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謎の宇宙人襲来!?

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謎の宇宙人襲来!?

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シナリオガイド

みょんみょんみょん……。未知との遭遇!?牧場にあらわれた宇宙人(!?)を捕獲せよ!
シナリオ名:謎の宇宙人襲来!? / 担当マスター: ユウガタノクマ

 年が明けることを「新春」と呼ぶことはあれど、まだまだ季節は冬。

「へくちっ!」

 冷たい風がびゅぅびゅぅと吹きすさぶ中、雅羅・サンダース三世(まさら・さんだーすざさーど)は寒さに打ち震えていました。
 ここは空京からほど近いところにある小さな牧場です。
 周囲は牧草だらけで風を遮るものは何もなく、ただ立っているだけでも彼女の体温はどんどん奪われていくのでした。
 なぜ彼女がこんなところにいるのかというと……。

「雅羅ちゃん!今から牧場に行こう!搾りできるよ!!!」

 今朝になって金元 ななな(かねもと・ななな)が突然雅羅の部屋に訪れると、開口一番にそう言いました。
 寝起きだった彼女は「……は?」となななの突拍子もない言葉を理解できず、気が付けば半ば拉致されるかのようにここへ連れていかれたのでした。

「おまたへー!」

 牧場の屋台からなななが元気よく走ってきました。
 その両手にはアイスクリームが握られています。

「はいこれ、雅羅ちゃんの分」
「……うう」

 なななが差し出したアイスクリームを雅羅はしぶしぶ受け取りました。

「なんでこんな寒い中、アイスなんて食べなくちゃいけないの……」
「寒いからいいんだよー。それに、ここのアイスは美味しいって評判なんだよね」

 ぶるぶると震える雅羅をよそに、なななは笑顔を浮かべて美味しそうにアイスを口にするのでした。
 そんな様子に雅羅は「はぁ」とため息をつきます。

「それで、なんでなななは私なんか連れて来たの?」
「え?雅羅ちゃんと搾りしたいからだよ?」
「……そんなにを強調しないでよ」

 なななの視線に思わず雅羅は自分の体をぎゅ、と抱きしめます。
 どこからか「もー」という牛の鳴き声が聞こえてきました。

これも災厄体質のせいなのかしら……とにかく、用があるならさっさと終らせて帰り……」

 ふと、雅羅は遠くから妙な音が聞こえてくるのに気が付きました。
 『みょんみょんみょん……』という聞きなれない音がだんだんと近づいてきます。
 ふと空を見上げると、遠くから30台近くの円盤が飛行してくるのが目に入りました。
 それは紛れもない『ポータラカUFO』です。
 やがてUFOの一団は彼女達の目の前を通過すると、放牧されている牛や近くにある畑の真上に到達しました。

「なっ……!」

 雅羅は思わず驚きの声をあげました。
 あろうことかUFOは備え付けのロングハンドを伸ばすと、その手で牛を乱暴に掴みあげたのです。
 さらに他のUFOはハンドで地面を引っかくように動いたり、畑に植えられた生育途中の冬小麦を次々と折っていくのでした。

 UFOに捕まった牛は突然のことに「ぶモー!ぶモー!」と悲鳴をあげながら激しく暴れています。
 慌てて雅羅は近くのUFOに駆け寄ると、ハンドから牛を助けだしました。

