黒留 翔です。
いよいよ正念場。森の聖霊シリーズも今回で最終話(予定)となりますので、気合を入れて担当させて頂きます。
今作は前編からの続きとなっておりますが、後編から新たに参加していただくことも可能です。
また、今回のシナリオでは登場人物が命を落とす可能性がございます(PC除く)。スプラッター的な要素はありませんが、場合によっては複数人が絶命することもあり得ますので苦手な方はご注意ください。
なお、その死を回避または阻止する場合には、「誰を一番助けたいか」を考えた上でアクションを書いていただくのがおススメです。不特定多数を相手にするものよりは、対象を特定の人物に絞ったアクションの方が、成功判定が出やすくなります。
■これまでの出来事■
マスターページに経緯など時系列順にまとめてあります。必要な方はお手数ですがそちらをご確認ください。
シナリオ中に明らかになったことのみを載せておりますので、不要な方はお読みいただかなくても結構です。
■登場人物&用語等■
・リト・マーニ……弟の魂が宿る【緑の機晶石】を奪還するため遺跡に向かいます。「弟を殺したのは貴女だ」というソーンのメッセージに、何か思う所があるようですが……?
・カイ・バーテルセン……【緑の機晶石】のことよりもリトの方が気掛かりなので、本当はあまり遺跡に向かわせたくないと思っています。遺跡内で危険に巻き込まれた場合には、まず彼女を逃がすことを優先します。
・ソーン・レナンディ……以前『煌めきの災禍』として封印されていたリトをさらおうとした上、【緑の機晶石】を奪っていった青年です。遺跡の奥に引きこもった彼の目的は、姉の命を救うことだったようですが……。
・ハガル・レナンディ……ソーンの姉で唯一の理解者でもあった彼女は、疫病が蔓延した際も医者として最期まで灰色の島に残り、薬の開発を行っていました。帰島したソーンの腕の中で意識を失って以降、何年もの間カプセルの中で眠り続けています。
・H-1……ハガルによく似た姿の女機晶兵です。現在彼女の中に感情や意志といった「心」に相当するものは存在せず、「ソーンを護り助けること」のみを自らの行動原理としています。何かを感じ取ることは出来ませんが、言葉を理解することは可能なようです。
・『灰色の棘』……かつてソーンに命を救われたチンピラ5人衆は、カイらと共に灰色の島までやってきました。現在の彼らに悪事を働く気はないので、指図すればそれに従ってくれます。
・緑の機晶石……リトの弟・ヴィズの魂が宿っている機晶石です。『煌めきの災禍』事件以来ソーンに強奪されたままですが、リトはその奪還を固く誓っています。
■行動可能な範囲と注意点■
前編の舞台であった港町にやり残したことがある方は、そちらでも行動していただけます。
また、前回同様『フラワーリング』内におけるアクションも可能ですが、その場合MC・LCは共に集落内に居るものとして扱わせていただきます。どちらかが灰色の島で他方が集落、というアクションはNGとなりますのでご注意ください(港町についても同様です)。
以下PL情報として、灰色の島及び遺跡について簡単に触れておきます。
灰色の島に存在する集落はソーンの育った村のみですが、こちらも現在は無人となっています。前編にて薬の入手に成功しているため疫病に罹患することはありませんが、通常時はそのリスクが極めて高いので島に渡航してくる人もいない状態です。そのため基本的にはカイ&リトらと別ルートによる入島は困難であり、薬のない状態で灰色の島を訪れた場合には疫病によるペナルティを受けることになるため、おススメ出来ません。
【村について】
村は船着き場から延びる通り沿いに広がっており、そこから真っ直ぐに進むと遺跡のある崖に突き当たります。ソーンとハガルはかつて船着き場近くのあばら家に暮らしていましたが、ハガルが女医として働くようになると診療所を職場兼住居として使うようになりました。
【遺跡について】
地震で崖が崩れた際に地上部も少し露出はしましたが、基本的には地下となります。何層かには分かれていますが、ほぼ一本道の地下遺跡です。内部は暗いので足元にお気を付けください。