません。
 2.弐ノ島
   岩と草しかない過酷な島です。強い風が吹きすさび、枯れた土地が広がっています。
   町は廃墟が目立ち、人々は疲れ切っていて、観光するような場所はどこにもありません。
   工夫として雇われて機晶石採掘をすることができます。
 3.参ノ島
   島のなかでは一番工業が発達した島です。かつて機晶石が採掘されていました。
   採掘が終わってピークは過ぎていますが、まだアーティフィサーや機晶姫が多くいて、武具が豊富。女傭兵たちがいます。
 4.肆ノ島
   和風で雅な場所です。散策にぴったりのゆったりとした景色が楽しめます。
   法術使いが多く、店では普通に魔法的な呪具や呪符、お守りのような物が売られています。
   白法術師もいれば黒法術師もいます。こちらでは道をはずれた法術師は外法使いと呼ばれて恐れられています。
 5.伍ノ島
   シャンバラ並に発達した、一番大きな島です。
   現代的で瀟洒な建物が立ち並び、近代的ですが、郊外には緑の丘や雄大な大地が広がり、自然があふれています。
   ここでしか見られない野生動物たちもいて、ツアーも開催されています。観光におすすめです。


●NPCについて
エン・ヤ……弐ノ島太守です。10年近く病床で、長患いです。
サク・ヤ……弐ノ島太守の1人娘です。寝たきりの父親に代わり、気丈に島を統治してきました。27歳、未亡人です。
モノ・ヌシ……壱ノ島太守です。何か隠し事がある様子?
ミツ・ハ……参ノ島太守です。色気たっぷりな美女で、強い男が好き。外見や口調に見合わず巨大な刃を持つハルバートの使い手で、頭も切れ、とても強いです。
クク・ノ・チ……肆ノ島太守です。法術使い。強烈なカリスマ性を持ち、肆ノ島の民だけでなく全島民から支持されています。
ヒノ・コ……ツク・ヨ・ミの祖父で島を5つに割った原因をつくった人。現在伍ノ島にある太守の館の一角に監禁されています。ある考えを持っており、展開によっては今作中で動くかもしれません。
キ・サカ……死亡した伍ノ島太守コト・サカの娘です。伍ノ島にいます。ナ・ムチの(自称)恋人。気が強く、少し情緒不安定。昔からツク・ヨ・ミのことは嫌っています。
ナ・ムチ……伍ノ島の青年。ツク・ヨ・ミ、ヒノ・コとは因縁の持ち主。キーを持っており、ツク・ヨ・ミが何をしようとしているか知っています。彼女を捕えるため、弐ノ島へ向かいます。
スク・ナ……ツク・ヨ・ミを捕えるのにちょっと迷いはあるものの、やっぱりナ・ムチと一緒に弐ノ島へ行き、ツク・ヨ・ミを狙います。
ウァール・サマーセット……ツク・ヨ・ミにだまされ利用されたと、内心複雑な思いのまま、ツク・ヨ・ミらしき人物が弐ノ島行きの船で目撃されたと聞いて弐ノ島へ向かいます。
カディル・ジェハド・イスキア……カナン人。10年前、結婚の約束をしながらほかの男と結婚したサク・ヤに、だまされて母の形見の指輪を盗られたと思っています。彼女から取り戻すために弐ノ島へ向かいます。
JJ……シャンバラの賞金稼ぎ。ツク・ヨ・ミ捕縛の正式依頼を受けるため、伍ノ島へ向かいます。
パルジファル……JJの相棒。赤い刀身を持つ狼型ギフトです。
ヤタガラス……ツク・ヨ・ミを執拗に狙ってきます。その正体は外法使いの使役する死霊です。攻撃者の物理攻撃方法をある程度コピーします。闇黒属性で、何の防御もなく触れると数秒間浸食されます。光で散らすことができるものの、決定打にはなりません。ある程度戦って逃げることをおすすめします。なお、数体ですが、巨体でしゃべることができるヤタガラスもいます。このヤタガラスはすべてにおいてほかのヤタガラスよりも強力です。
オオワタツミ……雲海の龍です。島を囲む雲海を生み出している源で、雲海の魔物たちの首魁。雲海に隠れたどこかの無人島を根城にしています。


注意点
 1.各島へ行く手段は浮遊島の熟達した船乗りが操縦する船しかありません。それ以外の航路を独自に用いようとしますと、雲海の魔物たちに襲撃されます。ですので、浮遊島では飛空艇、箒その他乗り物は一切使用できません。船に乗せることもできませんので、持ち込まないようにしてください。
(※どうしても持ち込みたい場合は方法を考えてください。それが有効と判断した場合は個別でお知らせさせていただきます。
 今作に限りその方法を検討し、有効であれば、最初から持っていた、とすることを許可しますが、失敗せず使用できるかはまた別となります)

 2.このシリーズに参加できるLCは2人までとさせていただきます。3人目が入っていました場合は没とし、リアクションには登場しません。ただし、文字数用として追加されるのはかまいません。

 3.パートをまたぐアクションはWアクションと判断、片方が不採用になります。また、目的が2つ以上あるアクションも同様にWアクション判定となり、LCのアクションが没扱いになります。
  例)MCはヤタガラスとバトル、その間LCはセツと会話して情報を得る → × LCのアクションが没扱いになります。
    MCは情報収集、その間LCは町を散策 → × LCのアクションが没扱いになります。
    GAでMCは情報収集、その間LCは他の者と町を散策 → △ 散策はできますが事件に遭遇、バトル参加といった複雑なことはできません。
    MCはスク・ナの足止めLCはセツを安全な所へ逃がす → ○ 逃がすだけです。逃走先あるいは途中で○○するというのはWアクションです。

 4.浮遊島群ではツク・ヨ・ミは指名手配されています。額のあざは刺青で、浮遊島群で最も重い天津罪刑に処された犯罪者であるしるしです。
   彼女の味方をして一緒に行動するというのは、犯罪者の仲間であるととられます
   そのせいで島での立場が悪くなったり、冷遇されたり、捕縛されてしまうことも考えられます。ご承知ください。

 5.高久高久GMのシナリオに参加される方は、こちらのシナリオには参加できません。参加されました場合白紙と同じ扱いとなり、リアクション内に登場することはありません。よろしくお願いします。



 それでは、皆さんの個性あふれるアクションをお待ちしております。

▼サンプルアクション

・弐ノ島行きの船に乗る

・機晶石採掘を手伝う

・サク・ヤとカディルをとりもつ

・ほかの島へ行く

・観光をする

・伍ノ島太守の館へ潜入する

▼予約受付締切日 (既に締切を迎えました)

2014年04月01日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2014年04月02日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2014年04月06日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2014年04月26日


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