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【ぷりかる】メイド奪還戦

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シナリオガイド

コンロンに忍び寄る暗雲
シナリオ名:【ぷりかる】メイド奪還戦 / 担当マスター: 西里田篤史

 ヴァイシャリーにあるメイド喫茶『バーボンハウス』
 以前は潰れかけの店ではあったが、冒険者達の協力で無事に持ち直し現在はアルバイトの子も増え、順調な経営といえた。
 だが、問題がまったくなくなったわけではないのだ。
 食材の買い出しを頼まれて人通りの無い道を歩く楊霞はため息をつく。
「昨日は一人……今日は二人……無断でお店を休むなんて」
 呟きながら、楊霞はさらに深いため息をつく。
 そう、アルバイトの子たちが突然来なくなったのだ。
 不満があって無断で辞めるということも考えられるかもしれないが、また明日と楽しそうに帰っていった彼女たちの表情を見ると、とても考えられないと楊霞は思っていた。
 だから、ひょっとして何かの事件に巻きこまれたのではと思い余計に不安になってしまうのだ。
 と、
「お嬢さん、ちょっと俺達と来てくれないかな?」
 路地から男が数人現れ、楊霞の道を塞いだ。
 ボサボサに乱れた髪に口元をにやけさせ、全員が手元に刃物を握っていた。
「人攫いの方……ですか?」
「知ってるなら話が早い。ま、運が悪かったと思って諦めな」
「いいえ丁度良かったです。僕もあなた達に訊きたいことが沢山ありますから……」
 楊霞は男たちに連れられて、路地裏に消えていく。

 ***

「も、もう……勘弁してくれ……」
 路地裏に消えて数分、男は首に敷き針のようなものを突きつけられて泣きそうな顔をしていた。
 胸倉を掴まれている男以外は全員地面に転がり、何人かは血を流していた。
「お、俺達は下っ端みたいなもんで……人を攫ってきたらその分だけ金をやるってコンロンの金持ちに言われたんだ……」
「攫われた人たちはコンロンに行ったんですね?」
「あ、ああ……コンロンとシャンバラの中間に収容所があって……」
「分かりました。それでは、そこを当たってみることにします。ご苦労様でした」
 楊霞は少しスカートを上げて太もも丈のシアータイツにそれを隠した。
 そのシアータイツには匕首やかぎ爪がズラリと並んでおり、男は震えながらその場に縮こまる。
「あ、あんた……なんなんだよ……一体……」
 声を震わせて訊ねてくる男に楊霞は、
「──ただの、メイドですよ」
 優しく、ニッコリと微笑んで見せた。

担当マスターより

▼担当マスター

西里田篤史

▼マスターコメント

 初めましての方は初めまして。
 そうでない方はお久しぶりです。
 ゲームマスターの西里田篤史です。

 前回のシナリオが終わってからものの数日も経ってませんが、今回はプリンセスカルテットのお話の二回目です。
 バーボンハウスのシナリオに関して知りたい方は前回のお話をご覧ください。
 今回のシナリオの目的はメイド喫茶で働いていたウエイトレスたちを人さらいから救出することです。


 どうぞよろしくお願いします。

■場所
 コンロンとシャンバラの中間にある大きな施設です。犯罪者の隔離施設と言われていますが、攫われた人をコンロンに向けて輸出をするというのが目的の建物です。

■兵士
 建物には兵士が駐在しており、武装しています。が、実態はチンピラや盗賊であり戦闘に関しては素人と言えるでしょう。
 兵士達は攫われた人たちを商品と見ているため、抵抗されない限りは人質を攻撃しません。

■攫われた人たち
 大きな部屋で共同生活のような状態になっています。入口は兵士が見張っていますが、中には兵士はいません。


■警備
 基本的にザルな警備ですが、不審者が発見された場合は警報を鳴らされる危険があります。攫われた人たちを全員救出するのなら発見は避けた方がいいかもしれません。



▼サンプルアクション

・ 攫われたフリをして内部から攫われた人たちを助ける。

・ 兵士に変装して攫われた人を助けるよ

・ この誘拐を手引きしている人間を聞き出す。

・ 見つからないように兵士を始末していく。

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2012年09月22日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2012年09月23日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2012年09月27日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2012年10月10日


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