天御柱学院へ

蒼空学園

校長室

イルミンスール魔法学校へ

飛空艇なう

リアクション公開中!

飛空艇なう

リアクションが公開されました!

リアクションの閲覧はこちらから!

リアクションを読む

参加者一覧を見る

シナリオガイド【イコン参加可】

発掘した大型飛空艇のカスタム。そして演習。
シナリオ名:飛空艇なう / 担当マスター: 樹 和寿

「ドク! 飛空艇見つけてきたよ!」
 フレイ・アスク(ふれい・あすく)が整備科の講師、体格が良く禿頭でカイゼル髭を生やしている中年にそういうと、ドクと呼ばれたその講師はこう答えました。
「ふむ。全長・全幅ともに35メートルか。このスペックならイコン2機を同時に修理・補給することが可能だな」
「そうじゃなくてさ、移動ステージにしたいんだけど。トラックであるでしょ、演歌歌手が使ってる奴」
 アポロン・サン(あぽろん・さん)がそういうと、ドクは
「イコン搭載スペースとステージの換装式になるな。天御柱の設備でしか換装できんと思ってくれ」
 と答えました。
「あとは飛空艇につける武装だが、現在飛空艇に付けられる武装なら何でも取り付けられるし、こっちが試作をして取り付けてやってもいい。なんかアイデアがあったら申請しとけ」
「じゃあ、飛空艇カスタムに関する依頼も出しておこうっと」
 ドクの言葉に、アポロンは手元のHCを操作します。

 数日後……
「おい、フレイ、飛空艇拾ってきたんだって?」
 噂を聞いた山葉 聡(やまは・さとし)が、パートナーのサクラ・アーヴィング(さくら・あーう゛ぃんぐ)と一緒にやって来ました。
「発掘ですよ、聡さん」
 サクラがツッコミを入れます。
「俺も改造に混ぜろよ。ドリルとか三連メーザー砲とか……」
「どこのSFだ。却下だ却下」
 こんどはドクがツッコミを入れます。
「しくしく……」
「まあまあ、聡さん。飛空艇に可能な武装ならOKということですから」
 アポロンが慰めます。
「アポロンは優しーな。アポロン可愛いからアポロンに乗り換えちゃおうかな、俺」
「聡さん……」
 サクラが冷ややかな視線で聡をにらみます。
「冗談ですよサクラさ〜ん」
「ならいいんです。さすがに衆道趣味は私でも引きますからね……」
「だから冗談だってば」
「わかってますよ。聡さんには私しかいませんからね」
「はひ」
「相変わらずですねえ、お二人は」
 うなだれる聡にフレイが声をかける。
「で、どうなんだ実際?」
「ドクが市販されてない装備でも作ってくれるって言ってますよ」
「じゃあ、ドリルは無理でもS-01に取り付けられる装備とかそれの流用なら可能だろ?」
「そうだな。ただ、クレイモアとかの格闘武器のたぐいは取り付けられんぞ。あくまで射撃武器のみだちなみに武器スロットは6個だ」
 ドクの言葉に、聡は「ドリルはロマンなのにな」といいますが無理なものは無理です。
「まあいいや、ナンパ行こうぜナンパ」
 悟がフレイにそう言うと
「私は鏡を見ていればいいので遠慮しときます」
 とフレイが答えます。
「何処の神話のやつだよ!」
 聡のツッコミに
「私は男の娘ですから。男の娘なんてナルシストですよだいたい。あと聡さんが言いたいのはナルキッソスですね」
 フレイはそう返します。
「そうそれ! じゃなくてさ!」
「サクラさんが居るところでナンパの話とかいい度胸ですよね、聡さん。そう思いませんサクラさん?」
「大丈夫。聡さんは必ず帰ってくるもの」
 フレイの言葉にサクラは絶対の自信を持って答える。
「飛空艇のカスタムが終わったらデータをイコンシミュレーターに入れておくから、空母としての運用訓練をするといい」
「敵は?」
「KAORIに戦術プログラムをインストールしてシミュレーターの敵部隊を操作させる。鏖殺寺院のとある指揮官が以前とった行動パターンを学習させる」
 それは2倍のイコンを準備し、マルチロック型多弾頭ミサイル(弾数20)で飽和攻撃を仕掛けるものです。
 主に空飛ぶ砲兵大隊(陣形名)でミサイルを使いきってから鶴翼の陣に移行して包囲殲滅を狙ってきます。包囲されそうになるとローマ式陣形に移行して守備を固めます。
「なんか手ごわそうだなあ」
 聡の言葉にドクは
「そりゃそうだ。鏖殺寺院でも名のある指揮官アシュレイ・ピースロッドの指揮と機体操作をシミュレートしとるからな」
 と答えます。
「アシュレイおじさまが鏖殺寺院?」
 サクラが手に持っていた端末を取り落とします。
「知っているの? サクラさん」
「知り合いの吸血鬼……仲良しだったのに……そっか、アシュレイおじさま私を裏切ったんだ。聡さん、ぜひそのシミュレーターには参加しましょう」
 アポロンの言葉に何やら気迫のこもった声でサクラは答えます。
「あ、ああ……」
 聡はそれに驚いてやや呆然と答えます。
「でもカスタムと演習両方に参加するのは無理ですよ。イコンに乗るメインパイロットが演習でサブパイロットがカスタムに参加するのならOKですけど」
「だったら俺たちは演習に専念するか……メインパイロットは俺だし」
「それがいいですよ」
「で、サクラ、アシュレイってのはなにもんだ?」
 サクラは説明します。銀髪で赤い瞳のダンディズムあふれる中年男性の外見を持った吸血鬼です。
 サクラが小さい頃は、彼によく世話を焼いてもらっていたそうです。ある時期から行方不明になってはいましたが、まさか鏖殺寺院に居るなどとは夢にも思っていなかったそうです。
「そうか、サクラも辛いな」
「いえ……私、おじさまのお嫁さんになるって子供の頃に言ったんです。もちろん、子供の空想だと思われていたのでしょうが、私はおじさまが大好きでした。だから今は、殺したいくらい憎いんです」
 そうして話しているとがやがやと騒がしい一団がやってきました。
 飛空艇カスタムにやってきた人たちのようです。
「やあ!」
「どうも!」
 その中にはS@MPのメンバーもいました。フレイが招集をかけておいたのです。

