蒼空学園

　謎の闇の悪の秘密の結社・ダークサイズ
　彼らはパラミタ大陸征服を夢見る駆け出しの悪者です。
　ダークサイズ大総統のダイソウ　トウ（だいそう・とう）を筆頭に、様々な悪事を働きます。


　前回、空京放送局を支配するため、秋野　向日葵（あきの・ひまわり）を誘拐する事件を起こしましたが、ダークサイズに対抗する正義の戦士たちによって、空京放送局は守られました。
　しかし、その激しい（？）争いのため、空京放送局のビルは激しく傷んでしまいました。
　エレベーターは爆破され、各階の壁は激しく汚れ、スタジオでは好き勝手に番組を作り出す者もいます。
　最も激しい損傷は、ビルの天井。
　屋上がまるごと吹き飛ばされ、ビルの最上階から空を望むことができるほどです。
　屋上に設置された、放送用のパラボラも吹き飛ばされてしまい、番組の放送に支障をきたしています。
　放送局の経営陣も、大きなショックを受けています。
　復旧作業も早急に始まろうとしていますが、放送再開を急ぎたい放送局側としては、とても人手が足りません。


　そこで、放送局から告知がなされました。
「空京放送局臨時復旧作業員募集！
エレベーター補修、壁のペンキ塗り、天井修理、パラボラの設置、作業員の炊き出し、もろもろのお手伝い募集。
みんなの手で、楽しい放送を取り戻そう！」


　空京放送局社会部特派員秋野　向日葵（あきの・ひまわり）も、放送局復旧のため作業に駆り出されていました。
　しかしそこで、向日葵はある裏情報を入手します。
　放送局のサーバーの奥底で眠っていた、放送局の取締役の悪事の記録です。
「た、大変っ！　ジャーナリストとして、これは告発しなければっ！」


　空京放送局は、副業で「空京たからくじ」の運営をしています。
　取締役はたからくじのシステムを裏で操り、くじの当たり券を確保して、私腹を肥やしていたのです。
　空京放送局の社長は、復旧のごたごたで、たからくじの不正の証拠を隠滅しようと企んでいたのです。
「ダークサイズめ……おかげで面倒なことになったわい。全ての証拠をもみ消して、放送再開後はすぐに引退。悠々自適な老後を送ろうか……。人の出入りを増やせば、わしも自由に動けるわい」
　取締役はすぐに引退すれば、世間的にも放送局再建の英雄として身を引けると考えています。
　取締役摘発のカギとなるのは、彼が隠し持っているたからくじの当たり券。


　もちろん、ダークサイズもこの情報を聞き逃しません。
「ふふふ……面白そうな話じゃありませんこと？　モモさん。ダイソウちゃん抜きで、わたくしたちが活躍して差し上げましょう」
「ええ。私も賛成です、お姉さま」
　この二人は、ダークサイズの幹部・女子部長のキャノン　ネネ（きゃのん・ねね）とキャノン　モモ（きゃのん・もも）のキャノン姉妹。
　一時的に行方不明のダイソウ　トウ（だいそう・とう）に代わって、空京放送局支配を目指して、放送局に乗り込みます。
「わたくしたちが当たり券を手に入れて、ダークサイズ拡大に一役買ってさしあげましょう」
「ええ、お姉さま」
　キャノン姉妹は表向き作業を手伝いながら、当たり券を手に入れようと企んでいるようです。


「きっとダークサイズも来るに違いないわ。あの人たちの思い通りにはさせないもんねっ」
　もちろん秋野　向日葵（あきの・ひまわり）も警戒しています。


　不正の証拠隠滅を図る取締役、告発のために当たり券を探す向日葵、資金獲得のために当たり券を狙うダークサイズ。
　今回は三つ巴の争いです。あなたは誰の味方につきますか？

みなさんこんにちは、大熊誠一郎です。
ダークサイズシリーズ第２弾です。
ダイソウトウの忠実（？）な部下、キャノン姉妹が登場します。
今回は、ダークサイズのメンバーで、自主的に活動する様子が描ければと思います。
ダークサイズメンバーはふるって参加して下さいね。
新加入もまだまだ歓迎です。
あ、でもダークサイズと対立したいプレイヤーさんも来てね。


※ダークサイズに加入すると、ダイソウトウに、勝手に幹部名を付けられるかもしれません。希望の幹部名があれば、アクションにて申請してください。（あくまで希望となります。ダイソウトウの気分次第で、多少いじられるかもしれません）
※空京放送局内の番組に強い影響を及ぼすアクションは、描写を調整させていただく可能性があります。あらかじめご了承くださいませ。

・空京放送局の復旧作業を手伝う

・ダークサイズに加入しにいく

・社長の証拠隠滅を助ける

・復旧というより、秋野向日葵を手伝う