「やめなさ……きゃぁ!?」

 しかし、そんな彼女を別のポータラカUFOのハンドが掴みあげます。
 雅羅はあっけなくポータラカUFOに捕まってしまうのでした。

「あなたたちポータラカ人でしょう!?どうしてこんなことをするの!!」

 雅羅はハンドに捕まれながらも気丈に声を声をあげます。
 彼女の言葉を聞いたからなのか、UFO群は急に動きを止めました。 
 そして、

「ワ〜レ〜ワ〜レ〜ハ〜ウ〜チュ〜ウ〜ジ〜ン〜ダ〜」

「……え?」

 ポータラカUFOの一台から聞こえてきた言葉に彼女は呆然としました。

「ワ〜レ〜ワ〜レ〜ハ〜ウ〜チュ〜ウ〜ジ〜ン〜ダ〜」
「ワ〜レ〜ワ〜レ〜ハ〜ア〜ソ〜ン〜デ〜ル〜ダ〜ケ〜サ〜」


 まるで喉を叩きながら喋っているかのように歪な声で、そのポータラカ人はそう言いました。
 たしかにポータラカUFOが荒らした小麦畑を見ると、折られた小麦が何かしらの模様を形成しているようです。
 それはまるでミステリーサークルのようでした。
 地面にも地上絵のような落書きがされています。
 そう、ポータラカ人の一団は「宇宙人ごっこ」をして遊んでいたのでいただけなのでした。

「それでもやっていいことと悪いことがあるでしょう!」

 たしかにポータラカ人達のやることは牧場主や畑の持ち主に対していい迷惑です。
 しかしポータラカ人達はそんな雅羅に言葉を気にもかけず、再び遊びに興じ始めたのでした。

「こらーそこの宇宙人たち!」

 なななは地上でUFOを見上げながら声を張りあげました。

「宇宙刑事なななの目の前で乱暴を行うとはなんて大胆な!そんな悪い宇宙人はなななが退治しちゃうよ!」

 そう言うと彼女は武器を構えて宇宙人(ポータラカ人)へ立ち向かうのでした。

「地球の平和と雅羅ちゃんのはなななが守る!」
「だからそういうこと言わないで!」

 雅羅の恥ずかしげな声が牧場中に響き渡りました。

担当マスターより

▼担当マスター

ユウガタノクマ

▼マスターコメント

ユウガタノクマです。クマーです。今更ではありますが、明けましておめでとうございます。
今回は牧場で「宇宙人ゴッコ」をして遊んでいるポータラカ人達を牧場から追い払うシナリオとなります。
しかもポータラカ人達はひとりひとりが「ポータラカUFO」に乗っているので、UFOの群れを相手にするような様相になると思われます。

しかし、ポータラカ人達はなにか目的があってしているのではなく「ただ遊んでいる」だけです。(捕まっている雅羅や牧場側としてはいい迷惑ですが……)
彼らも満足すれば自然と帰ってしまいますので、あまりシリアスに考えずむしろ「一緒になって遊んじゃえ」ぐらいのつもりで参加されるといいかもしれません。

《牧場について》
空京の近郊にある牧場です。すぐ近くには小麦畑が広がっています。
飼っている動物は牛や馬など、一般的な牧場にいる動物は大抵揃っていると思って構いません。
現在は「宇宙人ごっこ」をしているポータラカ人の遊び場となってしまっており、動物達が逃げ回っている状態にあります。
牧場のスタッフがなんとか落ち着かせて避難させようとしていますが、完了にはまだまだ時間が掛かるようです。


《ポータラカ人達について》
「宇宙人」ともいわれるポータラカ人達(数はおおよそ30程度)が、ポータラカUFOに乗って「宇宙人ごっこ」をして遊んでいます。
姿もそれに合わせたかのように全身銀色の体に大きな黒い瞳をした、小人のような体系をしています。
また、彼らはノリがいいので同じように「宇宙人ごっこ」をしてくれる人には好意的です。
きっと呼応してなにかしてくれるでしょう。

宇宙人ごっこの主な内容:
主に牛を拉致するただそれだけ「キャトルミューティレーション」
牧場傍にある小麦畑の小麦を折って不可思議な模様を形作る「ミステリーサークル」
地面にロングハンドで妙な絵を描く「地上絵」

NPC雅羅・サンダース三世はUFOの一台に捕まっている状態にあります。
またNPC金元なななは雅羅を助けようと宇宙人の対処に励みます。

それでは、皆様もぜひ未知(?)との遭遇を楽しんでみてください。

▼サンプルアクション

・ポータラカ人の「宇宙人ごっこ」を止めさせる

・牧場の馬や牛などを避難させる

・宇宙人ごっこ、いいじゃない

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2013年01月19日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2013年01月20日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2013年01月24日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2013年02月05日


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