蒼空学園

※このシナリオは初心者さん優先です。
　『蒼空のフロンティア』で初めて遊ばれる方に参加枠をお譲りくださるよう、ご協力をお願い致します。
　「追加参加受付中！」になりましたら、どなたでもご参加ください。
　なおこのシナリオでは初心者さん向き特別ルールとして、アクションが未投稿の場合もリアクションに登場いたします※

　
　
　はらはらと、はらはらと。
　木々の葉が落ちては境内に降り積もります。
「寒くなりましたねぇ……」
　空京にある空京神社。その片隅にある摂末社のうちの１つ、福神社の主、福の神の布紅は落ち葉を掃く手を止めて空を見上げました。
　去年の今頃は、こんな風に空を見上げる余裕もなかった……そんなことを思い出していると、いきなり竹箒が引っ張られました。
「はい？　――ひょええ～っ！」
　何だろうと振り返った布紅は、竹箒を掴んでいるのが動く蔦なのに気づいて驚きました。いつの間にこんな蔦が生えていたのでしょう。境内の一角にうねうねと動く蔦がくねっていて、そのうちの１本が布紅の竹箒を取り上げたのでした。
「それ、返してもらえませんか～。お掃除するのにいるんです」
　布紅はそう頼んでみたのですけれど、蔦はうるさいとばかりにびしりと布紅を打ち据えます。
　たまらずに布紅は、蔦の届かないところまで逃げ出しました。
「どうしましょう」
　竹箒を取られてしまっては掃除が出来ません。それ以上に、神社にあんな蔦が生えているのは困ります。
「あ、今はそっちに行っちゃダメです」
　参拝客が蔦のある方に行かないようにと、布紅は通行整理にわたわたと境内を動き回るのでした。
　
　
　ところ変わって、蒼空学園。
　パラミタに新たにやってきた転入生を、白鞘　琴子（しらさや・ことこ）は笑顔で迎えました。
　地球人とパラミタの種族の契約は未だに次々となされている為、学園には常に転入生がやってきます。
　日本文化の授業は他の科目に比べて多くないので、時間が空いているからと、琴子は新しく転入してきた生徒の案内を引き受けたのでした。
「転入生の皆さん、ようこそパラミタへ。わたくしは蒼空学園で日本文化を教えております白鞘琴子と申します。授業でお会いすることもあるかと思いますので、どうぞよろしくお願い致します」
　琴子は挨拶をすると、学園のことを簡単に説明しながら校舎を案内していきました。
　一渡り説明を終えて元の位置に戻ってくると、琴子はどうかこの土地に早く慣れて下さいと、新入生たちに声をかけた。
「地球とは違う点も多くありますので、慣れるまでは無理は禁物ですわ。どうか安全には気をつけて、有意義な学園生活を送ってくださいましね」
　パラミタには地球にない危険もあります。特有の習慣があったり、地球では考えられないことが起きたりもします。
　少しでも早くこの土地に慣れることは、新入生たちにとっても重要なことなのです。

　それで、と琴子はこんな頼みを持ちかけました。

「実は、福神社に動く蔦が生えてしまって困っているそうなんですの。一般の参拝客の方にとっては厄介な蔦ですけれど、契約者となった皆さんなら駆除は難しくないと思いますわ」
　契約者にとってならばこの駆除は、パラミタで遭遇しうる危険に対する軽い腕慣らし、といったところでしょうか。
　いきなり強敵に遭遇して慌てるよりも、腕慣らしをしておいた方が危険が少ないのではないか、と琴子は考えたのです。

「参拝客が蔦の被害にあわないように、布紅さまが移動をお願いしているのですけれど、こちらも出来ればお手伝いしていただけると助かりますわ。大人は聞き入れてくれても、子供の好奇心を抑えるのはなかなか大変なようで、苦労されているようですので」
　参拝客が巻き込まれたりしたら大変です。その間、誰かが参拝客の誘導をしていてくれれば安心できるでしょう。


「集めた蔦は境内で全部燃やしてしまいましょうね。それで……ついでといっては何ですけれど、さつまいもを持っていってその火で焼き芋、というのはいかがでしょう？　親睦を兼ねた焼き芋会ですわ。お弁当を持っていくのも良さそうですわね」
　蒼空学園だけでなく、他の学校への新入生の方もぜひ、と琴子は誘うのでした。
　
　
　

