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葦原明倫館の食堂・秋の新めにゅ~開発企画☆

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葦原明倫館の食堂・秋の新めにゅ~開発企画☆

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シナリオガイド

秋ってなんか……お腹、空くよね?
シナリオ名:葦原明倫館の食堂・秋の新めにゅ~開発企画☆ / 担当マスター: 浅倉紀音

「お腹が空いたのネ〜ね〜ゲぇ〜イぃ〜ルぅ〜」
「ティファニー、その手をお離しなさい」

 1日の授業が終わり、食堂へと向かう2人組。
 ほかの生徒のことなど気にもせず、ティファニー・ジーン(てぃふぁにー・じーん)はだだをこねます。
 ゲイル・フォード(げいる・ふぉーど)の服の裾を、がっしりと掴んだままで。

「しかしティファニー」
「ん?」
「たまには自分で作ってみてはいかがですかな?」
「はぁッ!?」
「だから、たまには……」
「ゲイル……死ぬヨ?」

 瞬間、ゲイルはすべてを理解しました。
 そう……確かに。。。
 脳内を検索すれば確かに、幾度か死にかけた記憶が。。。

「ゲイル、そこは黙るところではないのネ」
「ぇ、あぁ、そうですな」

 ティファニーが、キッと睨んできました。
 眼、マジです。
 面倒ごとになるのはイヤすぎるので、穏便に、というか、適当に流してみたり。

「む〜ッ!」
「おや、そうこうしているうちに到着です」
「ヘッ!?
 あ、わ〜いッ!」
「まったく……」
(子どもですか……)

 勢いよく扉を開くと、カウンターへと一直線です。
 内心、ゲイルは少しあきれてしまいました。

「ミーはそうネ〜」
「すみません、私は『弱肉定食』をお願いします」
「なッ!」
「どうしましたか?」
「みっ……ミーを差し置いてッ!」
「貴殿が早く頼まないからでしょう」
「ぐぅ〜ッ……ゲイルなんてキライネっ!」
「キライで結構ですから、早く頼みなさい」
「はッ!
 じゃあ『やきそヴぁ』にするのネ!」
「まったく……よっこいしょっと……」
「やっきそばやっきそば楽しみダ〜♪
 ん、これは?」

 座布団に腰を下ろし、料理を待ちます。。。
 そのとき、ティファニーは初めて気づきました。
 カウンターのわきに張られている、ポスターに。

「なになに……なんとッ!?」
「そんなに驚くような企画でもないでしょうに」

 もちろんゲイルは気づいていて、注文後すでに読み終わっていました。
 その内容とは。。。

「『秋の新めにゅ〜開発企画☆最優秀者には食券10枚プレゼント!
  企画:食堂のおばちゃん
  運営:ハイナ・ウィルソン』
 となっ!?」

 読み進むにつれて、ティファニーの眼が輝いてきました。
 食べ物のこととなると、いつもこうです。

「これはティファニー殿、嬉しそうでござるね〜♪
 いいことでもあったのでござるか?」
「おおかた、美味しそうなものでも見つけたんだろ?
 ゲイルもたいへんだな」

 現れたのは、これまたいつものお友達。
 『撃破うどん』を手に、真田佐保(さなだ・さほ)がにっこりと笑いました。
 丹羽匡壱(にわ・きょういち)は、この暑いのに『滅殺らぁめん』を喰らうようです。

「佐保ちゃん佐保ちゃん!
 このポスターを観て欲しいのネ!」
「あぁうん、知ってるでござるよ。
 陰陽科では結構広まっているのでござる」
「へぇ……んでティファニーは参加するのか?
 って、訊くまでもなさそうだな」
「せっかくの休日が……また消えてしまうのですね」

 いつものように、楽しいお喋りで盛り上がる面々。
 ですがゲイルには、1つ、気になることがありました。

(食堂のおばちゃんとは……どなたであろうか)

