シナリオガイド
妖精たちとお茶会――のはずが!? 狂気の謎を追え!
シナリオ名:クレイジー・ティータイム / 担当マスター:
黒留 翔
柔らかな木漏れ日の下で、妖精たちが忙しなく動き回っています。
「招待状はちゃんと送ってあるの?」
「もちろん! 色んな人とお話しできるの、楽しみだなぁ」
「私、学校のこととか沢山聞いてみたい!」
彼らは慌ただしく準備を進めながらも、皆一様にウキウキしている様子。
集落と呼ぶには住人の数も少なく、また森の精や花妖精など種族もバラバラな集いではありましたが、
妖精たちはイルミンスールの森の片隅で極めて穏やかな暮らしを営んでいました。
そんな彼らが楽しみにしている、年に一度の秋のお茶会がまもなく始まろうとしています。
そんな時。
「こっちのケーキも焼けたよ〜……って、え!?」
「ガアアアアア!!!」
ふいにけたたましい鳴き声が辺りに響き渡ったかと思うと、
巨大な鷲が一羽、もの凄いスピードで妖精たちの輪の中目がけて突っ込んで来たのでした。
「きゃあああ!!!」
突然の出来事に混乱した妖精たちは、とっさに周囲の茂みに飛び込んで身を隠します。
恐る恐る様子を窺うと、鷲はテーブルごと茶器や菓子類をなぎ倒し、恐ろしい鳴き声を上げ続けているようです。
地面に落ちた食べ物には目もくれず、木陰や草むらで身を震わせる妖精たちの気配を窺っています。
「何かヤバいよ、森がざわついてる。あの鷲だけじゃなくて、色んな動物が殺気立ってるみたい……」
「みんないつもは良い子たちなのに……どうして?」
ここに暮らす妖精たちは皆争いを好まず、これまでも平和的に他の動植物と付き合って来たのです。
そのため誰もが息を殺して隠れることしか出来ませんでした。
「ねえ、族長はどこ?」
そういえば、普段はのんびりしているけれど、いざというときには頼りになる族長、ハーヴィ・ローニの姿が見当たりません。
「わかんない……最近森に不審者が現れて危ないからって、招待した人たちの出迎えに行ったみたいだけど……」
「そうだ、お客さん達まだかな? 誰でもいいから助けてくれると良いんだけど」
「お茶もケーキも無くなっちゃったのに、ボクらの味方してくれるかなぁ?」
「助けてもらったら、またお料理作り直して、いっぱいおもてなしすればいいじゃない」
妖精たちは囁き交わしながら助けが来るのを待っています。
招待状を受け取った契約者たちがこの状況を打開してくれるのを――。
担当マスターより
▼担当マスター
黒留 翔
▼マスターコメント
はじめまして。
この度新しくゲームマスターを務めさせていただきます、黒留 翔(くろどめ しょう)と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。
妖精たちから皆さま宛にお茶会の招待状が届いていますので、ぜひ森に足を運んでみて下さい。
そこで何をするかは基本的に自由ですが、探索可能な場所は森の中だけとなりますのでご注意ください。
■集落について
森は奥に行けば行くほど危険なので、集落自体は比較的入口に近い場所にあります。
そこに暮らす妖精は、各地を点々としてからこの集落に落ち着いた者や、妖精の売買を行う闇商人の元から逃げ出してきた者など様々です。
そのため多くは出生がバラバラで血縁関係を持ちませんが、皆家族のように助け合いながら暮らしてきました。
族長のハーヴィだけは古くからこの地に住む精霊だったため、自然と皆に慕われて長のポジションに収まったようです。
彼女は茶会の準備を他の妖精に任せて招待客の出迎えに行きましたが、誰もその姿を見ていないと言います。
■モンスターについて
普段なら森の奥へ迷い込まない限り、積極的に妖精を襲うような敵に遭遇することはほとんどありません。
しかしどういう訳か狂暴化した動物たちは、現在極めて好戦的な状態にあります。
妖精たちはもちろん、部外者である招待客たちのことも見つけた瞬間に襲いかかってくるでしょう。
妖精たちは戦いが得意ではないので、このまま助けが来ないと集落が破壊されてしまうかも知れません。
森の中で出くわす可能性がある敵としては、巨大鷲の他にオオカミや虫型のモンスターなどがいます。
いずれもあまり理性が働いてはいないので、上手くすれば出し抜くことも出来なくはないですが、相手が自分よりも強い場合には失敗します。
なお、暴走に至った原因が判明し解決されるまで、動物たちは妖精や招待客を襲撃し続けるようです。
▼サンプルアクション
・食材を確保する
・モンスターを退治する
・森の奥を探索する
・族長を探す
▼予約受付締切日
(予約枠が残っている為延長されています)
2013年10月10日10:30まで
▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)
2013年10月11日10:30まで
▼アクション締切日(既に締切を迎えました)
2013年10月15日10:30まで
▼リアクション公開予定日(現在公開中です)
2013年10月25日