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恐怖! 森がモンスターになった!?

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シナリオガイド【イコン参加可】

狂暴化した森の原因を探れッ!!
シナリオ名:恐怖! 森がモンスターになった!? / 担当マスター: ウケッキ

 
「くそっ! なんだってこんなことに……!」
「だから、あのクリスタルに触るなって言ったんだ!」
「はぁッ!? お前が持って行けって言ったんだろうが!」
「口を動かす前に足を動かせッ! 追い付かれるぞ!」

 暗い森の中を、数人の男達が走っています。
 彼らの背後の暗闇から何かが伸び、その何かは男の一人を捕らえました。

「うわあああっ! やめ……がああああーーッ!!」

 悲鳴と共に、男は痩せ細り、白髪になり、
 ついには乾いたミイラのようになってしまいました。
 男を捕らえた物の姿が、月明かりではっきりと浮かび上がると、それは巨大な木の根でした。
 
 木の根はミイラになった男を投げ捨てると、
 根の数を増やして他の男達に襲い掛かります。

「こ、こっちにくるなよッ!……ぎゃあああああーー!!」
 
 あっという間に男達を吸収した木の根は、その数をさらに増やし、
 森の中心に突如出現した、巨大な人型の木を中心に森の周囲へと広がっていきました。


 翌朝、森に近いとある村にて緊急会議が開かれていました。
 
 議題は二つです。
 
 まず一つは、『森から伸びてくる巨大な木の根』についてでした。
 
 もう一つは、『森の奥に出現した巨大な人型の木』についてでした。

「学者先生、一体……何が起こっているんですか!」

 村の村民が学者風の男に問いかけます。
 学者風の男は酷く慌てた様子で答えました。

「わ、私にだって……何が何だかさっぱり」
「それでも、貴方は学者ですかっ!」
「仕方ないじゃないですか! まだ、これから調査していこう……って所だったんですから!」

 誰に言うわけでもなく、村民達が呟きます。

「もう、おしまいだぁ……隣の村だって、あっという間に飲み込まれちまったじゃねえか」
「きっと、もうじき……木の根がここにも来る」

 今まで、口を開かなかった村長が口を開きました。

「これは、もうワシらにはどうしようもないことじゃ。皆、避難の準備を」
「村長ッ! 先祖代々のこの地を捨てるっていうのかよ!」
「これは……村長としての決定……おとなしく従うのじゃ」
「だけど……くそっ!」
「カルノスッ!! おい、待て!」

 カルノスと呼ばれた青年が唇を噛み締め、部屋の外へと去って行きました。
 走りながら、カルノスは呟きます。

「何かする前に、ただ逃げるだけなんて……俺は絶対に認めないッ!
 アイツとの思い出が詰まった村なんだッ! それを、簡単に捨てられるかよッッ!!」

 カルノスはそう言うと、森の方へと走り去っていきました。


 一方その頃、会議の行われた部屋に村長と村民が一人残っていました。
 カルノスが去った後、村民達から避難することに不満の声が上がりましたが、
 村長は自らの決定だと、その声を一方的に封じ込めたのでした。

「村長……あんな言い方では、村民から反感を買ってしまいます!」
「いいんじゃよ。憎むなら憎んでくれたほうが……絶望に塗りつぶされるよりはよい」

 村長は言葉を続けます。

「……よいか。大事なのは、先祖代々の地ではない。本当に大事なのは……お前達の命じゃよ
「……私達の……命」

 村長は少し間おいてから、言葉を続けます。
 
「土地なんてものは、後からいくらでも見つけることができる。
 しかし、命は……失ってしもうたら二度と戻らぬ

 村長は問いかけるように言いました。

「今、必要なのは……生きる為の意思じゃ。例え、それが憎しみであってもな
「村長……貴方という人は……」


 こうして避難の準備を進める村から、様々な人に救援の依頼が送られることになったのでした。

担当マスターより

▼担当マスター

ウケッキ

▼マスターコメント

初めてシナリオを書かせていただきます。みんなで楽しめるような感じにしていこうと
思いますので、末永く温かい目で見守っていただければと思います。

■今回のシナリオについて

狂暴化した森から伸びる巨大な木の根は、周囲の村を飲み込んでさらに拡がりをみせています。

狂暴化した森に立ち入れば、森の全ての植物は侵入者を敵とみなし、襲い掛かってきます。
動物はすべて養分に変えられてしまった為に、森に動物は一切いません。

また、この森には未探索の遺跡がいくつか残されており、探索すれば何か発見があるかもしれません。
遺跡について、調べようとしていた学者が村に滞在しているので、話を聞くことができれば
情報を得ることができます。

■登場人物について

・カルノス・オルレンド
 村に住む普通の青年。村長の避難という指示に反発。
 過去に亡くなった幼馴染みの少女との約束を守ろうと、単身で森に入って行きました。

▼サンプルアクション

・巨大な人型の木が原因っぽく見えるので、それを目指して進む!

・木の根から村人を守り、避難の手助けをする。

・村にいる学者に話を聞き、森や遺跡について調べる。

・森に消えたカルノスを捜索、保護する。

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2012年04月30日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2012年05月01日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2012年05月05日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2012年05月16日


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