今回のシナリオ担当の夜月天音になります。
前回、前々回に続き、正体不明の魔術師シナリオとなります。
今回は解決に向けての準備をするシナリオとなります。重要な仕事を任されたにも関わらず双子は相も変わらず仕事を中断して勝手気ままに動いています。ガイド内に登場しませんでしたが、名も無き旅団の復元は鋭意進行中です。
正体不明の魔術師・名も無き旅団についてはマスターページを参照下さい。
真面目に仕事をしたり宝探しや探検をしたり双子を引きずり回しても構いません。
下記は、シナリオガイド内に登場した報告書となります。
===
【現在、イルミンスールを騒がしている正体不明の魔術師についての報告】
通称:正体不明の魔術師、または魔法使いさん
姿形:漆黒のローブをまとい、フードを目深に被り顔は不明。会話が出来るため多少の意思はある模様。
特徴:同じ事件を機械的に幾度も繰り返す。現在イルミンスールが主な事件発生地となっている模様(しかし、発生理由に関しては調査中であ
る)。事件内容と事件発生間隔は同じだが、発生場所はそれぞれ違う(詳細は名も無き旅団を参照)。
■4度目の事件にて明確になった事項は以下。
これまでサイコメトリでの読み取りは不可能であったが、今回読み取る事が出来たのだが、その意図は不明である(関係者によれば、正体暴きし者に興味を持ったか暴かれる事に恐れた罠ではないかと)。
■特殊な存在については以下。
幽霊でも人でもなく形がありながら幻のような存在であり、事件発生時巨大な魔力を感じたとの証言あり。そこから推測し、おそらく魔力だけの存在ではないかと思われる。少なくとも人外である事は確かである。
生者か命、何かの思いに惹かれているの証言の裏付けは未だ不明、特徴の項を考慮すると無計画にただ干渉しているだけとも思われる。惹かれる理由についても同じく不明であるが、特徴を考慮すると虫が明かりに引き寄せられるものだろうか。
■5度目の事件の場所についての推測は以下。
取り壊し予定の遺跡の可能性有り。
その理由については、
80、100年前にて取り壊し予定の元魔法関係者の屋敷などに現れては去り、去った後は空間が歪まされ人を迷わせたとの記述が資料にあるため。しかし、それがいかなるものかは不明である。出現理由については不明だが、遺跡には魔法、魔法に対しての執念に近い思いや記憶があるためだろうと推測されるが、詳細は現地調査後にて。
収集された情報の確認作業は現在も続行中だが、現時点での報告は以上である。
===
【遺跡について】
・昔、魔法中毒の研究者達が日毎、様々な魔法の研究を行なっていた巨大な遺跡です。
しかし、所有者は亡くなった後、長い年月を経て保管された魔法薬が変質し、遺跡内に漏れ出してしまいました。
変質した魔法薬は触れた動物を狂った怪物にしてしまう物となり、遺跡はすぐに取り壊される事になったのですが、内部に漂う魔法薬の効果が
失われるまで手を出す事が出来ず、長く封印されてきました。
・内部には、書物、レシピ、栽培している素材、魔法薬などの遺物、魔法的な仕掛けなどがある他、白骨化した研究者達や怪物化した動物もいま
す。
・現在でも魔法薬の臭気が漂っていますが、今は効果が失われているため無害です。
【研究者達について】
・魔法を溺愛し、魔法以外には興味を抱かぬ魔法が人生の全てだった者達であるとか魔法と関わり過ぎて魔法から離れたくても離れられない依存
症的なものに陥った者達ではないかと言われています。
【エリザベート達・双子の動向について】
・エリザベート達は必要であれば、出向します。
・双子は仕事を放置してお宝探しをしています。声をかければ一緒に行動しますので一緒に宝探しをしたり仕事に引きずり戻しても構いません。