シナリオガイド
狂気の生物兵器 編
シナリオ名:闇世界の廃病棟(第3回/全3回) / 担当マスター:
按条境一
注意点:このシナリオには、グロテスクな描写に加えて多少の残虐シーンがあります。
ホラー的な雰囲気もありますので苦手な人はご注意ください。
蒼空学園の校舎の近くに、死者の強い怨念と妄執によって別離され異界化した場所へ通じるトンネルがあります。
夕方PM16:00にトンネルをくぐると、死者が彷徨うゴーストタウンへ迷い込んでしまう。
ゴーストタウンは漆黒の空に覆われた町。
パラミタにおけるあの世と呼ばれる黄泉、ナラカとはまったく別の空間です。
全ての時計が止まり、踏み込んだ者は時間の感覚が狂ってしまうかもしれません。
余命数日を宣告され病を治すためにこの町に来た人々や探検に来た者たちは、生物実験の材料に使われてしまっていたようです。
危険な生物兵器をトンネルの外に出し、人々を苦しめようという計画なのでしょうか。
阻止しないと大変な事態になるかもしれません・・・。
「死者を実験に使うなんて・・・もしゴーストたちがこの町から外へ出てしまったら、多くの犠牲者がでてしまいますわ。現世を彷徨う魂たちも増えてしまう・・・」
冥府に案内しているケレスは、多くの死者が出てしまうことを予感し、どうしたらいいか悩んでいるようです。
事件を放置したままだと、トンネルの外の付近がまっさきに被害を受けてしまいます。
「忌まわしい兵器となってしまったゴーストのクリーチャーを誰か倒してくれるといいのですが・・・。
もしかしたらFのエリアの扉を開けた先にいるかもしれません。
そこへ行くには病棟内でカードキーを探す必要がありますわね・・・」
どうやら実験によって生み出された生物兵器はそこに存在するようです。
「最近・・・病棟内を行き来している人たちをよく見かけますわ。
たしか彼らは互いに、ルフナ・・・ラビアン・・・ジューレと呼び合っていましたわね。
ある活動する時だけその名前を名乗っていて、本名ではないようですわ・・・。
何のために来ているのでしょう・・・」
ケレスは彷徨える魂を探し、再び病棟内を歩き始めた。
「フフフ・・・いい感じに動かせそう。
そろそろ外に出してどれくらい能力が高いか実験したいな」
実行犯人はそう呟き、鎖につながれている兵器を眺めていました。
「十天君の一人、この姚天君が沢山の人々を使い・・・ついに百目魔君の死体をゴーストクリーチャ化させて下僕にすることができた!
あぁー早く実験の成果を試してみたい♪」
姚天君はそう言うとゴーストを意のままに操る実験の最終段階に入りました。
ルフナ・ロードは病棟に何か面白いのがあると、ジューレ・ジャックを誘いました。
「はよ来はなれ」
「―・・・何でオレがこんな所に呼び出されなきゃいけないんだ・・・」
「芸術創作のインスピレーションがいい感じに思い浮かぶかもしれへんで。あっ!と驚くもんを見せてあげまひょ」
「だといいがな・・・」
病棟内のゴーストクリーチャーも痛覚がないので、急所を攻撃されても追ってきます。
なおゴーストタウンに入った後、すぐに元の世界に返りたい場合はPM17:00までの間にトンネルから外へでましょう。
でないと明け方AM6:00〜AM8:00まで元の世界には戻れません。
興味のある人たちがこの町に、また迷い込んでしまうのでしょうね・・・。
担当マスターより
▼担当マスター
按条境一
▼マスターコメント
このシナリオは全3回となっています。
今回は第3回目です。
廃校舎編と連動しているシナリオです。
両方ご参加いただいてもストーリーの進行に問題ありません。
なにやら恐ろしいゴーストが動き出そうとしているようですね。
ケレスやルフナたちの他に、ラビアンも病棟内にいるかもしれません・・・。
毒攻撃を受けた場合、キュアポイズン5回分で治ります。
百目魔君以外、廃病棟の実験によって生み出され徘徊しているゴーストも廃校舎同様、試験段階なのでAM5:10に自然消滅します。
電波の関係により携帯電話で通話やメールが出来ない可能性があるので、連絡し合う時は無線機を使うといいでしょう。
しかし話声や灯りは、ゴーストが寄ってくる可能性もあるのでご注意ください。
吸精幻夜を使うと逆に体力を吸われてしまいます。
霊に憑かれたり、霊的障害のハプニングも起きるかもしれません・・・。
オリジナルで対策兵器などを開発したり持ち込む内容は不可とします。
トンネルの外から持ってきたメモ帳、カメラ、携帯のシャメでの記録は可とします。
ストーリー進行上AM6:00になれば全員、元の世界に戻れますのでご安心ください。
トンネルの外へ出ると、とり憑いた幽霊は離れます。
【注意事項】
他の方と行動と共にせずにソロで行動したい場合、無理にゴーストと戦うとすると深手を負うかもしれませんのでご注意ください。
マスクなどでガードしても酸によって溶かされる危険性があります。