担当マスターより

▼担当マスター

樹 和寿

▼マスターコメント

 お久しぶりです。パソコンが壊れて執筆に必要なデータが全滅してしまったためしばらくお休みをいただいていました。
 幸いにもDropboxをインストールしなおしたら古いデータが出てきたのでそこからサルベージして復帰ということになりました。
 S@MPメンバーは招待させて頂きましたが、本格的に動き出すのはあと2〜3シナリオ後になります。


 何やらサクラと因縁のありそうな名前が出てきましたが本格的に動き出すのは次回以降です。
 このシナリオは 1:飛空艇カスタムパート 2:演習パート の2つにわかれます。

 飛空艇を改造し、オリジナルの武器を考えるパートが最初にきて、その飛空艇を空母として運用しつつシミュレーターで演習を行うパートとなります。
 飛行艇カスタムパートと演習パートには基本的には同時に参加できません。

 敵の戦術はシナリオガイドに書いたとおり。敵の構成は参加されるイコンの2倍でシュヴァルツ・フリーゲ1機にシュメッターリング4機の編成です。
 飛空艇で参加される方は空母機能をもたせます。1機のイコンを修理・補給できる母艦として扱ってください。

 戦場はアネックス海京。
 アネックス海京は、パラミタ大陸の下、日本の領海に浮かぶメガフロート(浮島)です。都市上空を部隊に演習を行いますが、余り動き過ぎると海に落ちますので気をつけてください。
 
 チャフ・フレアは標準装備です。描写されなくても使用しているものと考えてください。また、シナリオでは特にアクションをかけてチャフやフレアを使用しない限りは描写しません。
 ※弾薬の補給に関して
 弾薬はミサイルなどのどう考えてもリロード不可能なもの以外は戦闘中に1回だけリロードを許可します。
 その際安全を確保していない場合は10秒間無防備になります。
 弾薬が尽きた場合は飛空艇に戻って補給することになります。


▼サンプルアクション

・飛空艇のカスタムに参加する

・生身でイコンや敵歩兵と戦う

・イコンで戦う

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2011年09月06日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2011年09月07日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2011年09月11日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2011年09月27日


イラストを設定する 設定イラストを編集/解除する

リアクションが公開されました!

リアクションの閲覧はこちらから!

リアクションを読む

参加者一覧を見る