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桜封比翼・ツバサとジュナ 第一話~これが私の出会い~

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桜封比翼・ツバサとジュナ 第一話~これが私の出会い~

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シナリオガイド

追われる者と探す者。二人の邂逅を手助けせよ!
シナリオ名:桜封比翼・ツバサとジュナ 第一話~これが私の出会い~ / 担当マスター: 秋みかん

「ありがとうございましたー!!」

 ――空京にあるクレープ屋『天使の羽』。ここに一人のアルバイト店員がいました。その店員の名前は天翔 翼(あまかけ つばさ)。この空京へやってきてまだ三ヶ月ほどの地球人です。

「……さって、今日のお仕事もおしまい! それじゃあ愛しの我が家へ帰るとしますか!」

 パラミタになら面白いことがありそう! と着の身着のままやってきた翼でしたが、今は『天使の羽』でアルバイトをして生活費を稼ぐ日々を過ごしていました。今日の仕事も終わり、翼はこれから現在住んでいる安下宿へ帰ろうとしています。

「ちょっと散歩しながら帰るのもありかな……っと」

 すぐに帰るのももったいないと思ったのか、翼はいつもの帰宅ルートから少し外れ、散歩がてら遠回りでアパートへと目指していました……が。
 その翼を囲うようにして、ツタで覆われたような化け物が突如として姿を現し、翼の足を止めてしまいました。

「な、なに……なんなのこいつら?」

 じわり、じわりと翼に近づくツタの化け物。翼は頭で考えるよりも先に身体が動き、ツタの化け物たちの間を一気に走り抜けて逃走を図ります。
 化け物の動きが緩慢なおかげか、すぐに振り切ることができましたが、それでもツタの化け物は翼を追ってきます。……しかも、それなりに数を増やしながら。

「いったいなんなのよぉーーー!!!」

 このままでは家にも帰れそうにない――そう感じた翼は、なんとかこのツタの化け物から逃れようと、自慢の体力だけを武器に走り続けていきます……。


 一方その頃、空京の大通りにて着物姿の少女が周囲を見渡しながら誰かを探していました。――少女の名は仙道院 樹菜(せんどういん じゅな)。マホロバ人である樹菜は葦原島にある仙道院家の一人娘であり、ある目的を持って空京へやってきたのですが……。

「ここは……どこなのでしょう?」

 ……従者と共に初めてやってきた空京で、樹菜は迷子になっていました。天性ともいえるべき方向音痴のせいで従者ともはぐれてしまい、一人で空京をさ迷っています。

「……欠片の気配は確かにこの空京から感じ取れるのですけれど……いったいどこにあるのでしょうか……?」

 樹菜が探している物……それは“鍵の欠片”と呼ばれるもの。仙道院家の女子に宿る欠片の気配を感じ取れる力によって、空京にあるとまでは判明したのですが、力が弱いせいかそこまでしかわからないようです。

(契約を結べばまた感じかたも違うとは思うのですが……今はぜいたくを言っていられませんね。なんとかして、“鍵の欠片”を見つけませんと)

 動きを止め、しばらく思考した樹菜はある行動に出ることにしました。――それは、近くを歩いていた契約者と思しき人へ協力を求める、というものでした。

「あの、すみません。探し物をしているのですが……よかったら、一緒に探してもらえませんか?」

担当マスターより

▼担当マスター

秋みかん

▼マスターコメント

 初めまして、もしくはこんにちは。柑橘類系マスター・秋みかんです。
 今回から、新しい続き物として『桜封比翼・ツバサとジュナ』を全三回でお送りしていきたいと思います。気になった方は是非ご参加のほうをどうぞ。

 さて、今回は謎の化け物に追われる翼と“鍵の欠片”を探す樹菜の二人が中心となります。

■翼サイド
 現在、翼は十五匹ほどの“全身をツタに覆われた化け物”に追いかけられています。
 どうやらツタの化け物は翼を完全にターゲットにしているようで、他の障害物や邪魔する人間をツタで薙ぎ払いながら、移動をおこなっています。翼の騒動を見て救援に向かう人は主にこのツタの化け物を倒すことが目的となります。
 翼が襲われ、化け物たちの目的を達成させられないよう気を付けましょう。

●ツタの化け物の戦闘力
 ツタの化け物は主にツタによる攻撃と、種を撃ち出して分身体を作る能力を持っています。特に後者が厄介で、化け物が抑え込まれたりすると後者の能力を使う傾向があるようです。ただし、分身体なので能力はそれほど高くありません。

●注意点
 おそらく、ツタの化け物の頭領と思われる大型の化け物がツタの化け物を全部倒し、翼と樹菜が合流した時に現れます。能力は小型のものの比にならないほど強いですが、攻撃方法は小型と同様です。


■樹菜サイド
 樹菜は現在、“鍵の欠片”という物を探しています。こちらに協力する人の目的は樹菜と共に“鍵の欠片”を探し、発見することになります。
 ……はっきり言ってしまうと、その“鍵の欠片”は翼が持っています。しかし樹菜や契約者はその情報を知らないため、樹菜の持つ鍵の気配を感じ取れる力に頼るほかありません。

●“鍵の欠片”について
 樹菜曰く、“鍵の欠片”は仙道院家で封印している物の封印の開閉をおこなうことができる力のこもった石です。
 石の持つ力や仙道院家の血筋などが共鳴し合うことでしかその存在を確認できず、スキルなどでの捜索は非常に難しいものとなっています。(絶対失敗するわけではない)

●鍵の気配を感じ取れる力
 樹菜には仙道院家の血筋によって鍵の気配を感じ取れる力を持っています。この力でできることは――

『“鍵の欠片”の位置を広域的に感じ取ることができる』
『欠片の位置が近くなるとその感じ取り方も強くなる』
『欠片が動かずに長く留まっていた場合、そこに残った残留気配を感じ取ることができる』

 ――の三つです。ですが樹菜の力はまだ弱く、三つめの能力はその場所へ近づかないと確認できません。その点には注意しましょう。

▼サンプルアクション

・翼を助けるべく、ツタの化け物を倒す!

・翼の逃走経路を確保する!

・樹菜と一緒に“鍵の欠片”を探す!

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2012年06月18日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2012年06月19日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2012年06月23日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2012年07月06日


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