蒼空学園

　シャンバラ地方には、非凡な才に恵まれた者が編入できる「空京大学」があります。
　そこへ編入できる日本人が居ました。

　（読み：しりゅういん−）柿笠院財閥の令嬢である柿笠院　渚（しりゅういん・なぎさ）さんです。

　柿笠院　渚は１７才で、姫カットの黒い長髪。
　背は１５４センチの箱入りお嬢さま。
　珍しもの好きで、世間知らず。
　無邪気で、可憐……かもしれません。

　今日は一日体験入学の日。
　右も左も分からない渚さんのエスコートを頼まれたのは、介護福祉士を目指す王　大鋸（わん・だーじゅ）さんでした。
　外見はいかにもアウトロー（無法者）な感じですが、れっきとした空京大学の在校生なのです。

「王さんも、この空京大学へ編入されたばっかりなんですねっ」
「おっ、おう……そうだぜ」
「編入ともなると友だちもいないので、たいへん助かります」
「なーに、心配ないって。ダチなんてモノはよお、向こうからすぐに湧いて出てくるモンさ。ビビッてないで、俺様みたいにドーンと構えてればいいワケよっ」
「そういうものなんですかあ。ちょっと安心しました」
「ハッハッハァ、ドーンと構えてきゃあイイんだよ」

　するとそこへ魔威破魔　三二一（まいはま・みにい）と浦安　三鬼（うらやす・みつき）がやって来ます。

「あれー、あそこにいるの、王センパイじゃない？　王センパーイっ――って、ちょっと三鬼っ。あんたも挨拶しなきゃダメじゃんっ」
「あ？　んだよ別に、放っておけって……王センパイ、ちーっす」
「何だ？　てめえらも転入してきたのか？」
「違いますよー。てゆーか――あれー？　その子ひょっとして、センパイのカノジョですかー？」
「そっ！？　そんなんじゃねーって。えーっと、何だ、新入りだよ、新入り。転入生だ、なっ、なっ！？」

　渚さんの扱いに戸惑う王さんの姿に、みんなが苦笑を隠しきれませんでした。
　すると、渚さんに目を付けた三二一さんが言いました。

「あんたさあ、空京大学なんてお堅いところなんて止めちゃって、あたしたちと一緒にパラ実で楽しくやんない？」
「私が、“ぱらみ”……で、楽しく？　ぱらみってなんですか？」

　魔威破魔　三二一は、柿笠院　渚を、空京大学ではなく、波羅蜜多実業高校へ転入させようとしているみたいですが……。
　果たして王　大鋸さんは、魔威破魔　三二一さんと浦安　三鬼さんの企みを阻止しながら、空京大学のすばらしさを柿笠院　渚さんへ伝えることができるでしょうか。

　こんにちは、剣　祐名です。
　どうぞよろしくお願い申し上げます。

　今回は、空京大学の体験入学にやって来た柿笠院　渚（しりゅういん・なぎさ）さんを、無事に地球へ送り帰すことが目的となります。

　誰でも参加することができます。

　渚さんを波羅蜜多実業高校へと誘惑する魔威破魔　三二一さんと浦安　三鬼さんが居ます。

　介護福祉に目覚めて波羅蜜多実業高校より空京大学への転入を果たした王　大鋸さんと一緒に、柿笠院　渚さんへ空京大学のすばらしさを教えてあげてください。

　空京大学の施設やカリキュラムは、一般的な現代日本の大学を「蒼空のフロンティア」なりに未来化されたものとお考えください。

　例えば「渚ちゃんを、学食へ誘う」や「部活に勧誘する」、「秘密結社○○とは何たるか、をアピールする」など、むずかしく考える必要はありません。

　渚さんを放っておくと“波羅蜜多実業高校のキャンパスは、シャンバラ全土に決まってるじゃんっ”と言い張る三二一さんや三鬼さんが、渚さんを同校へと誘い込んでしまうかも知れません。

　三二一さんや三鬼さん（王　大鋸さんも？）を、実力行使で撃退することも可能です。

　それでは皆さまのご参加を、心よりお待ち申し上げております。

・空京大学をアピール

・空京島をアピールしたい

・仲間への支援

・渚さんと親しくなりたい

・自分をアピールしたい！