蒼空学園

-オメガの屋敷-

「どうしてドッペルゲンガーが、わたくしのところに…。
また魂を狙って来たんですの…？」
　紅茶のカップで手を温めて気分を少し落ち着かせたものの…。
　オメガの恐怖心は、まだ消えていないようです。


-イルミンスールの森-

「お嬢はんたちと魔女をしばいて、やつらの居所をつきとめたんやけど。
レヴィアはんたちの方は大丈夫なんかな？
こっちはたどりつくまで、数十分はかかりそうどすなぁ〜」
　十天君の目的を潰そうとしている礼青たちは、もうすぐで研究所にたどりつきそうです。

　その頃、オメガ・ヤーウェ（おめが・やーうぇ）のドッペルゲンガーは…。
　本物のオメガの魂と違わぬほどの、魂を魔科学で作り出そうと、協力者たちと研究所付近までやってきました。
「必要な材料などのご説明をしましたけど。
ベースとなるものがありませんとね。
本物の方と親しい人の魂…。
アリスと魔女と地球人、それぞれ1種類ずつ…ほんの少しだけ必要ですの。
それも、最も縁の強い縁…宿縁の者でないといけませんの」
　その者がいたとしても、者涼しい顔で当然のように所望する彼女に、分けてくれるのでしょうか…。


-イルミンスールの森のどこかに存在する…十天君の研究所-

「まだ不完全なデータですが…。
不老不死の第1段階のサンプルを元に、第2段階に進めそうです、王天君様」
「これでオレ様たちも、不老不死になれるかもしれないな！」
　王天君と金光聖母の十天君たちの研究は、検体志願者のおかげで進んでしまっているようです。
「そんじゃ、検体のやつで第2段階の実験をしてみないか？」
「えぇ、ラスコットさん。
その獣人さんはとても信用出来る方ですし。
ご協力をお願いするつもりです…」
「オレはそれを完全なものにする方法でも考えておくか。
メガネのおかっぱちゃんがいる資料室に行って来るよ」
　そう言うと彼は、生命の魔科学の本を集めた資料室へ行きました。
「私の目の届かないところへ行くのですね…。
連絡がとれないドッペルゲンガーのことも気になりますけど…。
仮初の城にいた者を、森で見かけてしまいましたからね。
おそらく他の邪魔者も、こちらへ向かっているのでしょうか。
となると…オメガの屋敷にもガキ様どもが…。
そっちも対処しなければなりませんね。
徹底的に叩きのめしてさしあげましょう」
　オメガの心を闇に落とそうとするだけでなく…。
　“自分たちの害になると思われる者を、倒してしまいなさい”とゴーストに襲撃命令してしまいました。

　研究所にたどりつけても…。
　森が放つ甘い香り…心を惑わす幻影と、研究所の警備をしている魔女や、ゴーストの襲撃に耐えきらなければいけませんが…。

ＷａｈｎｓｉｎｎｉｇＷｅｌｔ編は、シナリオの進行上で回数が変わるので話数未定です。
暗き森の泣き声からＷａｈｎｓｉｎｎｉｇＷｅｌｔ…行く手を阻み拐かす森の末までの結果を反映したものです。
どの所属学校でもご参加いただけます。
新規ご参加に関わらず一律、ここまでの大まかな話しの流れを知っているとします。

【注意事項】
イルミンスールの森の奥深くに足を踏み入れたら最後、道を知らない者は永遠に彷徨い続けてしまうかもしれない、迷路のような森です。
精神感応のスキルや、パートナー同士の携帯通話のみ通信可能です。

普段から森に出入りしているイルミンスールの生徒は、森に入ってからの道順を覚えるのに有利です。
彷徨ってしまうか不安な方は、魔法学校の人にくっついていくと、アクションにお書きください。
全てのＰＣの転校状況をアクション内で把握できませんので在籍中に限ります。

・前回ご参加いただいた方について
リアクションの終了地点にいるところからになります。
研究所を探しているＰＣですが。
その中にいる、または近くにいる、一緒に行動しているＰＣが近くまで来れた描写がない方は、まだ森の中で探しています。

・ドッペルゲンガーについて
本物の魂の代わりに吸収するものを作るために必要な魂ですが。
志願していただいたＰＣから選ばせていただきます。

・研究所付近の森について
その者が抱えているトラウマなどが、幻影となって襲いかかり、道に迷わせようとしてきます。
実体の有無の希望はアクション上でお書きください。
どちらか書かれていない場合、実体のないものとして反映いたします。

・十天君の研究所
魔道具や不死の研究のための機材が、まだ不足しています…。

【MOBの魔女のクラス】
・ドルイドは外の見張りと森の見回りのみ。
ウィザード、コンジュラーは中と外両方います。
ただし、エンドゲームと物質化・非物質化のスキルは使いません。

【出現ゴースト】

・ヒューマノイド・ドール

・キラーパペット

ゴーストに関しましては、マスターページをご参照ください。

【十天君・王天君のクラスと術】
・侍
紅水陣（こうすいじん）
血溜まりの血の池地獄のような空間です。
空間の血と周囲の血液を利用し、亡者の手のようなものを出現させてターゲットを狙い、生きる気力を吸い取ってしまいます。
MC・LCが傷を負わせて相手が逃げたり、封神されたりなどの時、開放。
陣から出るのは自由ですが、術の発動中に入ることは出来ません。

【十天君・金光聖母のクラスと術】
・ネクロマンサー
金光陣（きんこうじん）
ミラーハウスのような空間です。
光の光線を放ち、狙ってきます。
MC・LCが傷を負わせて相手が逃げたり、封神されたりなどの時、開放。
陣から出るのは自由ですが、術の発動中に入ることは出来ません。

物語はまだ、ハッピーエンドとバッドエンドの間で揺れ動いています。

・オメガの屋敷の警備をする。

・今度こそ十天君たちの研究所を見つけたい！

・十天君たちの研究所を探しに、イルミンスールの森へ向かう。

・魔女たちにくっついていって不老不死の研究をする。

・森の中に入ったら、うっかり彷徨った。