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琥珀に奪われた生命 前編

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琥珀に奪われた生命 前編

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シナリオガイド

琥珀に閉ざされた、人々の命。生贄のもと、刻かき乱さんとする者たちを、止めるのだ。
シナリオ名:琥珀に奪われた生命 前編 / 担当マスター: 640

 
−暗躍する未来人−
 
  
 最低限の明かりのみの、薄暗いニルヴァーナ創世学園の一角。
 暗いその部屋で。山葉 涼司(やまは・りょうじ)は最近、ニルヴァーナに頻発している通り魔事件について、報告書に目を通し対策を練っていました。

「これは、単なる通り魔ではない」
 
 既に犠牲者の数は二桁に上っています。
 その手口はどれも同じ。犠牲者たちは皆一様に、命そのものを吸い取られたように昏倒し、今も眠り続けています。
 目撃者たちが口を揃える襲撃者の共通点──それは全身を覆う不思議な質感のローブと、そしてその手に握られた宝石のようなもの。
 前者は、目撃者や、調査を担当した者たちの中にいた未来人の証言によると、この時代には存在しない素材。つまり犯人は未来人の可能性が高い。それも事件の範囲から、複数犯による犯行。
 そして後者の宝石についてはまさに今、涼司の読み耽る報告書と、データとにその正体が記されていました。
 
 その宝石が光ったと思った瞬間、それを浴びせられた相手は昏倒していた。そんな特徴がデータと一致している──目撃者の証言からも、間違いありません。

「『吸命の琥珀』、か」
 
 ニルヴァーナに無数に存在する遺跡。そこから発見されたデータと、それは特徴がぴたりと一致していました。
 犯人たちの掲げた宝石、それは琥珀。ある特殊な樹液より生成されたそれは、人の命を文字通り吸い取る、『吸命の琥珀』。そしてそれは人の生命そのものを代価に稼働する古の巨大演算装置『魂の牢獄』のための、生命収集端末でもありました。

「奴ら、一体なにが目的だ……?」
 
 犯人を捕らえ早急に、手を打たねばならない。犠牲者たちの命を、とり戻さなくては。多少強引な手段も必要かもしれない。そう考え込んだ涼司のもとに、内線の通話が舞い込んできます。
「俺だ、どうした」
 そしてそれは彼の予測通り、良くない報せでした。
 
 
−香菜の焦り、ルシアの不安−
 
 
「あの子を……囮に使うってこと……?」
 ルシア・ミュー・アルテミス(るしあ・みゅーあるてみす)は、昏々と眠り続ける詩壇 彩夜(しだん・あや)の病室を駆け出て行った夏來 香菜(なつき・かな)を止められませんでした。
 香菜が、彩夜をニルヴァーナに招待していたこと。その彩夜が、通り魔の犠牲となったこと。自身を庇い倒れた彩夜に、彼女がその責任を感じていたこと。ルシアは知っていました。
「香菜だって、怪我してるんですよ!?」
 だから、涼司に連絡したのです。
 しかし返ってきたのは、「香菜を狙ってくる犯人を確保する」「香菜を厳重にガードする」とうふたつの要点のみ。
 
 ──たしかにそれが今はベストなのかもしれない。しれないけど!!
 
 頭に血の昇っている香菜を、ひとりにはできない。
 眠る彩夜を一瞥し、ルシアも駆け出しました。
 
 さあ、皆さん。香奈を守り、犯人の確保に協力して下さい。
 

担当マスターより

▼担当マスター

640

▼マスターコメント

 
ごきげんよう、ゲームマスターの640です。今回は皆様に、ニルヴァーナを舞台とした事件のシナリオをお送りします。
 
◆事件概要◆
 
この数週間、ニルヴァーナにおいて頻発している通り魔事件に皆さんには向かっていっていただくことになります。
手口は至って簡潔であり、その被害に遭った人々は皆、それだけでは一切の外傷のないまま意識を失い、そのまま眠り続けます。
夜道や、暗がりなど、人目につきにくいところでの被害が多いようです。今回、NPCの詩壇 彩夜もまた、夏來 香菜に招かれ訪れたニルヴァーナにおいて同様の被害に遭い、今も集中治療室に収容されています。
 
◆犯人像◆
 
様々な情報から、犯人についていくつかのことがわかっています。
 
1、未来人、もしくはその技術を得た犯罪者たちであること
2、ひとりではなく、4,5人以上の複数人であること
3、ニルヴァーナの各地に存在する遺跡のどこかに拠点を持ち、『魂の牢獄』および『吸命の琥珀』と呼ばれる古代の遺物を所持していること
4、『魂の牢獄』を稼働させ、未来へと時間移動を試みようとしていること

などが挙げられます。

◆『魂の牢獄』と『吸命の琥珀』◆
 
いずれも、犯人たちの所持しているものです。既にその生産技術は失われており、発見されたのはデータと、犯人たちの所持しているものだけになります。
『魂の牢獄』は人間の生命を満たすことで稼働する巨大な装置であり、「万能器」と呼ばれるほど様々な力を発揮するとされる、膨大な出力を秘めています。
これが稼働すれば奪われた人々の生命は永久に失われてしまいます。犯人たちはこの『魂の牢獄』を用い、時間の移行を狙っているようです。
また、そのための生命を収集する掌大の端末として犯人たちは『吸命の琥珀』を持っています。犯人ひとりひとりが持っていますので、捕らえた際に確保、もしくは破壊することが必要です。
 
◆シナリオの目的◆
 
前編にあたる今回は、

1、飛び出した香菜を含む、街の人々を通り魔から守ること
2、香菜を狙い現われるであろう犯人をはじめ、複数人いる通り魔の現場を取り押さえること
3、捕らえた犯人たちから、彼らの拠点となっている遺跡を判明させること
 
などが目的となります。

◆参加NPC◆
 
ニルヴァーナ創世学園より、山葉 涼司が対策チームの指揮を執っています。
また、そこに設けられた集中治療室にて、詩壇 彩夜が眠り続けています。
街には学園を飛び出した夏來 香菜と、彼女を追いかけるルシア・ミュー・アルテミスが出ていますが、香菜はシナリオガイドのとおり、襲われた際に交戦、負傷しています。彩夜のこともあり、彼女は冷静さを欠いてもいます。
 
 
以上となります。では、皆さんの参加をお待ちしています。
 

▼サンプルアクション

・香菜を追い、彼女を襲ってくる犯人を迎え撃つ。

・犯人を警戒し、街のパトロールを行う

・犠牲者になったパートナーに付き添い、声をかけ続ける。

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2012年11月29日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2012年11月30日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2012年12月04日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2012年12月14日


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