天御柱学院へ

蒼空学園

校長室

イルミンスール魔法学校へ

家に帰るとゴンザレスが死んだふりをしています。

リアクション公開中!

家に帰るとゴンザレスが死んだふりをしています。

リアクションが公開されました!

リアクションの閲覧はこちらから!

リアクションを読む

参加者一覧を見る

シナリオガイド

一度はおいでよ どんちゃかパーティ♪
シナリオ名:家に帰るとゴンザレスが死んだふりをしています。 / 担当マスター: 藤乃 葉名

 年度末――。

 今までのクラスメイトとの別れがあり、今までの生活と別れ   また同時に新たな出会いがあり、新たな生活に胸躍らせるこの季節――。

 今までの感謝を、そしてこれからの挨拶を兼ねて、ウォウル・クラウン(うぉうる・くらうん)ラナロック・ランドロック(らなろっく・らんどろっく)はある催し物を企画していました。

「今日はたくさん来るといいですね」

 今まで買い物に出ていたのでしょう。ラナロックは手に前が見えなくなるくらいの大きさの紙袋を両手で抱えながら、隣を歩いているウォウルへとそんな事を言いいます。

「まぁ、人が集まれば集まったで楽しくやれば良いわけだし、人が集まらなければ少数でしんみりやればいいでしょう」

 ”いつも通り”のにへら顔で、ウォウルはそんな事を言って歩みを進めます。

「先日は皆さんに、本当にご迷惑おかけしたので、出来れば皆さんには楽しんでいただきたいんですけど……」
「僕もそれは切に願うよ。少しでも羽を伸ばせて、気楽に出来たらそれでいいと思うんだ。時にラナ。家の片づけやらは済ませたのかい?」
「えぇ。今日のお買い物に出る前には、粗方お部屋の用意は出来てます。5、60人程度なら受け入れますよ」

 笑顔でそう言い、胸を張るラナに対し、ウォウルは苦笑しました。

 この日、二人が企画したのは『ラナロック邸(?)に人を呼んで、お泊りパーティ』でした。
告知をしたり、準備をしたりで二人はこの2、3日大騒ぎ。それだけに、やはり人の集まりは気になる様でした。と、二人の前に少女が一人――雅羅・サンダース三世(まさら・さんだーすざさーど)の姿が現れます。

「お二人とも」
「おやおや、これはどうも。来てくれましたか、雅夫・サンクトベルク四十二世さん」
「誰!? それ誰よ! 最早 『雅』 以外原型ないじゃない!!」
「あれ……そうでしたっけ? いやはや、面目ない」
「いい加減人の名前を適当に呼ぶのはやめてくださいよ」

 半ば呆れ返りながら、雅羅は二人に近付いて荷物を半分程度受け取ります。平然と持っていたその荷物を受け取った雅羅は、結構重かったらしく、一瞬体勢を崩しながらも立て直して、先に進む二人の後を追いました。

「とりあえずは……ドゥングさん? だっけ? あの人も呼んだけど、来ますかね」
「はい? ちょっとお二人とも。ドゥングさんを呼ぶ、とは聞いてませんけど」
「うん? 言ってなかったかな? 彼もお詫びするべきだからね、色々と。だから雅美さんに頼んで、声を掛けてもらったんだよ」
「雅羅ね」
「……そうですか、まぁ……ならしょうがないですよね」
「そうだろう? しょうがないんだよ。だからね? ラナ。その徐に手に持った銃はこの際しまってくれないかな」
「……ラナ先輩……」

 ウォウルと雅羅が苦笑するその先に、標的もいないのに銃を握りしめるラナロック。どうやらドゥング・ヴァン・レーベリヒが今夜のパーティに参加する、と聞いて俄然やる(殺る)気が出た様でした。

「一応ドゥングはそこらへん判ってるとは思うけど、例の事、言ってくれたかな?」
「言いましたよ、勿論。『{red]飲酒・喫煙は二十歳から{/red]』ですよね」
「うんうん、そうだよ。まぁ良いんだ、持ち込んだ場合は罰ゲームやら色々待ってるからね、それはそれで楽しそうだから良いんだけど」
「ウォウルさん、笑顔が黒いですわよ」
「そう言うラナ先輩も、爽やかな顔して背負ってるオーラ黒いですけどね」

