シナリオガイド
美少女メイドは見ていた!
シナリオ名:探し出せ!犯人を!お嬢様を!! / 担当マスター:
ハルト
「きゃあああああ!」
「ふははははは、美しいお嬢様をいただいていきますよ!」
仮面をつけた怪しい男の腕の中でぐったりしているのは、蒼空学園に今年入学したてのユリアナ・サーシェでした。
赤いマントをひるがえし、仮面の男はメイドのラピスの見ている前で部屋の窓から飛び出そうとします。
ラピスはユリアナのパートナーで、二人でダッセ家の当主へ蒼空学園へ入学したことを報告にきていたのです。
「えいっ!」
ビリッ
「あ……」
なんということでしょう、仮面の男の赤いマントが破れてしまったのです。
「くっ、私の大事なマントをよくも!だが、時間がない!さらばだ!!」
「あ、このっ!」
「いたっ」
果敢にもラピスは反撃に出ました。逃げていく仮面の男に向ってワインの入ったグラスを投げつけたのです。仮面の男のズボンに染みができました。
この事件の直後ダッセ家の三人兄弟がサラール遺跡へと向かったとの情報が寄せられました。
その遺跡はダッセ家の持ち物で昔発掘がおこなわれていたとの事です。ですが、今は特に使われている様子はないとの事でした。
前々からユリアナを狙って争っていたのは、
一人目、クドール・ダッセ
二人目、ガンチア・ダッセ
三人目、イタル・ダッセ
この三人でした。
「どうしたもんかねぇ、ラピスちゃん。僕の娘、ユリアナが攫われてしまったよ……」
「しっかりしてください……ご主人様……」
メイドのラピスちゃんは軽い溜息を洩らしました。ラピスもユリアナに負けずかなりの美少女です。その憂い顔も絵になります。
「と・に・か・く!ダッセ家の御子息が怪しいんですから、腕っ節の強い方々を集めてサラール遺跡へ行くしかありませんね」
「そうだねぇ……とりあえず彼らの怪しい所を言ってくれるかな?ラピスちゃん」
「ちゃんはいりません!ダッセ家のお宅へ再度伺い、協力を仰ぎました。クドール様の部屋には私が破り取った赤いマントと同じ色のマントがベッドの下から出てきました。ですが破り取られてはいないようでした。クドール様はかなりの魔法の使い手で上級魔術を取得しています」
「……ラピスちゃん勝手に入ったの?」
「……」
「……」
「ダッセ家の方々の協力を仰いでいますから、大丈夫です!そしてクドール様のタンスからは色んな柄のマントが収納されていまして、マント愛好家ではないかと推測されます」
「ガンチア様も魔術の腕はかなりのものだと聞いております。彼の部屋へ行くも応答がなかったので、ずけずけと……いえこっそりと入りましたら床の上に何かの染みでできたズボンが脱ぎ棄てられていました。
どんな染みか確認したかったのですが……その場所が場所だったので確認できませんでした」
「うん、うん、ラピスちゃんもお年頃だねぇ」
「やかましい……こほん、最後のイタル様は魔術の才能は無かったようですが、ゴーレムを作る才能には恵まれていており、数々のゴーレムを発明していらっしゃるようでした。イタル様の部屋は特に怪しい物はなく整理整頓されていましてきれいな物でした。
ですから、逆に怪しいと思われます。
それに私に話しかけたあの声、以前私に話しかけてきたダッセ家の御子息の誰かの声に似ていました。誰かは思い出せませんが……」
「そっかぁぁ、ダッセ家の息子達を疑いたくはないけど、蒼空学園に力を貸してもらおう!
ユリアナは蒼空学園の生徒だし、きっと力になってくれるに違いない!」
「申し訳ありません、ユリアナ様のパートナーである私が何もできませんでした……
きっと、蒼空学園の方々が力になってくれますね!」
担当マスターより
▼担当マスター
ハルト
▼マスターコメント
美しいお嬢様が悪漢に浚われてしまいました。
犯人の疑いがある子息たちは皆それぞれに疑わしい所があります。加えて、彼らはいずれも戦闘手段を有しています。真実はいつも一つ!とは限りません。どうか、あなたの力でお嬢様を無事に助け出して下さい。
また、屋敷でお嬢様の無事を祈る美少女メイドはどうやら落ち込んでいるようです。
▼サンプルアクション
・赤いマントと同じ色のマントがベッドの下から出たのが怪しいから捕まえる
・ズボンの染みがあるのが怪しいから捕まえる
・何も証拠がないのがかえって怪しいから捕まえる
▼予約受付締切日
(予約枠が残っている為延長されています)
2009年08月01日10:30まで
▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)
2009年08月02日10:30まで
▼アクション締切日(既に締切を迎えました)
2009年08月06日10:30まで
▼リアクション公開予定日(現在公開中です)
2009年08月18日