回避判定はステータスとアクションの戦法で判定させていただきます。
魂憑依もしくは口寄せなどにより自ら憑かれた場合、未練と妄執の塊のような危険な霊しかいませんので、それ相応の重症を負う可能性があり、そういったアクションをかける場合ご注意ください。
行動領域は・・・
【外】
トンネルから病棟までの通り道
【病棟内】
外/中庭
1F/受付カウンター
1F/ナースステーション
1F/待合室
1F/手術室
2F/ラボ(5箇所)
2F/電力室
2/3F/実験動物飼育場
3F/実験場
3/4F/(A・D・Fの3箇所)
4F/エリア(A〜Fの6箇所)
の、4階までです。
階段を使って上れるのは2階までですが、3/4F/A・Dはカードキーを使い床の蓋を開けてハシゴを使い下ります。
各エリアに行くには3階の実験場へ行き、開かれた6箇所のドアを通り、エレベーターを使って上ります。
【3/4F/Aエリアへ行くには】
病棟内にある白色のカードキーを探し出し、Aエリア内の床にある差込口に入れると床の蓋が開き、3/4F/Aに通じるハシゴ階段を降ります。
【3/4F/Dエリアへ行くには】
病棟内にある灰色のカードキーを探し出し、Dエリア内の床にある差込口に入れると床の蓋が開き、3/4F/Dに通じるハシゴ階段を降ります。
【3/4F/Fエリアへ行くには】
3/4F/Aエリアで黒色のカードキーを見つけ、3/4F/Dエリアで赤色のカードキーを探し、前回Fエリアの開いた扉の奥のドアの差込口に差込みエレベーターを使い下ります。
【各エリアへ移動するエレベーターの片道分数】
錆ついて動きづらいため亀のようにゆっくり上がるので、“片道30分”ほどです。
カップラーメン10杯分出来てしまうくらいかかりますね。
別エリアへ移動する際は、“合計1時間”です。
【Cエリア】と【Fエリア】間のみ行き来することができます。
天井の通機口へ入り、20箇所のファンの隙間を通り抜けると行けます。
内19箇所は止まっていますから、楽々通ることができますね。
一通なので迷子になることはありません。
道幅1メートル、天井幅2.2メートルです。
もしも途中でFエリアからCエリアに行く人に出会っても・・・
どいてくれ!
いや・・・こっちも数人後ろにいるから不可能だ!
ということはありませんから安心ですよ。
最後のファンは【Fエリア】で、MCかLCが換気扇のスイッチを切れば止まります。
そこからエリア内に入るには、【Fエリア】からMCかLCが天井の蓋を開けてあげれば入れますよ。
途中でゴーストに襲われることを計算に入れると、“片道15分”ほどになります。
他のドアは閉まっていて、何をやっても開かず入れません。
また、病棟内を破壊することも不可とします。
このクリーチャーに対する対抗策は、砕いて動けない状態するのがベストな方法でしょう。
百目魔君を倒すには、そのゴーストの体内にある心臓を100個潰してください。
潰した心臓は全て潰し終わるまで再生を続けます。
【出現ゴースト】
・スピリット
身体のない魂のみの悪霊。
とり憑き殺そうと標的をどこまでも追いかける。
・キラーパペット
天井を這いながら高速移動し、首をねじ切ろうとする人型の再生能力のない体長1m75cmのゴースト。
・ラプチャ
鋭く尖った長い爪を持つゴーストの背に、頭から胴体のゴーストがもう一体くっついている。
両足は溶けたようにくっつき、足首から先はギロチンのような刃をしている。
再生能力はかなり低速。
・ヒューマノイド・ドール
男女とも区別のつかない体長1m80cm、心臓の箇所だけ露出している凄まじいスピードで再生するゴースト。
心臓の裂けた部分から硫酸の白い煙を発生させ、吸い込んだ者は身体の内部が焼けるような激痛や吐血を伴う。
背から細長い触手のようなものを出し、獲物を刺し殺そうとする。
・百目魔君
人間の死体を使い猛毒の爪と牙を持ち、100本の手がある恐ろしいスピードで再生する、体長8mのムカデのようなゴースト。
さてはて犯人もこの病棟内に現れるのでしょうか・・・。
それでは・・・お気をつけていってらっしゃいませ。
▼サンプルアクション
・うっかり長居してPM17:00が過ぎてしまい、元の世界に帰りそびれてしまった。
・カードキーでFエリアの奥の扉が開いたら実験動物飼育場に行ってみる。
・白色と灰色のカードキーを探す。
・黒色と赤色のカードキーを探すため、3/4F/A・Dエリアのどちらかに行く。
▼予約受付締切日
(予約枠が残っている為延長されています)
2009年12月12日10:30まで
▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)
2009年12月13日10:30まで
▼アクション締切日(既に締切を迎えました)
2009年12月17日10:30まで
▼リアクション公開予定日(現在公開中です)
2009年12月30日