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とある魔法使いの飲食騒動

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シナリオガイド

倒す敵は……禍々しい料理!?
シナリオ名:とある魔法使いの飲食騒動 / 担当マスター: 綾瀬 亜紀


前回のあらすじ
 アッシュ・グロッグはある日、主役の座が欲しいとの願いで怪しげな魔術を使った結果気を失い、目が覚めると魂だけが人形に入っている状態でした。
 気を失っている間に、犯人が気を利かせて偽アッシュをシャンバラの各都市へと送りこみました。各都市で暴れているとの苦情が相次いで来たために協力して偽アッシュは撃退されましたが、戻って来たのは外側だけだったのです。



前回の戦いから一ヶ月後……

「はぁ。あれから犯人は何も言ってこない……」
 イルミンスール魔法学校へ行こうと、アッシュ・グロッグ(あっしゅ・ぐろっく)はため息をつきながら繁華街を通っていた時でした。
 何処からか振って来たメモ紙がアッシュの視線を横切ります。
「メモ!?」
 横切った後に、アッシュははっとした表情で舞っているメモ紙を追いかけました。
 すると、どこからかおおーっ! と言う人々のざわめきが聞こえて来たのです。
 何をそんなに騒いでいるんだ。と辺りを見回すと、一つの街頭テレビに人々が集まっていました。
「ちょっと! ちょっとどいてくれ!」
 アッシュが人々の隙間を縫ってテレビへと近づこうとしていた時です。
 空を舞っていたメモ紙がアッシュの手を目掛けて落ちて来たのです。落ちて来たメモ紙を開くと、犯人らしき人物の筆跡で
『今回は内臓を返すことにしたよー。だけど、素直に返すのは面白くないと思ってね。今回も偽物に入れておいたよー』
「えっ?」
 テレビから聞こえて来た観客の歓声にアッシュはテレビの画面に視線が釘付けになりました。そこには見慣れた自分と同じ姿の偽アッシュがホットドッグを頬張っていました。
 テレビには丁度偽アッシュが皿に置いてあるホットドッグを食べきったアップが映っていましたが、司会者が上げた腕とは反対の手が、隣の選手が食べれなかったホットドッグへと伸びたと思うと残されていたホットドッグを口いっぱいに詰め込みはじめました。
 見た事が無いぐらいの自分の食欲にアッシュはあっけに取られたような表情で、どうなるのかとテレビ画面を見つめていました。
 反対側の選手のホットドッグにも手を伸ばし始めた偽アッシュは、司会者とテレビ局のスタッフに羽交い絞めにされながら画面外へと引きずられて行きました。

「アゾート! 聞いてくれ、犯人からメモが来たんだ! それと俺様の偽者がテレビに映ってたんだ」
 魔法学校に戻ったアッシュはアゾート・ワルプルギス(あぞーと・わるぷるぎす)と一緒に居たエリザベートに今見て来た事を説明しました。
「だから今から人を集めて、テレビ局に行けば――」
 いいと思うんだが。とアッシュが続けようとした時です。眼前にアゾートの拳が当たり、アッシュは鼻血を出しながら後ろに倒れました。
「な……何をするんだアゾート!」
「何ってその思考を一旦停止させてあげただけだよ。それに忘れたの? きみの身体はその部位が得意とする物で勝たなくちゃ意味が無いんだよ!」
「そんな設定、前回は聞いてないけど……」
 アッシュは鼻血には気が付かないようで、アゾートに反論をしようとしましたがアゾートは聞いていないようです。
「いい? ボクとエリザベートさまで舞台を造るから、きみはその偽者との戦いに専念するんだ」
 こうしてアッシュは、『史上最強の大食い王は誰だ! in イルミンスール』大会へと強制的に出場することに決定しました。
 何故俺様が……とぶつぶつ呟いていた事は、アゾートとエリザベートの耳には届かなかったようです。

 しかしアッシュは気づいていません。この大会が、地獄の幕開けだという事を。

担当マスターより

▼担当マスター

綾瀬 亜紀

▼マスターコメント

 こんにちは。または初めまして。綾瀬 亜紀といいます。
 今回のシナリオは『とある魔法使いの灰撒き騒動』の続きとなっていますが、独立した話となっていますので前作を知らなくても問題なく参加することができます。よろしくお願いいたします。

 さて補足に移りましょう。
 今回の舞台はイルミンスール魔法学校が主催とした大食い大会を開き、偽アッシュとアッシュをその大会に強制参加させて盛り上げるようです。
 振舞う料理は特に指定はありません。和・中・洋どれを出してもOKです。
 
 と言う事で、考えられるアクションは

1、料理を作って出場者に振舞う。
  ちなみに料理は普通にレストランで出されるような料理……ではなく、偽アッシュの胃袋を攻撃できるような料理が望ましいです。
  料理に使う食材や道具は会場に用意されていますので、何を使用しても構いません。また持ち込みもOKです。

2、大食い大会の参加者になる。
  胃袋を攻撃できるような料理が出されるはずですので、強靭な胃袋の持ち主を募集しています。遺書の準備をして臨んでください。
  意識を完全に失ったら、遺書が読まれるかもしれません。
遺書の例……「犯人はヤス」「インド人を右に」「アッシュだけは許さない」「ところで俺の遺書を見てくれ。こいつをどう思う?」
      「俺の部屋のHDD、というか部屋ごと爆破を頼む」
       
3、アッシュが戦線復帰出来るように回復させる。
  戦う彼らを気持ちよく送り出してあげましょう。手段は物理的でもお薬でもなんでも使いましょう。

4、大会を観戦する。
  観客として観戦をして大会を楽しみます。


◆登場NPC 

 小暮 秀幸:同期として呼ばれました。参加者となるようです。
 
 高円寺 海:小暮同様同期として呼ばれました。参加者となるようです。
 
※エリザベートはガイドに登場していますが、忙しい為リアクションには登場しません。
また、黒幕も別の場所に居る為こちらから手出しをすることはできません。彼女らに関するアクションは失敗となります。ご了承ください。
 
・大食い大会ですので、エリザベートから称号が出るかもしれません。

 それでは、皆様のアクションをお待ちしております。

▼サンプルアクション

・料理を作って出場者に振舞う。

・大食い大会の参加者になる。

・アッシュが戦線復帰出来るように回復させる。

・観客として大会を楽しむ

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2013年05月21日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2013年05月22日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2013年05月26日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2013年06月05日


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