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シナリオガイド

下宿を探検!? イメージ回復イベントを成功させろ!
シナリオ名:ここは蒼空荘 / 担当マスター: 浦苗 棉

 
「蒼空荘を知っているか?」
 
 山葉 涼司(やまは・りょうじ)の問いに、雅羅・サンダース三世(まさら・さんだーすざさーど)が小首をかしげます。

「察するに、学生寮かなにかでしょうか?」
「そうだ。この学園から近い住宅地にある、木造モルタル二階建ての下宿だ」
「はぁ」

 今時レトロな物件ですね、と生返事した雅羅に、涼司は説明を続けます。

「基本的には入居者は学生を対象にしていて、当然ほとんどの住人はうちの学園の生徒だ。見た目にはただのボロい下宿なんだが――」
「なにか、問題でも?」

 涼司は頷き、言いました。

忍び込んだ泥棒が餓死寸前で発見された、という噂がある」
「そんなバカな」

 そもそも学生の下宿に忍び込む泥棒とはずいぶんと間抜けな話です。しかし、涼司は真面目な顔のまま、

熊が冬眠していて
忍者屋敷も真っ青なくらいに隠し部屋と隠し通路だらけ
最奥の部屋には宝があって、その部屋の住人はもう半年姿を見ていないとか

 次々と繰り出される情報にくらくらしてきます。

「どうしてそんな噂が流れるんですか」
「古い建物には曰くが付き物だからな。真偽は定かじゃないが、こんな噂が流れているということは問題だ。そこで」

 涼司は一枚の紙を取り出し示します。

「『蒼空荘探検スタンプラリー』?」
「大家さんと管理人さんの企画によるものでな、ただでさえボロい下宿なのに、こんな噂が流れていては、人が入ってこないだろう? 要するにイメージ回復イベントだな。参加者と協力者を募集しているから、貼り出しておいてくれ」

 探検ができる下宿、というのは果たしてイメージ回復に繋がるのでしょうか。なにやら方向性を間違えているように思いながら、雅羅は紙を読み進めます。
 『来たれ腕自慢!』『血沸き肉踊る』そういった言葉が踊る紙面は、やはり方向性を間違えているとしか思えませんし、なにより、

「『住人は少し人見知りでほんの少し過激なので、突然襲いかかってきたりするかもしれませんが、イベントの一環です』って、大丈夫なんですか、これ?」

 末尾に添えられた一文が、また不安を煽ります。
 『個性豊かな住人が、あなたをお待ちしています』
 

担当マスターより

▼担当マスター

浦苗 棉

▼マスターコメント

 初めまして、このたびゲームマスターを務めさせていただきます、浦苗 棉と申します。
 どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、今回のシナリオは、蒼空荘という下宿でスタンプラリーイベントを行なってイメージを回復させることです。
 募集がかけられたのは蒼空学園ですが、噂は広まっており、学校に関係なく参加することができます。
 参加者、協力者それぞれの立場からイベントを盛り上げてください。

 蒼空荘の見た目は全く普通の木造二階建ての下宿で、入り口は見た限りでは正面に一つしかありません。
 ただし、中身はさながら迷宮で、なんらかの対策を用意しないと、たちまち迷ってしまいます。地下、屋根裏、隠し部屋、まるで異次元空間のように広がっています。

 住人はスタンプ獲得の障害として立ち塞がります。
 一人ひとりの戦闘力はさほど高くありませんが、なにぶん何人いるのか分からず、一体どんな仕掛けがあるのかも定かではない以上、思わぬ苦戦を強いられるかもしれません。
 とはいっても住人も人間である以上、話し合いで解決したり、意気投合したり、ご機嫌を取ったりもできます。もちろん、その逆もありますが。

 コメディ寄りのシナリオなため、なんでもありとまでは言わないまでも、お気軽にアクションをご記入いただければ、と思います。
 
 皆様のご参加、心よりお待ちしています。


▼サンプルアクション

・スタンプラリー参加

・イベントに協力する

・探検!

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2011年12月05日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2011年12月06日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2011年12月10日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2011年12月21日


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