蒼空学園

　
　明るい陽射しが降り注ぐ朝。
　小さな籠を腕にかけて、白鞘　琴子（しらさや・ことこ）が向かったのはポージィおばさんの苺畑でした。
　この季節には毎年、いちご大福を作るのが琴子の習慣なのです。
　ポージィおばさんの家に向かう間に通り抜けた畑には、つやつやの緑の葉の間にぴかぴかの赤い苺がたくさん生っていました。今年も苺は大豊作のようです。
　けれど、訪ねたポージィおばさんはうかない顔をしていました。
　苺は豊作なのに、持病の腰痛がひどくなってしまい、出荷もままならず。
　せっかく実った苺もこのままではダメになってしまいそうだと言うのです。
　こんなに見事な苺なのに、誰にも食べてもらうことなくダメになってしまうなんて……と嘆くポージィおばさんに、何とか出来ないものかと琴子は考えました。
　
　そして、考えた琴子は蒼空学園に２つのおしらせを貼り出すことにしたのでした。
　
　
　　　　　　―――苺狩りのおしらせ―――

　　　　　　ポージィおばさんの苺畑にて、苺狩りを開催いたします。
　　　　　　甘くて大粒の苺が食べ放題。
　　　　　　食べきれなかった分は、別料金でお持ち帰りも出来ますわ。
　　　　　　ぜひ、ご参加下さいましね。
　
　
　　　　　　―――スイーツフェスタのお手伝いをしてくれる方募集―――
　
　　　　　　スイーツフェスタに出す為の、苺を使用したお菓子を作ってくださる方、
　　　　　　あるいは、スイーツフェスタで苺のお菓子の販売を手伝ってくださる方を募集しています。
　　　　　　お菓子作りが得意な方、販売が好きな方、ぜひお手伝い下さいませ。
　　　　　　お手伝いの御礼に、新鮮な苺を摘んでお持ち帰りいただけますわ。

　　　　　　ただ、販売される方につきましては、スイーツフェスタ指定の制服を着ていただくことに
　　　　　なりますので、ご了承くださいましね。
　　　　　　赤いギンガムチェックのミニワンピースに、白いエプロン……サイズは各種取りそろえて
　　　　　あるそうですけれど……制服はこの１種類のみだそうですわ。
　
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　興味をもたれた方は、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　蒼空学園　白鞘琴子　まで――

　
　皆さま、こんにちは。桜月うさぎです〜。
　苺って味はもちろん、あの見た目もいかにもおいしそう〜ですよね。
　食べるのも良いですし、お菓子を作るのも楽しいですし〜、ということで、皆さまと一緒に苺を楽しもうと、こんなシナリオを出してみました。
　琴子は蒼空学園の先生なので、張り紙は蒼空学園にさせていただきましたけれど、蒼空学園に遊びに来たときに張り紙を見た、あるいはポージィおばさんの苺畑に行った時に、あるいは偶然通りかかって、等々、どの学校の方でもご参加頂けます〜。
　初心者さんでもだいじょうぶ〜、のシナリオなので、気後れせずにご参加くださいね〜。もちろん玄人さんのアクションもお待ちしております〜。
　売り子さんには男性もご参加いただけますけれど……制服は１種類です♪
　

・苺狩りに参加する

・苺のスイーツを作る

・スイーツフェスタで売り子さん

・スイーツフェスタで食べ歩き

・その他の行動をする