 葦原明倫館にて、いつの間にやら語り継がれていた不思議。
 その1つが、食堂をとりしきる謎のおばちゃんの存在です。
 顔を知るのは、いまだ校長のみなのだとか。

『ぴっ……ぴんぽん、ぱんぽん』
「「「「はぁ?」」」」

 そのとき、なんとも微妙なチャイムが鳴り響きました。
 この声はもしや。。。

『ちょ、ふさひめ〜』
『なんですか。
 このようなこと、わたくしにやらせるのが悪いのです。
 文句があるならご自分でおやりなさい』
『うわぁ〜んっ、房姫がぶった〜!』
『なっ、放送で嘘を言わないでください!』

 声の主は、言わずもがな。
 葦原房姫(あしはらの・ふさひめ)ハイナ・ウィルソン(はいな・うぃるそん)でした。

『さぁ、さっさと内容をお話なさい』
『ちぇっ……みなもう知っておろうが、今週末に「食堂の新めにゅ〜開発企画」を開催する。
 全員参加せ……』
『自由ですからね』

 あ、マイクを奪われましたね。

『午前0時に校庭集合じゃ〜!』
『早すぎますから。
 本当は午前9時ですので』
『房姫、そんなに喋りたいのかえ?
 じゃあ唯一無二のルール、ぱぁっと発表しておくれ〜♪』
『あなたという人は……面倒くさくなっただけでしょう!?
 まぁいいわ、また嘘をつかれても困りますから』
『ひどいでありんす〜ふ〜さ〜ひ〜もごっ!』

 今度は、口をふさがれたようです。

『ルールは1つだけ。
 葦原島で入手できる食材のみで、お料理を作ることです。
 入手先は、山や海ばた、城下のお店でも構いません。
 とにもかくにも、日常的に食堂でお出しすることのできるお料理をお願いいたします』
『どっ……どんなに、豪華でも、出せないと、判断されれば、優勝はない……でありんす。
 野生の、動物、とか、植物、とか……好きにせよ……っ』
『あと、料理は葦原明倫館の家庭科室にて作っていただきます。
 実際に作れそうか否かは、食堂の調理スタッフが判断いたしますので』
『で、ありんす〜』
『それでは、みなさんのご参加をお待ちしておりますわ』

 ぷつっという音とともに、放送が切れました。
 房姫のテンションがいつもより高かったような気がするなぁ、とか思いながら。
 4名は、企画への参加を決めたのでした。

担当マスターより

▼担当マスター

浅倉紀音

▼マスターコメント

このシナリオには、学校を問わずどなたでも参加が可能です。
また、企画に参加せず独自の行動をとることもできます。

*企画に参加される皆様*
料理につきまして、以下のような事柄をアクションにご記入ください。
 ・料理名
 ・料理の外観
 ・味
 ・材料
 ・材料の入手先
        …………などなど
また、描写希望シーンを以下よりお選びください。
 ・料理を作っているシーン
 ・材料を集めているシーン
 ・そのほかのシーン(具体的に教えてください)

MCとLCの行動は、同じものでも異なるものでも構いません。
それぞれにおいてどのように立ちまわるかは、皆様の自由です。
キャラクターらしさの出る行動をおとりください。
台詞や心情表現も含め、具体的なアクションであればあるほど採用率が高くなります。
目的達成のために必要な道具などをお持ちになられる場合は、アクションにてお知らせください。
ほかのキャラクターやNPCと絡みたい場合も、相手の名前を明記してください。

NPC
 ティファニー、ゲイル、佐保、匡壱の4名は、企画に参加します。
 ハイナ、房姫の2名は、学内でまったりしたり、審査をしたりしているでしょう。

それでは、皆様のご参加とアクションをお待ちしております。

▼サンプルアクション

・企画に参加し、最優秀賞を目指す!

・房姫とお茶を飲みながらまったりする。

・葦原明倫館を探索する。

・彼氏と一緒に城下町をめぐる。

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2011年09月10日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2011年09月11日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2011年09月15日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2011年09月29日


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