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【蒼フロ3周年記念】小さな翼

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【蒼フロ3周年記念】小さな翼

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シナリオガイド【イコン参加可】

パートナーを救うための、譲れない戦い!
シナリオ名:【蒼フロ3周年記念】小さな翼 / 担当マスター: 有沢楓花

空京、聖アトラーテ病院。

ニルヴァーナでのインテグラルとの戦いで重傷を負った、エリュシオンの皇女アイリス・ブルーエアリアル(あいりす・ぶるーえありある)は、契約者の治療で有名なこの病院に搬送されました。

しかし。

「体が……蝕まれていくだと!」

病床のアイリスは体が変色し、
自らが“別の何か”に変じていくのを感じていました。


“シャクティ化”が始まったか。
契約者には起こらないはずだが、進化しおったか!)

ベッドの上に出現したのは発光する犬。
ポータラカ人の吉井 ゲルバッキー(よしい・げるばっきー)です。

その姿を見てアイリスは冷笑しました。

「ニルヴァーナの亡霊よ。
シャクティ化とはインテグラルと呼ばれる、“アレ”になるということか。

僕以外の者にもシャクティ化は起こり得るのか?
今回ぐらいは、まともに答えてほしいな」

(安心しろ、他の者がシャクティ化する事はまず、ない)

「そうか……。
 僕は、どうすればいい?」

自害するのだ。幸い、完全にシャクティ化するまでには少しの時間がある。
……今なら自らの意思で命を絶つことが出来る)

「自害は出来ないね」

(パートナーを気にしているのか)

「いや。瀬連は強い子だよ。
……僕が死んだとしても、ロストのショックを乗り越えてくれる。

だが、瀬連なら僕を助けるために全力を尽くすはずだ。
その助けが来るまで、僕は、抗いたいんだ……」

(よかろう。
絆の向こうに奇跡はあるのか、見届けよう)

「ああ」

直後、アイリスは気を失ってしまいました。

(真面目な話をすると眠くなっちゃうんだ)

ゲルバッキーも気を失ってしまいました。

その後、聖アトラーテ病院では多くの患者や機材の避難が始まりました。

そして、病院の周囲にはイコンが配備され、
インテグラルと化したアイリスに攻撃を行う準備が整えられたのです。

アイリスはエリュシオンの皇女ですが、インテグラルを放置すれば、パラミタそのものを滅ぼしかねません。
帝国も作戦に異論をはさまなかったのです。

◆◆◆


そして、2時間後。

「みんな、集まってくれてありがとう。
……瀬連、アイリスを助けたいの!」

アイリスのパートナー高原 瀬連(たかはら・せれん)は、友人である、

山葉 涼司(やまは・りょうじ)
リンネ・アシュリング(りんね・あしゅりんぐ)
李 梅琳(り・めいりん)
ルドルフ・メンデルスゾーン(るどるふ・めんでるすぞーん)
王 大鋸(わん・だーじゅ)

に助けを求めたのです。

「瀬連の頼みなら何でも聞いてやりたいが、
俺たち6人でどうするんだ?」

「リンネちゃん分かるよ!
“私たち6人でないと出来ない事”あったじゃん!」


山葉の疑問に答えたリンネの言葉に、一同はハッとしました。

「まさか、あの技を試そうっていうの?」

僕ら6人の合体必殺技“小さな翼”
対闇龍用に考えていたが、間に合わなかったあの技を」

梅琳とルドルフに瀬連は深く頷きました。

「うん。アイリスにあの技を使えば、きっと元に戻ってくれると思うの」

「悪かねえなあ、瀬連!

俺達6人の力を合わせて、アイリスを救う!
……熱いなあ、やってやろうじゃねえかっ!」

「だが、勝算はあるのか?
……インテグラルはアイリスたちが満身創痍でようやく倒した相手だ」

「うん、あるよ。
今のアイリスからは“あの子”と同じ感じがするんだ。

だから……ウッ!!」

瀬連はユグドラシルの地下に眠っていた
巨大なイコンを思い浮かべました……そして。

「瀬連ちゃん!」

「……大丈夫、だよ」

瀬連は血を吐きました。
アイリスのダメージが瀬連にも響いていたのです。

一方、アイリスの周囲にはイレイザー・スポーンが出現し、
更にはスポーンが融合し巨大スポーンとなったものまでも現れ、病院から飛び出て来たのです。

「このスポーンの群れを抜けてアイリスの元に行かなきゃならないのか」

「厳しいわね。瀬蓮のダメージが深刻な今、私たちだけでアイリスの元へ辿り付き、“小さな翼”を放つのは、おそらく不可能……」

「俺たちだけの力じゃ駄目なら――」

瀬蓮たちは皆へ助けを求めたのでした。

担当マスターより

▼担当マスター

有沢楓花

▼マスターコメント

蒼フロ3周年記念のシナリオ第1弾「小さな翼」をお送りします。

蒼空のフロンティアの最初のキービジュアルで使われた6人がメインで登場するシナリオとなっております。

3年の間に、校長や人妻など様々な人生を歩んでいる6人ですが、
どうか今回も、そしてこれからもお付き合いください。

また、本シナリオは【創世の絆】のペリフェラルシナリオでもあります。
そのため、状況はグランドシナリオ「創世の絆 第二回」の結果を引き継いでおり、
本シナリオの結果はグランドシナリオ「創世の絆 第四回」のシナリオガイドに反映されます。


●シナリオガイドの状況●
シナリオガイドではNPCたちの物語しか描かれていませんが、主な状況としては以下の通りです。

・聖アトラーテ病院で、アイリスのシャクティ化が進行しようとしている。

・しかし、それを止める方法はなく、現在は周囲をイコンが包囲している。

・アイリスを中心にイレイザー・スポーンが出現。
 更にスポーンが合体し、巨大スポーンとなってイコン相手に攻撃を始めた。

・瀬連たちはアイリスの元へ向かおうとしているが、必殺技を使うため、また瀬連に余力がないため、アイリスの元に行くまでの助けを求めている。

となります。

スポーン、巨大スポーン共に病院にある機器、あるいは駐車場の車など体内に取り込み、武器として使ってきます。

またゲルバッキーはアイリスの近くで気絶しているはずですが、詳細は不明です。


その他の状況は以下の通りです。

・被害拡大を抑えるため、病院を中心とした地区を取り囲むように簡易なバリケードが築かれ、通常のスポーン用にも防衛線が敷かれている。
 この範囲以上の避難を間に合わせることは難しいため、スポーンに、ここを突破させるわけにはいきません。

・スポーンの群れに阻まれ、孤立してしまい、避難が遅れている人々が居るとの報告あり。

瀬蓮の直感によれば、
アイリスは、シャクティ化を押さえ込もうとしながら、スポーンによる被害拡大を抑えることにも力を割いているようです。
そのため、スポーンの数を減らすのは、彼女がシャクティ化するまでの時間を稼ぐことなどに繋がりそうです。

▼サンプルアクション

・アイリスを……

・イコンで巨大スポーンと戦う!

・防衛ラインを死守する!

▼予約受付締切日 (既に締切を迎えました)

2012年05月31日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2012年06月01日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2012年06月05日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2012年06月21日


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