蒼空学園

　
　ここはイルミンスール魔法学校です。

「これがイルミンスールに隠された魔導書か……」

　夜遅く、校内に侵入した男はある一室に忍び込み、書物を漁っていました。
　しばらくすると目ぼしいものを見つけたのか、男は一冊の書を懐にしまいこみ、そっと笑みを浮かべました。

「これで、俺の魔力はより強くなるぞ」

　1人のイルミンスールの制服を着た男子が、魔導書を大切に抱き抱えて夜陰に消えていきました。


　■■■

「大図書室が荒らされたですかぁ！？　大変ですぅ！」

　翌日の朝、イルミンスール魔法学校校長エリザベート・ワルプルギス（えりざべーと・わるぷるぎす）は報告を聞いて驚きの声をあげました。
　図書室の中は、すでに司書が整理を行ったようで、荒らされる以前の状態に戻っていました。

「被害は魔導書一冊か。手っ取り早い魔力強化の内容じゃが、反動も凄い、ある意味危険なやつじゃな」

　パートナーのアーデルハイト・ワルプルギス（あーでるはいと・わるぷるぎす）が言いました。

「ここに忍び込んで、盗みを働くとは中々のやり手のようじゃのう」
「大ババ様！　こんなことは屈辱ですぅ」
「まあ落ち着け。幸い、外の樹木の痕跡から逃げた方向はわかっておる。あとは追跡隊を結成して、犯人を追うのじゃ。
　こんな事もあろうかと、特製ポーションを大量に作ってある」
「さすが、大ババ様ですぅ。さっそく、有志を集めるですぅ！」

はじめまして。
新しく蒼空のフロンティアのゲームマスターを務めさせて頂きます、くじらと申します。
よろしくお願いします！

■追跡について
犯人はイルミンスール魔法学校からイルミンスールの森の奥に逃げたので、その方へ追跡することになります。

イルミンスールの森の中は迷いやすく、土地勘がない者は方角がわからなくなりがちです。ただ、イルミンスールの生徒やザンスカールに住むLCであれば、迷わないでしょう。
森の中ではゴブリンや巨大蜘蛛といった野生のモンスターが出現します。また、敵はスケルトンやゾンビといったアンデッドを召喚して、追手に差し向けるようです。

アーデルハイトの特製ポーションを使えるので、戦闘中に傷を負ってもタダで回復できます。

・犯人追跡！

・森で戦闘！

・犯人追跡