　蒼空のフロンティアへようこそ。
　ＧＭの桜月うさぎ（さくらづき・うさぎ）と申します。どうぞよろしくお願い致します☆

　これは、マスターシナリオに参加するのが初めて、あるいは参加したことはあるけどまだ良く分からない、というくらいの初心者さんの為のシナリオです。「追加参加受付中！」になるまでは初心者さんに優先的に枠を譲ってあげて下さいませ。
　初心者じゃないのにうっかり参加しちゃった、という場合はどうかお気になさらずに～。私自身、かなりうっかりさんですので。その代わり、初心者さんの良き助け手となってあげて下さいね。
　琴子が蒼空学園の先生なので、説明の舞台は蒼空学園になっていますけれど、他の学校の方の参加ももちろん歓迎です☆
　
　パラミタってどんな世界？　マスターシナリオでしていいこと、ダメなことって何？　ＧＭって何者？
　なんて疑問のある方は、この画面の上の方、『マニュアル』という文字をクリックしてみて下さい。そこに世界のことやマスターシナリオ講座、用語集等があります。
　
　そもそも参加の手順とか、アクションの送り方がわからない～、という方は、この画面の左上の隅にある『蒼空のフロンティア』のロゴをクリック。次に出てきた画面の右下『既にプレイ中の方はコチラ』をクリック。で、上の方にある青いラインのところで『ゲームを始めるには』をクリック。そうして『プレイガイド』をクリックすると、ずらっと分かりやすい説明が出てきます～。

　読んでみたけど分からない～、という方は『学校入口』にある『掲示板入口』をクリック。そうすると一番上に初心者さんの為の掲示板が出てきます。ここに書き込むと、知ってる人が答えてくれるかも知れません。

　前置きはこれくらいで大丈夫でしょうか～。
　では次に、このシナリオの説明に入りますね。

　アクション次第で変わる可能性もありますけれど、このシナリオのリアクションの流れは、

・神社に到着
・蔦退治
・参拝客への対処
・焼き芋作り
・食べながらの親睦シーン
・片づけをしてさようなら
　……という感じになるかと思います。

　皆様はこの中から登場したい１シーンを選んで、アクションをかけることになります。
　戦闘したいなら蔦退治、他の転入生と交流したいのなら親睦、のように、自分のキャラが一番生き生きと動けそうなシーン、このシーンに出したいな、というのを選んで下さいね。
　出来る行動は『１つ』です。やりたいことを、ぐっと絞り込んで下さい。
　これ以外のシーンを選んでも構いませんけれど、あまりシナリオからはずれてしまうと、リアクションに登場できない可能性もありますのでご注意下さいね。

　主なシーンはサンプルアクションにしてあります。これを参考に、動機や行動を書いて下さいね。どうしても浮かばない時にはサンプルをそのまま送っても構いませんが、何か一言でもこうしたいというのを付け加えて下さると嬉しいです。
　アクションは期日までなら何度書き直しても構いません。マスターに送られるのは最後に書いたものだけなので、安心して練り直し、書き直しをして大丈夫ですよ～。
　
　ＮＰＣに絡んでいただいても構いません。
　扉絵の左側にいるのが布紅（ふく）。いじいじ落ち込んだ所為で貧乏神になってしまったこともありますが、今は空京神社の摂末社の福神社で、福の神として頑張ってます。福の神なのに不幸属性があるんじゃないか、という神様です。
　右側にいるのが白鞘琴子。今回皆様を神社にお連れする引率の先生です。何かご用がございましたら、話しかけてやって下さいませ。
　どちらも気むずかしいタイプではないので、お気軽に～。


　あとは……同じシナリオに入ったのも何かの縁。パラミタに来たばかりで、知り合いが欲しいな～と思っている方も多いんじゃないでしょうか。よろしければこのシナリオの掲示板で、一言挨拶してみて下さいね。
　『蒼空学園の○○です、よろしく』でもいいですし、『イルミンスールの○○です。蔦と戦うつもりだけど回復手段がないから、誰か助けてくれると嬉しいです』みたいに書けば、シナリオ中で誰かが回復してくれるなんてことがあるかも知れません。あるいは『百合園女学院の○○です。当日はお弁当をたくさん持っていきますから、どうぞつまみにきて下さいね』と書いておけば、誰かがお弁当を食べにくるアクションをかけてくれるかも？　なんて楽しみも生まれます～。


　説明が下手なので、だらだらと書いてしまってすみません～。
　最初はとっつきにくいなぁ、と思われるかも知れませんが、まずは参加して試してみませんか？
　つたない筆ではありますが、皆様に『蒼空のフロンティア』の楽しさが伝わるように精一杯頑張りますので、ぜひご参加くださいませ☆
　
　

・蔦退治をする

・蔦退治の間、参拝客の対応をする

・焼き芋の準備

・焼き芋＆お弁当

・その他のことをする