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シナリオガイド

迷宮探検! 熱病で苦しむ獣人たちのために薬の調合書を手に入れろ!
シナリオ名:手の届く果て / 担当マスター: せく

 イルミンスールの森の片隅。

「遅いな……レオンさんたち」

 フィリップ・ベレッタ(ふぃりっぷ・べれった)は木々の間にある迷宮の入り口を覗きながら呟きました。

「早く調合書を持ち帰らないと……」

 最近、ジャタの森に住む獣人たちの一部の部族の間で、とある熱病が流行り始めていました。
 ジャタの森全体に蔓延する前に食い止めるべく調査した結果、その熱病は古い時代にも一度流行したものだということが判明。
 そして、その特効薬の製造法の記された書があるということも分かりました。

 書の名は“ベルティオールの調合書”。
 その書は、この迷宮の奥に隠された書庫にあるといいます。

 

 と、先発隊として少数で迷宮に先入りしていたレオン・ダンドリオン(れおん・たんどりおん)から連絡が入りました。

『フィリップ。
 まずい事になってる』
「まずい事?」
『野盗の類が入り込んでるみたいだ。
 たぶん、俺たちが入ったのとは別の入口からだろう』
「遺跡荒らし、でしょうか。
 それにしてもタイミングが……」
『どっかでこの話を聞いて先回りしたんだろ。
 大方、調合書を先に手に入れて、熱病の特効薬を高く売りさばくつもりだろうな』
「そんな、ひどい。皆が苦しんでるのに」
『もう一つ、まずい事がある』
「え?」
『迷宮には、侵入者を拒む“何者かが居る”みたいだ』
「何者か……ですか?
 モンスターやゴーレムの他に……?」
『ああ、俺たちはそいつに撹乱されて……落とし穴に落ちた』
「お、落ちたんですか?」
『大丈夫。全員無事だ』
「良かった……。
 でも一体、誰が?」
『さあな?
 だが、この迷宮の事をかなり詳しく把握している奴だ。
 まるで迷宮の住人だな』
「迷宮の住人……魔法使い?」
『いや、魔法を使ってくる気配は無かったから、魔法使いってわけじゃなさそうだが。
 と、そういえば、穴に落っことされる前に少しだけ姿が見えた。
 あれは多分、シャンバラ人の……女の子」
「人間の女の子!?」
『15、6歳ってとこか。
 悪くない動きをしてたし、けっこう可愛かった気がする』
「……何だか余裕ありますね。レオンさん」
『落とし穴の口を塞がれて立ち往生してるんだ。
 余裕があったらで良いから、助けてくれると嬉しいなぁ』
「えと……了解しました。
 とにかく、その事も含めて皆さんに伝えておきますね」


 ■ ■


 少女は暗闇の中で息を潜めていました。

「ここは、私たちの家。私たちの国。
 私たちだけの世界……。

 大丈夫だよ、ベル。
 私が、きっと守りきってみせるから」


担当マスターより

▼担当マスター

せく

▼マスターコメント

どの学校に所属されている方でも問題なく参加できます。

■迷宮について
石組みの古い地下迷宮です。
元は、対人恐怖症の引き篭もり魔法使いの研究所、兼、住処でした。
魔法使いは数千年前に亡くなっていて、いわば廃墟となっています。

中は迷路状の構造をしており、様々なトラップや魔法的な仕掛けが随所に施されています。

ゴブリンやスケルトンなどのモンスター、ガーゴイルやゴーレムのような魔法生物が潜んでいます。


薬の製造方法が書かれた調合書は、迷宮の奥に隠された書庫にあります。
迷宮内には他にも様々な部屋が存在しています。


迷宮の中には、調合書を狙う野盗もうろついています。
彼らは銃やナイフなどで武装しています。

▼サンプルアクション

・書庫を探して

・モンスターと闘う

・探索します

・その儲け話、乗った!

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2011年09月12日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2011年09月13日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2011年09月17日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2011年10月04日


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