注意点:このシナリオには、グロテスクな描写に加えて多少の残虐シーンがあります。
ホラー的な雰囲気もありますので苦手な人はご注意ください。
蒼空学園の校舎の近くに、死者の強い怨念と妄執によって別離され異界化した場所へ通じるトンネルがあります。
夕方PM16:00にトンネルをくぐると、死者が彷徨うゴーストタウンへ迷い込んでしまう。
ゴーストタウンは漆黒の空に覆われた町。
全ての時計が止まり、踏み込んだ者は時間の感覚が狂ってしまうかもしれません。
そこへ興味本位で遊びに行った生者は数日後、こちら側のトンネルの前に血まみれの状態で転がっていたそうです。
被害者は顔をめちゃくちゃに潰されていて、息はすでにありませんでした。
どうやらトンネル先にある町は・・・黄泉路に行ない亡者たちが徘徊しているようですね。
パラミタにおける地獄の地、ナカラとはまったく別の空間です。
またしても何人か迷い込み、行方不明になったそうです。
しかし恐怖のあまり警察関係者はおろか、行方不明者の親族などの人々もその世界へ入り込むことはできません。
この事件に関わりたくないと言わんばかりに、事情を一切話したがらないようでした。
顔面を鋭利な刃物でそぎ落とされたような、人の形をしたゴーストが廃校舎内を徘徊しています。
被害者たちはこの化け物たちに殺されてしまったようです…。
「顔がほしい・・・顔をくれ・・・よこせぇええー!」
喉の奥から無理やり発声するような不気味な声色で叫び、鋭く尖った刃渡り20cmほどの包丁を持って生きている者たちに襲いかかってきます。
このゴーストたちを倒す方法を、廃校舎内の保険室にいる白衣を着た1人の男が知っているようでした。
「興味本位でこんなところに来るなんて…理解しがたいな」
彼の名はヘルド・フランケン。
職業は医者のようです。
生きている人間がなぜ生活できるのでしょう。
理由は不明ですが保険室には、なぜかゴーストたちは侵入してこないみたいです。
「オレには迷い込んだやつらを助ける力は無い。まぁ、もとより助ける気はまったくない」
非協力的のヘルドは、誰も助ける気はありませんでした。
「運よくオレのところにたどり着いたやつは、聖水を1瓶持たせてやってる。これを飲むことでゴーストたちから姿を見えなくすることができるのさ」
ヘルドはこの方法でゴーストたちから身を守っているようにも見えます。
「あいつらを倒す方法も一応あるのだが…。そのヒントは、この紙切れ1枚の中に隠されているらしい…」
その紙にはこう書かれています。
家族で帰った後、白い土を踏んで家に帰る。
庭の植木に入っている白い土の上に黒い土をかけ、手で2回叩いた。
白い土の上に、さらに白い土をかけて滑らかにならす。
家族の皆で2回分長めのディナーを食べる。
「こんなのオレにはさっぱり分からない…。さて、どうしたもんか…」
眉間に皺を寄せて、深くため息をつく。
「そういえば…2階の家庭科室にピアノがあったな。趣味で置いてあったのか…それとも元々は音楽室だったのか…」
考えながら言い、ヘルドは保健室の扉を閉めた。
どうやらその謎解の中に、ピアノに関することが隠されているようです。
ゴーストクリーチャーには痛覚がないので、急所を攻撃されても追ってきます。
なおゴーストタウンに入った後、すぐに元の世界に返りたい場合はPM17:00までの間にトンネルから外へでましょう。
でないと明け方AM6:00〜AM8:00まで元の世界には戻れません。
興味のある人たちがこの町に、また迷い込んでしまうのでしょうね…。