 三人がそんなやり取りをしていれば、いつしかそこはラナロック邸前。門を潜り、そのまま彼等は玄関まで向かいました。


「漸く家ですわ……ちょっと疲れてしまいました」
「そうだね。君、まだ本調子じゃないんだろう?」
「無理は駄目ですよ、先輩」

 言いながら、雅羅が扉を開けて二人を促しました。と――

「きゃああああああああ!!!」

 ラナロックが思わず悲鳴を上げ、手にしていた紙袋を落としてしまいます。

「どうしたんです?」

 口元に手を当て、如何にもなリアクションを取っているつもりのラナロックの後ろからひょっこりとウォウルが顔を覗かせました。
中を覗きこみ、彼が辺りを見回すと、玄関の前には人の形をした謎の物体が横たわっているのです。

「ご…………………ゴンザレスぅ!?」
「へっ!? ゴンザレス!?」

 ラナロックの言葉に首を傾げながら、雅羅も家の中に入ります。後ろ手で扉を閉めながらに広がる光景を見て、思わず一言――。

「家広っ…」
「雅羅さん、まさかのそこですか」

 ウォウルにツッコまれて舌を出す雅羅は、今度こそとラナロックの方を見やります。彼女の近くには、人の形をし、茶色いモフモフに覆われた物体が横たわっているのです。

「え……なにこの状況」
「彼はゴンザレス。ラナのお気に入りの熊のぬいぐるみ(笑)ですよ」
「いやいや、どう見てもマネキンじゃ――」
「ゴンザレス! 誰なの!? こんな事したのはっ!」

 ボロボロと涙を流して『ゴンザレス』なる熊のぬいぐるみ(笑)に近付くラナロック。どうやら真剣に泣いている様です。

「そろそろ皆さんが来ても良い時間ですからね、とりあえずはこれ、キッチンに運びましょうか雅羅さん」
「そうですねウォウル先輩」

 殆ど棒読みでそんな事を言いながら、二人はラナロックと『ゴンザレス』なる名の熊のぬいぐるみ(笑)の横をすり抜けて行きます。
と、ウォウルが不意に、悪そうな笑顔を浮かべて呟きました。


「何だかこれはこれで、面白そうな事を思いついちゃったなぁ………どれ、巻きこめるだけ、巻きこんでみるか」
 



担当マスターより

▼担当マスター

藤乃 葉名

▼マスターコメント

 皆様、一か月か二か月ぶりですこんにちは。 今回このシナリオを公開させていただきます藤乃 葉名です。

今回は結構迷ったのですが、この訳のわからないシナリオを思いついちゃってたので、半ば強行軍です。
前回まではシリアスなシナリオを担当させていただいた訳ですが、今回はその反動かもしれないテンションで、ひたすらガイドのノリを貫くかもしれません。そしてコメディ物凄く難しいのですが、再び手を出してみます。

 今回、皆様は『ラナロックの家でお泊りパーティーに参加する』と言う感じになっております。
パーティと言うだけあって、動きの制約等々は特に設けておりません。ガイドで起こっているラナロックの熊のぬいぐるみ(笑)、ことゴンザレスについては、ウォウルが探偵ごっこを企んでいる、と言うだけの話であって、主眼に置く必要はないと思います。もし関連するアクションがなかった場合は、それなりの解決をします。

 毎度の事ではありますが、指針にしていただける物を数点説明させていただきますので、サンプルアクションと含めてアクションの参考にしてくださいませ。


●探偵ごっこに参加する

 ・犯人役になる。
ゴンザレス殺害(ラナロック曰く)の犯人役です。なお、ゴンザレスさんは生き物ではないので、殺人とかそういう感じではないです。
また、悪戯やNPCなどを巻き込んで、新たな犯行などもできます。
その際は、犯行動機、簡単な手順等をアクションにお書きください。なお、プレーヤー様同士で色々やってみたい場合は被害者欄を参照くださいませ。
但し、ご自身の装備、スキルその他は一切使えません。犯行をするならドラマのあれの様に、現地調達が良いです。鈍器のような物、バールのような物、カーテンの様な物など、各種取り揃えておりますのでご安心を。

