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【ダークサイズ】謎の光の正義の秘密の結社ダークサイズ 壱

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【ダークサイズ】謎の光の正義の秘密の結社ダークサイズ 壱

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シナリオガイド

久方ぶりのダークサイズも最終章突入!
シナリオ名:【ダークサイズ】謎の光の正義の秘密の結社ダークサイズ 壱 / 担当マスター: 大熊 誠一郎

 【ニルヴァーナ】にある【創生学園都市】。
 その一画に、【オリュンポス秘密研究所】なる謎の研究所があります。
 一人の男が大地を踏みしめ、研究所前に立ちました。
 彼は真っ赤なマントをたなびかせ、頭の軍帽を右手でくい、と押さえます。
 男は扉に手をかけると勢いよくそれを押し開きました。
 外からの光を背に、中にいる人々に向かって彼はこう言いました。

「待たせたな……!」
「待たせたな、じゃないわよーーーーっ!!!」

 魔女っ子サンフラワーこと秋野 向日葵(あきの・ひまわり)が、彼、いやダークサイズの大総統ダイソウ トウ(だいそう・とう)の後頭部を、ジャンピング回し蹴りで蹴とばしました。
 向日葵はダイソウに飛び乗ってマウントポジションを取ると、彼の顔をグーで殴りながら叫びます。

「あんたどこ行ってたのよ! 七か月よ七か月! こんなにほったらかしていいと思ってんの!?」
「うむ、大変遺憾に思っている」
「他人事みたいに言うなーっ!!」

 ダイソウなりの謝罪の言葉でしたが、向日葵には火に油。彼女の勢いは止まりません。
 見かねた超人ハッチャンが向日葵と止めに入ります。

「まあまあ……閣下もこうして謝ってるんだから」
「ハッチャン! あんたも一言言ってやったらどうなの?」
「いやー、やっと戻ってきたんだしいいかなって」
「それよりクマチャンよクマチャン! 何もかもあいつのせいなんだから」
「うむ、そう思って念のため連れてきた」

 ダイソウが指をさすと、そこには【イレイザー】の魂と融合し、リニアモーターカーの運転手となったクマチャンが立っています。
 向日葵は顔を上げ、

「あんたね、土下座の一つでもしないと収集つかないんだからね!」
「…………発射シマァース……」
「むかつくーっ!」

 向日葵の怒りは収まりませんが、なにはともあれ。
 ダイソウは立ち上がり、軍帽のつばからのぞかせた瞳を、鋭くイコンに向けました。

「ようやく手に入れたダークサイズ専用イコン……これの再起動パスワードを手に入れなければならぬ

 彼の目の前には、うんともすんとも言わなくなったイコンが立ち尽くしています。
 ダイソウはマントを翻し、ダークサイズのメンバーに向かって言い放ちます。

「そしてパスワードを手に入れるには、謎の光の正義の秘密の結社ダークサイズとして、何か良いことを行うことが条件なのだ」
「ずいぶん久しぶりに帰ってきたと思ったら、いきなり本末転倒じゃのう……」

 ダイダル 卿(だいだる・きょう)がそう言って頭を掻き、
 選定神 アルテミス(せんていしん・あるてみす)は嬉しそうな笑顔を冷静な言葉で隠しつつ、

「ダイソウトウさまが戻っていらしたのだ。何の不満があろう」

 と、選定神としての威厳は保ったままです。
 ダイソウがいない間【ホテル アルテミス】で温泉三昧だったキャノン ネネ(きゃのん・ねね)と、その妹キャノン モモ(きゃのん・もも)が戻ってきて言います。

「あらダイソウちゃん、やっと戻ってきましたのね。モモさん、わたくしたちの長い温泉の日々も、今日でおしまいのようですわ」
「温泉に浸かっていたのは、ほとんどお姉さまだけじゃないですか……」

