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種もみ学院~荒野に種をまけ

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シナリオガイド

枯れた大地に種と水を。君のぬくもりが、いつか大きな緑になるから。
シナリオ名:種もみ学院~荒野に種をまけ / 担当マスター: 冷泉みのり

 シャンバラ大荒野にある種もみの塔屋上に陣取るパラ実分校種もみ学院。
 そこに集まった分校生は、ジークリンデ・ウェルザング(じーくりんで・うぇるざんぐ)がもたらした知らせに興奮していました。

「みんなの働きが評判になって、この学院宛ての寄付がたくさん来たの。それで各オアシスを調査して必要物資を用意したのよ。現金より物資がいいって言うから。そこで、みんなにはその物資の輸送をお願いしたいの」

 ジークリンデの頼みに、チョウコは二つ返事で頷きました。

「任せとけ。最近、荒野には変な賊がいるらしいからな。あたしらがしっかり届けてやる」
「私も、巨獣を操る賊が出ると聞いたわ。充分気をつけてね」
「その二つの賊ってアレだろ。スーパーパラ実生パラミタ愚連隊

 会話に加わってきた種もみ生の発言にチョウコは頷き、ジークリンデはきょとんとしました。
 チョウコが説明を始めます。

「蒼きアーガマーハだよ。スーパー種もみ剣士とかいるだろ」

 なるほど、とジークリンデは驚きと共に頷きます。
 想像力豊かなパラ実生が蒼きアーガマーハを無駄遣いして遊んでいるとは聞いていましたが、それがここ最近増えた賊になっているとは思っていませんでした。

「へへっ。実はオレ、スーパーパラ実生なんだぜ!」
「あ! だから髪を金色にして逆立ててたのか! 俺にもくれよ」
「やだよ。これは女の子誘うのに使うんだから」
「無駄だ無駄。一つでいいから」
「てめーで作れよ」

 二人の言い合いはすぐに喧嘩に発展しましたが、いつもあることなので誰も止めませんでした。
 チョウコも憧れるように言いました。

「巨獣か……。パラミタ愚連隊になったらイイ男を捕まえられるかな」
「さ、さあ……。ところで、カンゾーさんは?」

 その質問に、チョウコは浮かない顔で答えました。

「でかけてる。ジンベーから呼び出しがあってね。ケリつけに行ってくるって」

 ジンベーとはカンゾーとは同郷の者で、カンゾーの過ちでオアシスを失って以来しつこく付け狙ってくる男です。
 ジークリンデは嫌な胸騒ぎを覚えました。

「二人が会うのはどこで?」
「さぁね。けど、ケリをつけるってんなら、二人がいたオアシスがあったところじゃないかな」
「誰かに様子を見に行かせたほうがいいと思うわ。ジンベーもアーガマーハを使っているかも」
「余計な世話だと思うけど、アンタがそう言うならうちの連中から数人出しておくよ。あたしは物資輸送班をまとめる。状況は知らせるから」
「わかったわ。私はここにいるわね。何かあったら連絡ちょうだい」
「ああ。そっちも、もしカンゾーから連絡あったら教えてくれ」


 種もみ学院生達は、それぞれ武装させたデコトラや軽トラック、馬車などで物資輸送に出かけました。

 チョウコ達が出かけてしばらくすると、熾月 瑛菜(しづき・えいな)が種もみ学院を訪ねてきました。

「あれ、校長センセがいる……。みんなは?」

 ジークリンデが状況を説明すると、瑛菜は残念そうにため息をつきました。

「前に頼まれた短編映画のBGMができたから聞いてもらおうと思ったんだけど。そういう雰囲気でもなさそうだね」
「そんなことないと思うわ。──そうね、仕事を終えて帰ってくるみんなを迎える準備でもしましょうか」
「お、いいねぇ。あ、言い忘れてた。最近、種もみ生を狙う賊が出るって噂になってんだよ。チョウコ達、大丈夫かな」
「何ですって!?」

 ジークリンデは、ふとあることに思い至りました。
 スーパーパラ実生、パラミタ愚連隊も種もみ生を狙っているのでは、と。
 ジークリンデは急いでチョウコの携帯にかけました。
 すると、

「悪ぃ、今、逆立った金髪連中に熱烈大歓迎を受けてて忙しいんだ。あたしも目覚めるべきか!? つーわけで、後でな!」

 と、早口に言われて切られてしまいました。
 短い通話の背後に怒号やら物騒な金属音やらが響いていたのを、ジークリンデは聞き逃しませんでした。
 彼女の様子から瑛菜も事情を察しました。

「あたしも行くよ。みんなが行く予定の場所を教えて」
「私も行くわ」
「ダメ。あんたはここで入ってくる情報をまとめてて。そんで、あたし達を支えてよ」

 そう言い残して行ってしまった瑛菜を見送ったジークリンデは、重いため息をついて椅子に腰かけた後、素早く気持ちを切り替えました。

「ここ、パソコンないのよね……」

 ジークリンデは筆記用具を用意し、今わかっていることを書き出しました。

担当マスターより

▼担当マスター

冷泉みのり

▼マスターコメント

こんにちは、冷泉です。
種もみ学院シリーズは、ひとまずこれが最終話となります。
この後は、番外編にあたるお祭り系シナリオを予定しています。

このシリーズにおいて、以前に地球から移住者を連れてきた方は、アクション中に移住者の現在の様子を書くことができます。
「こんなふうであってほしい」などありましたら、ぜひ書いてみてください。

それでは、今回もよろしくお願いします!

▼サンプルアクション

・オアシスに物資を届ける

・種もみの塔からみんなを支える

・巻き込まれてしまった

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2014年06月09日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2014年06月10日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2014年06月14日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2014年06月25日


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