※犯行動機等は全うなものから適当なものまで、何でも構いません。やりたい放題やってみてください。ただし、色々と問題になりそうな発言、その他動機に関しましては変更する場合があるので、ご了承くださいませ。


 ・目撃者A役になる。
「あれ? 確か犯人を見たぞ?」という役です。出鱈目な事を言って話を攪乱させるもよし、全うな事を言って事件解決(?)のカギとなるともよし、です。こんな事を見たよ! という説明があれば大丈夫。真実は全くないので、目撃者A役の方の証言で、犯行が決まる可能性大です。

※こちらも、極端に誰かを貶める様な発言等以外ならば、基本的には使わさせて貰います。


探偵役になる。
華麗に推理をしてください。ただし、犯行動機やら手口やらはわからないので、適当にざっくりと推理をしてくだされば大丈夫です。
また、そう言う推理とか面倒! だけど探偵役をしたい! といった場合で全く問題ありません。当たるとは限りませんが。


刑事役になる。
推理小説でおなじみ『とりあえずお前犯人だろ!』な役です。目につく人を皆犯人に仕立て上げようとする役です。
基本的に何で犯人なの? という理由は特にありません。お好きなノリで無関係な人を犯人に仕立て上げてみてください。

※他プレイヤー様を犯人に仕立て上げる際は、犯人役同様、被害者役の欄を参照してください。


被害者役になる。
死んだフリ、怪我をした感じ、等と言った指定はありません。無論、ごっこ遊びなので死んでも喋ります。喋れます。
『死人に口なし』とは言いますが、実際には死んでないので口はあります。しかし、犯人をばらすと周りから物凄いバッシングを受けるのでそこだけは注意が必要です。
「ああ、ね」「そうそう」と言った相槌程度ならば構いません。また、推理する人たちが真剣に頑張ってる最中は近くにいる人と普通に世間話とかできます。
なお、トイレ休憩と水分補給は随時可能です。

※より謎めいたものにしたい場合、犯人役の方、刑事役の方とGAを組む事をお勧めします。その方が口裏が合わせやすいので。
始めから仲良し様同士での役割分担のほか、特にそう言うのないけど掲示板で犯人役の人とGA組んじゃおうかなぁ と言った感じで、お気軽にどうぞ。
なお、被害者役の人が極端に多いのは一向に問題ありませんが、完全に地獄絵図になることうけあいなので、それはそれで面白いと思います。が、そうなると完全に迷宮入り、探偵ごっこからただの死体ごっこになるので、ご注意ください。


無視してどんちゃか。
一連の流れを完全に無視して、ただはっちゃけます。お酒を持ち込んで乱舞するもよし、しんみり飲むもよし、愚痴をくだまくのもよし。この際無礼講です。
ただし、無礼講とはいえ法律は守りましょう。未成年の飲酒・喫煙、駄目ゼッタイ。 って事で、年齢だけではなく、外見年齢が20歳に達していないキャラクタに関してはNPCが没収します。とりあえず有無も言わさずに没収します。隠れて飲んでも、隠れて吸っても、絶対にばれます。そういう仕様です。
あえてそんなやりとりもおもしろいとは思いますが。



以上が指針となります。
お泊りパーティなので、やりたい放題やってみてください。

但し――

性的な描写は完全カットです。アクション欄が見えなくなる可能性大です。ごめんなさい。ですが、ちょっとした悪戯等々はあってもかまいません(スカートを捲る、着替えを覗く、など)。ただし、その場でとんでもない制裁を食らう事必須なので、救急車を呼ぶ準備だけはしておいてください。


皆様の日頃の(色々な)戦いの休息となれば嬉しいシナリオですので、用法容量を守って正しくはっちゃけてください。

それでは、皆様のご参加、心よりお待ち申し上げております。

▼サンプルアクション

・ ちょっと一回で良いからやってみたかった。

・ 実は私……かの有名な推理小説家の子孫なの。

・ これが一番楽な気がするからね。

・ 推理物と言ったら刑事役! でもわかんないからこの際みんな犯人で。

・ 折角のパーティだから、とりあえず楽しくやろうよ

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2012年03月19日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2012年03月20日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2012年03月24日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2012年04月06日


イラストを設定する 設定イラストを編集/解除する

リアクションが公開されました!

リアクションの閲覧はこちらから!

リアクションを読む

参加者一覧を見る