 向日葵が口を開きました。

「で? 具体的にどうするっていうのよ?」
「ふむ……」

 向日葵の議題の提案をきっかけにダークサイズの面々が考え始めると、秋野 ひなげしが向日葵の肩を引いて耳打ちします。

「か、母さん。俺たちはダークサイズを止めるためにいるんだろ。会議に参加してどうするんだよ……」
「は! そうだった! すっかり忘れてた」

ゴゴゴゴゴ……

 そこに突如、地鳴りのような大きな振動が響き渡り、その直後、外から恐ろしげな声が聞こえてきました。

『時は満ちたようだな……』

 ダークサイズと向日葵は、何事かと外へ飛び出します。

「な……あれは……!」

 と、ダイダル卿が驚くのも無理はありません。
 彼らが見上げる上空には、なんとダイダル卿の本体が浮かんでいたのです。

「なぜわしの本体が……?」

 ダイダル卿の疑問に答えるかのように、本体からも声が聞こえます。

『簡単な話じゃ。わしの魂がここにおるのだからな』
「!?」

 本体から聞こえてくるのも、ダイダル卿の声そのものです。

「あれもわし、これもわし? 何がどうなっとるんじゃ……」
「私は、謎の闇の悪の秘密の結社ダークサイズの大総統……」

 続いて、ダイダル卿本体の上に一人の男が姿を現し、言いました。

「ダイソウトウだ……」
『だ、ダイソウトウが二人ー!?』

 地上のダークサイズが驚くのを見て、上空のダイソウがフッと笑みを浮かべて言います。

「驚くのも無理はない、過去の、いや、異なる時間軸にいる私よ」
「異なる時間軸、だと……?」

 地上のダイソウが反復すると、さらに上空のダイソウがニヤリと笑い、

「細かい説明はよかろう。お前の役目は終わり、あとは死を与えられるのみ。お前の時間軸で作られたイコンを、こちらの時間軸の私が操ることで、ついにダークサイズは完成するのだ」

 上空のダイソウが言うには、ひなげしの未来でニルヴァーナを支配したダークサイズは、二つの時間軸を混合したものだったのです。
 上空のダイソウはさらに、

「そして、迎えに来たぞ、我が愛しの妻よ……」

 と、向日葵を指さします。

「はぁ!? あたし??」
「フッ。私の目的は、イコンの回収と、お前を迎えに来ることなのだ」

 それを聞いて、ハッチャンが思わずアルテミスに目を向けます。
 アルテミスは今にもはちきれそうな青筋を額に浮かべ、上空に顔を向けました。

「では……さぞかしそちらの我はへそを曲げておるでしょうな……」
「ふん、怒ってなどおらぬ。アルテミスは、いや、大幹部も総帥も、キャノン姉妹も、喜んで我が血肉となってくれた……このようにな……!」
「!!」

 上空のダイソウが手をかざすと、そこからアルテミスの魔力がほとばしり、波動となって地上のダイソウを吹き飛ばしました。

「ぐは……っ」

 研究所の壁に叩きつけられた地上のダイソウは、もんどりうって口から血を吐きました。

「か、閣下が吐血!」

 今までどんなにフルボッコにされてもケガ一つなかったダイソウが、大きなダメージを受けています。
 上空のダイソウは自分の力を確かめるように拳を握り、

ダイソウトウを傷つけられるのはダイソウトウのみ……」

 てっきりギャグで平気なのだと思っていたのですが、これには地上のダイソウも、

「そんな設定があったとは……」

 と、驚きを隠せません。
 上空のダイソウは止めとばかりに手をかざしますが、地上のダイソウも負けじと立ち上がりました。

「私のイコンも、我が強敵(とも)サンフラちゃんも、ニルヴァーナも渡さぬ。立ちはだかる者は、たとえ敵が別の自分であろうとも、戦うのみ。私は謎の光の正義の秘密の結社ダークサイズの大総統、ダイソウトウだ……!」
「よかろう! 私のダークサイズは、二つの時間軸の世界を支配する! 私が率いるモンスターどもに蹂躙されるがよい!」

 と言うアナザ・ダイソウトウの後ろには、ビーストマスターとして手なづけた、数多くの魔物たちが控えていたのです。
 ダークサイズとニルヴァーナを守るため、モンスターたちを倒し、アナザ・ダイソウトウをやっつけましょう!


担当マスターより

▼担当マスター

大熊 誠一郎

▼マスターコメント

みなさんこんにちは、大熊誠一郎です。
大変、大変お久しぶりです。
そしてダークサイズも、突如最終シリーズに突入です。
イコン再起動パスワードを手に入れるため、正義の味方として別の時間軸のダークサイズからニルヴァーナを守ります。
シリアスなガイドとなりましたが、もちろんいつものダークサイズモードはありです。

・今までのダイソウトウはダイソウトウ、別時間軸のダイソウトウはアナザ・ダイソウトウと表記します。
・別時間軸のダークサイズは、アナザ・ダイソウトウとアナザ・ダイダル卿(本体)、そしてビーストマスターとして手なづけたモンスターとなります。
・戦いたいモンスターを、蒼空のフロンティア内のすべてのモンスターの中から指名して戦うことができます。モンスターを一種類指名し、戦略を記してください。
・ダイソウトウを傷つけられるのはダイソウトウのみとなります。ダイソウトウを倒したい場合は、別のダイソウトウと行動を共にしてください。
・アナザ・ダイソウトウは、ギャグには乗ってくれません。

▼サンプルアクション

・別時間軸のダイソウトウを倒す

・モンスターと戦う

・ダークサイズイコンを守る

・秋野向日葵を守る

・アルテミスを慰める

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2014年02月18日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2014年02月19日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2014年02月23日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2014年03月11日


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