黒留 翔です。
今回のシナリオは前・後編を予定しております。
最終決戦(?)間近なため思い切ってフラワーリングを飛び出してみました。前編は探索と情報収集がメインになりそうですが、出来るだけ緊迫感を持って臨みたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
■前回のあらすじ■
『灰色の棘』に属する5人の男たちが、彼らの頭であるソーン・レナンディの凶行を止めるよう依頼してきました。拉致した富豪とその周辺の人物に対してソーンが行っている狂気じみた人体実験を止めさせたいのだと彼らは言い、カイ・バーテルセンはその依頼を受けることとしました。
一方で記憶を取り戻したリト・マーニは、大切な弟の魂が宿る『緑の機晶石』をソーンが所持していることを知り、カイに同行を願い出たのでした。
■登場人物&用語等■
・リト・マーニ……前回、自身が『煌めきの災禍』と呼ばれる機晶精霊であることや、弟の存在について思い出すことが出来ました。加えて、騙されて人体実験を施されたという記憶も戻りましたが、実験内容自体は拒絶の気持ちが強いためか忘れてしまっています。現在は弟の魂が宿る【緑の機晶石】を奪還することに燃えているようです。
・カイ・バーテルセン……自らの不用意な言葉のせいでリトが集落を出るきっかけを作ってしまったことを悔やみつつ、今回妙に彼女が突っ走り気味であることを案じています。島まで来るのに案内役が必要だったのと、集落に懸念材料を残しておくわけにはいかなかったため、今回の旅には『灰色の棘』の男たちも同行させました。
・『灰色の棘』……機晶精霊『煌めきの災禍』として封印されていたリトを奪おうとした集団です。首謀者のソーン・レナンディを止めてくれ、という配下のチンピラ5人衆はこの島の有力者をさらったようですが……?
・緑の機晶石……リトの弟・ヴィズの魂が宿っている機晶石です。『煌めきの災禍』事件以来ソーンに強奪されたままですが、リトはその奪還を固く誓っています。
■行動可能な範囲と注意点■
街から廃屋までは海岸線沿いに歩いて丸一日分ほどの距離を想定しております。
街の面積はそれほど広くありませんが、暮らしに必要と思われる施設や設備はそこそこ整っています。
街中では町長の家、さらわれた富豪の家、港とその近くの市場、裏通り、飲食店、図書館等々で行動していただくことが可能です。情報収集を行っていただいた場合原則として何の情報も得られない=ハズレの場所は無しとしますが、同一PCが複数の場所で同様の行動を取った場合得られる情報はそれぞれ薄くなります。これは「時間をかけて相手から情報を聞き出す」ことが出来なくなるためです。
また、前回までの舞台であった『フラワーリング』内におけるアクションも可能ですが、その場合MC・LCは共に集落内に居るものとして扱わせていただきます。どちらかが港街で他方が集落、というアクションはNGとなりますのでご了承ください。
※今回は集落に居るが後編ではカイたちと合流する(またはその逆)、ということは可能です。あくまで今回、次回それぞれのシナリオの中でMCとLCの行動の場を揃えていただくことが重要となります。