蒼空学園

このシナリオを含む、10月28日公開の【２０２２修学旅行】へのシナリオ参加は、

『【２０２２修学旅行】全体で、1ユーザー様につき最大2PCまでの参加』
『マスターシナリオ1つにつき1ユーザー様1PCまでの参加』
『同キャラクターの複数シナリオへの参加の禁止』

をお願い致します。

1PCが2本のシナリオへの参加決定、また1ユーザーが所有するPCのうち、
3PC以上の参加決定が確認できた時点で、参加した全てのシナリオにおいて白紙扱いとなります。
ご了承下さい。

※ただし、追加募集になった場合はその限りではございません。
　追加募集になったシナリオに限り、上記のルールは適応されなくなります。



　――イルミンスール魔法学校、校長室。

「蒼空学園の修学旅行は宇宙基地ですかぁ〜！？　むむむ〜、馬場もやるですねぇ〜」

　蒼空学園を始め、西シャンバラ所属の学校の修学旅行の行き先を聞いたエリザベート・ワルプルギス（えりざべーと・わるぷるぎす）は対抗心を燃やしていました。
　既に彼女の本来のライバルは蒼空学園を去っていますが、蒼空学園への対抗心は未だに残っているようです。

「こうなったら東シャンバラはもっとすごいところに行ってやるですぅ〜。蒼空学園が月面、宇宙、科学、未来だから……」
「失礼する。金団長より書状を持ってきました」

　考え込むエリザベートの耳にノックをする音がし、偉丈夫関羽・雲長（かんう・うんちょう）が入ってきました。
　彼の姿を見た瞬間、エリザベートの脳裏に閃くものがありました。

「関羽、丁度いいところに来ましたぁ〜。あなたが生前大変だった戦いは何ですかぁ〜？」
「戦い、ですか？　大変ではない戦いの方が少ないですが、大変と言われて思い出すのは『赤壁の戦い』ですね」
「赤壁の戦い……ふむふむ〜、分かりましたぁ〜。関羽に１つ頼みがありますぅ〜」

　関羽の答えを聞いたエリザベートはニヤリと笑いました。



　――数日後のイルミンスール魔法学校、掲示板。

『今年のイルミンスール魔法学校と東シャンバラの修学旅行は、西暦２０８年の「赤壁の戦い」を体験してくる体験学習ですぅ〜』

　エリザベートの文字で書かれた掲示が張り出されていました。
　エリザベートの転移魔法『テレポート』の応用で208年の中国に移動し、赤壁の戦いに参加するという内容です。
　魔法で過去に行くため、基本的な歴史を変えることはできません。契約者が戦いの中で倒した兵士は「元々倒される歴史だった兵士」になるとのことです。また、契約者が倒されてしまっても、その瞬間に現代に帰ってこられるそうです。
　関羽を始め、三国志時代に生きていた英霊は一度自分の肉体に戻ります。ただ、英霊は分霊で、場合によってはパートナー契約をした際、本来の姿と変わっている場合もあります。その時は一個人として存在できますが、本来の人物としては行動出来なくなります。
　なお、三国志の英霊でも既に死亡していたり、まだ若すぎたりする場合は、同様に今の姿のまま一個人として存在します。

「引率として関羽が行くから安心するですぅ〜。過去の歴史を学び、今後の生活に活かすことが〜、未来を作ることに繋がるのですぅ〜」

　もっともらしいことを言うエリザベートですが、「西シャンバラが宇宙に行くなら、こっちは地球の過去に行ってやるですぅ〜」と息を巻いているのは言うまでもありません。
　とはいえ、過去に行ける機会はそうありませんので、一度体験学習に行ってみては如何でしょうか？

　こんにちは、又は初めまして。ゲームマスターのＲＥＤです。

　今年の修学旅行の行き先の１つは地球の過去、208年の冬に行われた赤壁の戦いに決まりました。
　イルミンスール魔法学校が音頭を採っているので、東シャンバラ（イルミンスール・百合園・薔薇学・パラ実）所属の生徒向けの修学旅行ですが、西シャンバラ（蒼空・教導団・明倫館・空大・天学）所属の生徒も自由に参加できます。

　舞台は転移した後の赤壁からスタートします。
　以下のパートに1つ参加できます。MCとLCは同じパートの同じ軍に参加して下さい。

【１】長坂の戦い
　南下する曹操軍に対し、新野城主だった劉備は新野城を捨て、南の夏口の方へ逃亡します。
　新野城の領民を擁したために進行が遅い劉備軍の逃亡戦、曹操軍の追撃戦がメインになります。

・所属できる軍
　曹操軍／劉備軍

【２】赤壁の戦い
　曹操軍水24万に対し、孫権水軍3万、劉備陸軍1万で対抗する、曹操軍と孫権・劉備連合軍の戦いです。
　曹操軍の水軍に孫権軍が火攻めを仕掛け、劉備軍が陸から攻撃します。

・所属できる軍
　曹操軍／孫権軍／劉備軍

　それぞれの戦いに、各軍に所属して参加できます（一兵士としての参加になるので基本的に怪しまれません）。
　赤壁の戦いでは、曹操や孫権の周りに行くのは警備上難しいですが、劉備や諸葛亮、周瑜の周りであれば容易に行けますので、そういった英雄の周りで戦うのも楽しみ方の1つかと思います。
　長坂の戦いで、劉備の子を救出した趙雲に協力する、殿軍を務めた張飛の部隊に入るなど、彼らの戦いをサポートする方法もあります。

　なお、言葉や文字は自動翻訳されるのでご安心ください。

　時空を超えて三国志の戦いに身を投じ、歴史を体験してみてください！

・【１】長坂の戦いで劉備軍に参加する

・【２】赤壁の戦いで孫権軍に参加する