蒼空学園

　オリヴィエ博士の元助手、ヨシュアは、女王殺害未遂の罪により、王宮にて監視付きとなっている彼に面会しました。
「滞納分、まとめて支給していただいた給料で、地球製のデジタルカメラを購入しまして」
「へえ」
「沢山写真を撮って来ますので、お楽しみに」

　パートナーが居なかった為に学校へ入学できないでいたハルカが、ようやく、イルミンスール魔法学校に入学することになったのです。

　事情を汲まれ、籍は認められたものの、勿論オリヴィエ博士は、それに同行できません。
　代わりに、というわけでもないですが、編入初日には、ヨシュアが付き添って行くことになりました。
　ハルカは、入学祝いにと贈られた手製の魔道書、『魔法学校入学おめでとうブック』を、毎晩寝る前に読み耽ってはその日を楽しみにしています。

　磯城（シキ）が部屋に戻った時、パートナーのトオルが、小さく溜め息を吐きながら携帯を閉じていました。
「どうかしたか？」
「今度の休みに一緒に遊ぶ約束がキャンセルになった。用事が出来たんだってさ」
　休みの予定どうしようかな、と呟くトオルに、シキは
「俺は、ジャタの森辺りの散歩に行こうと思ってるんだが」
と誘ってみます。
「お前の散歩、一週間とか二週間とか軽くかかるからやだ。俺五日後にレポート提出だし」
「じゃあレポートをやればいいじゃないか」
「ばっか。レポートっていうのは前日に一夜漬けでやるものなんだよ」
「そういうものか？」
　笑うシキに、ふと思いついたトオルが誘いました。
「そうだ、プール行こうぜ、プール。新しくできたとこ」




　そして、その日。

　使えるように改造しようか、というオリヴィエ博士の申し出には、ちゃんと自分で乗れるようになるのです、と断って。
　今はまだ使いこなせないけれど、入学祝いのリボン付き空飛ぶ箒スパロウ、『ハルカのスズメ号（ハルカ命名）』を大事に抱えたハルカが、イルミンスールの世界樹を見上げて、瞳を輝かせていました。

　日常系のフリーシナリオです。
　舞台はイルミンスールです。

　一応シナリオの柱は、「最後の願い　エピローグ」の、更にその後です。
　パートナーが犯罪者なので色々手続き滞っていましたが、無事にハルカがイルミンスールに入学することになりました。
　しかしハルカは、全くイルミンスールやザンスカールに詳しくありません。
　遊んであげてください。
　ガイド内の入学祝いは、ハルカに頂いたプレゼントです。ありがとうございました！

　一方同じくイルミンスールの寮では、トオルが暇しています。
　新しくできた高落差スライダーで遊びに、ザンスカールのプールに行こうかとシキと相談しています。
　オリヴィエ博士は空京でカンヅメです。
　その他九道のＮＰＣは、シャンバラにいる人であれば、アクションをかけてくだされば出てきます。

　ＮＰＣに絡んで下さっても構いませんし、誰にも絡まないでも構いません。
　ＰＣ同士、または一人で、夏の日常をのんびり楽しみたい方、歓迎いたします。


　それでは、ご参加お待ちしています。

・ハルカをイルミンスール案内

・ハルカとザンスカールで遊ぶ

・トオル、シキと遊ぶ

・パートナー、友達と遊ぶ